政治学が何の役に立つのか
最近ツイッターで「政治学がなんの役に立つのだ」「文系の学問がなんの役に立つのだ」と言われたことに、憤慨するツイートをよく目にするのですが、個人的にはその類の話が出てくると高畠通敏先生の『政治学への道案内』の傑作序文「政治学は何の役に立つ?」が思い出されてくすっと笑ってしまう。二年ぶりに本棚から取り出して読み直したけど、改めて面白い。
「われわれを取り巻く人間環境を『状況』として全体的に把握し、そこから逃避するのではなく、これを『人間の条件』として受け入れながら、なおかつ、『