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一人暮らし3年記念日

今日で一人暮らし開始から3年経ったらしい。
インスタのが教えてくれた(ストーリーアーカイブの3年前の今日というやつ)。


ベッドに座って撮った写真と共に「今日からシティーガール」という一文。


地方育ち、大学まで実家暮らしだった私は、初めて自由で自分だけの城を持ったような感覚だった。


大学時代、「セフレ」の家に頻繁に泊まり、実家に帰らない夜があった私は、何度か一人暮らしを考えたが、
結局、定期代<家賃だったので諦めざるをえなかった。


ついに念願の城が決まってからは、ベッドと家電はニトリの収納付きベッド、クッションや食器はFrancfranc、シーツはザラホーム、鏡や収納はIKEA、などとどこで何を買うかや、部屋の図面を眺めてはどこに何を配置するか、など飽きずにシミュレーションしては城を、持つまでの時間を楽しみに過ごした。


だがいざ城に住み始めて数日、それまでの憧れ、わくわくは砕け散っていった。


毎日着た服や下着の洗濯、お腹が空いたら買い出しと自炊、食べたら洗い物、ゴミが出たらゴミ捨て…
全部一人でやらなければいけなくなった。
今考えれば、というか今考えなくても当たり前だが。


すでに4年長く一人暮らしをしている友人たちのことを尊敬したのを今でもよく覚えている。
新宿のスタバでそれを思ったな、ということまで鮮明に。


そして3月中の土日は特にやりたいこともなく、会える友達もおらず、自由になれた喜びよりも孤独感が勝った。


今思うととてもかわいい悩みというかなんというか。
懐かしくて色褪せて欲しく無い思い出だ。


こんなにやることがいっぱいあるのに、仕事も始まったらどうなってしまうのだろうと思っていたが、なんだかんだ人というのは順応できて慣れるものだ。


というか、全部ちゃんとやろうとしていたが、日々過ごすうちに自分の中で適当を見つけたのだろう。
今じゃ毎日自炊なんてしないし、何でも適当だ。


3年後、自分がすでに転職していて、その後2回も引っ越しをしているなんて想像もしていなかった。
もちろん、こんな世の中になることも。


想像できない未来は面白い。
時に将来が怖くなるが、やっぱり想像通りにいかない未来が面白い。


最近、5年後の将来を考える。
(占いに行ったばかりなので)とても前向きな将来を想像する。
この思うままの将来が訪れたらいいのにな、と毎日考えるが、きっと想像もつかない未来が待っているのだろう。


その時も、その時の今が一番楽しいと思えるように。
少なくともそこだけは想像通りでありますように。

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