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日本人ってどんな人?

 僕が目標としている経営者として生きていくとなると、雇われる側から人を雇う側になるということです。なのでまず根本的に日本人の特徴を歴史から理解する事が大切だなとふと思いました。今回は、日本人の特徴からその強みと弱みを知り、どのように活かすのかを僕なりにまとめてみようと思います。

①日本人の特徴

1. 勤勉さ
 日本は長い間農業社会であり、米作りは非常に労力を要する仕事でした。農作業には多くの時間と体力が必要で、努力しなければ収穫を得られないため、自然と勤勉さが求められたそうです。鎌倉時代から江戸時代にかけての武士道の倫理観も、日本人が勤勉になった理由の一つです。武士は「御恩と奉公」といったような忠誠を重んじていましたりこれが勤勉さに結びついているそうです。



2. 協調性
 日本の伝統的な村社会では、共同体の中で協力して農作業を行うことが必要でした。灌漑や田植えなどは一人で行うには困難な作業であり、村全体で協力することで効率的に進められていました。江戸時代の封建制度では、個人よりも集団(家族、藩、村)の利益が重視されました。これが現代の企業や学校などでも協調性を重視する文化に繋がっています。




3. 礼儀正しさ
 こちらも江戸時代に遡ります。当時は儒教の影響が強く、五常の徳(仁、義、礼、智、信)の中でも「礼」が重視されました。これは人々が互いに尊重し合い、秩序を保つための基本的な倫理とされました。茶道や武士道など、日本の伝統文化では礼儀作法が重要視されました。これらの文化が人々の生活に深く根付くことで、礼儀正しさが強調されるようになりました。


4. 忍耐強さ
こちらは現代でもそうですが日本は地震、台風、津波などの自然災害が多い国です。これらの災害に立ち向かい、復興を遂げるべく昔から忍耐強さが鍛えられました。戦国時代の混乱や、第二次世界大戦後の復興期など、多くの困難な時代を経てきたことも、忍耐強さを養う要因となりました。

5. 誠実さ
 江戸時代の商人たちは、信頼を重視し、誠実な取引を行うことが繁盛の鍵とされました。これが現代のビジネス文化にも引き継がれています。「協調性」でも書きましたが、農業社会では、互いに助け合うことが必要であり、信頼関係が重要でした。これが誠実さを重んじる文化として根付いています。


6. 内向的な傾向
 日本は島国であり、外部との接触が少なかったため、内向的な性格が育まれました。閉鎖的な環境での生活は、内向的なコミュニケーションスタイルを促進しました。戦国時代や封建社会の中で、慎重な行動が生存に直結することが多く、内向的な性格が重視されました。



7. 美意識
 日本では古くから自然崇拝があり、四季の移ろいを楽しむ文化が育まれました。これが美意識の基礎となり、庭園、茶道、華道などの芸術文化に発展しました。平安時代の貴族文化では、洗練された美意識が重視されました。これが現代まで続く日本の美的感覚に影響を与えています。 



 その国の文化や環境などが人の性格を作っているのだと分かりました。どの特徴も素晴らしいものだと思いますが、それがメリットになる場合もあればデメリットになる場合もあります。他国のと比較しながらまとめてみます!

②強みと弱み

1. 勤勉さ
強み
 勤勉な労働者は、仕事に対して真剣に取り組むため、高い生産性を維持できます。一貫して努力する姿勢は、信頼される人材として評価されますね!

弱み
 しかし、過度の勤勉さは、過労やストレスによる健康問題を引き起こすことがあります。長時間労働が常態化すると、家庭生活や個人の時間が犠牲になることがあります。。

アメリカ人は効率性と結果重視の傾向が強く、短時間で成果を出すことを重視します。日本人のように長時間働くことよりも、アウトプットに焦点を当てます。


2. 協調性
強み
 協調性が高いことで、チーム内の連携がスムーズになり、共同作業が効率的に行えます。他者との調和を重んじることで、社会全体の安定と秩序が保たれます。

弱み
 協調性を重視するあまり、個人の意見や創造性が抑制されることがあります。新しいアイデアや変革に対して保守的になりがちです。

ドイツ人は協調性を重視しながらも、個人の意見を尊重し、論理的な議論を行います。日本人よりも個々の意見を前面に出す文化があります。


3. 礼儀正しさ
強み
 礼儀正しい態度は、他人との関係を円滑にし、信頼関係を築くのに役立ちます。礼儀が社会の規範となり、公共の場での秩序が保たれます。

弱み
 礼儀を重んじるあまり、形式的で表面的なコミュニケーションに終始することがあります。礼儀に対するプレッシャーがストレスを引き起こすことがあります。

フランス人は礼儀を重視しますが、自由な表現や自分の意見を述べることも大切にします。形式よりも内容を重視する傾向があります。


4. 忍耐強さ
強み
 忍耐強いことで、困難な状況でも粘り強く取り組み、問題を克服する力があります。短期的な成果よりも、長期的な成功を目指す姿勢が評価されます。

弱み
 忍耐を重んじるあまり、自己犠牲が過剰になり、個人の健康や幸福を犠牲にすることがあります。問題があっても忍耐することで、改善や変革の機会を逃すことがあります。

オーストラリア人は忍耐強さを持ちつつも、バランスの取れた生活を重視し、自己の権利や快適さを保ちながら働きます。


5. 内向的な傾向
強み
 内向的な性格は、慎重に物事を考え、判断を下すことができるため、ミスが少なくなります。内向的な人は、深く考える傾向があり、問題の本質を見抜く力があります。

弱み
 内向的な性格は、他人とのコミュニケーションが少なくなりがちで、情報共有や意見交換が滞ることがあります。他人との接触を避けることで、孤立感を感じることがあります。

ブラジル人は外向的で、オープンなコミュニケーションを好みます。社交的で人との交流を重視するため、情報共有やネットワーキングが活発です。

③まとめ

 僕は外国人の、通りすがった知らない人に対しても笑顔で挨拶できるような性格が好きです。かっこいいなと羨ましく思っています。時々、人見知りになってしまう僕の性格に嫌気がさした時もありました。しかし、人の性格に良いも悪いもないです。それぞれに強みがあり弱みを補い合う。そんな会社を作りたいです。

 今回日本人の性格の強みを知って、誇りを感じました。今後雇う側に立った時に活かせそうな内容が学べました!
ありがとうございました!

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