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絵本担当と出版社⑪

akorange

営業さん〜その2

前回、書店回りの営業さんを

●正社員で営業と編集を兼ねている
●正社員で営業のみ行っている
●契約社員で営業のみ行っている
●営業代行会社の社員

と分類してみました。そして、“ラウンダー”と言われる契約社員の営業さんについて書いたので、今回はその他の方たちに関して、あくまで私の個人的な体験の範囲ながら、思う所を書いてみようかなと思います。


『朝イチに書店に電話を掛けてくる営業担当は信用できない』
これは、書店員あるあるでよく言われる事です。

分かります。自分の仕事の流れとして、
<朝イチに電話で訪問のアポ取って、なるべく事務所から遠目の所から効率よく回っていこう…>となること。

しかし、朝イチに電話をかけてくる営業の人は、
「私は書店の仕事の内容を全く理解していません」と大声で宣言しているようなもの。
書店の仕事舐めてるな…と相手に思わせるだけです。

書店の朝の忙しさを理解していたら、午前中、特に開店直後は電話は遠慮しようと考える時間帯のハズです。

そして、この時間帯に電話をしてくる営業さんは、私が上で分けた分類の中でいうと、
●正社員で編集兼務の営業担当
そして男女を問わず年齢が低めなことが多いというのが私の印象です。

彼らのあるあるとしては、電話してきた当日に訪問したいなどと無理を言う事。

業務が忙しかったり、まだまだ若く経験が浅いので要領がわからなかったり、様々な事情がある事は私も理解しています。
なので、なるべく断らずに時間を開けて対応します。

しかし
自分の都合を優先し、こちらの業務の都合に合わせてもらえない、そんな営業さんは信頼できません。

信頼できないという事は、フェアや何らかの書籍の展開を依頼しようとは思えないということで、出版社側にもデメリットになるのにな…と思うのですが、このような営業さんは相変わらず存在します。

本格的に編集に携わる前に前に先ず書店で営業を経験してみる、という出版社のシステムがあるのかもしれません。だから、年齢が若めの人が多いのか?良くは分からないのですが。

ただ、書店相手の仕事ならば、まず書店の仕事の内容や流れを理解しようとは思わないのかな~といつも不思議に思います。


そして、このタイプの営業さんは電話の件以外にも“?”と感じる事があります。

例えば、無理を言って当日訪問した為に、事前アポを取ってくれていた営業さんと訪問時間が被っているのに、自分だけ長時間話そうとしたり。

自分の出版社の新刊の無理めな展開を提案してきたり。

以前書いた、ゲラ読みを依頼してくる営業さんもこのタイプの人でした。

中には、朝イチに電話のみで営業をかけてくる猛者もいます。
一旦仕事の手を止めて電話対応しますが、真剣に話を聞こうとはあまり思えません。

全ての編集兼務の出版社の営業さんが上記のタイプであるわけではもちろんありません。
信頼できるベテランの方たちもいらっしゃるし、そういう営業さんに出版業界の事など教えてもらい勉強になる事もあります。
また、若い編集兼務の営業さんでも、事前にアポを取った上で来店し、こちらの事情を尊重してくれる人も中にはいます。

やはり、先程も書きましたが、最終的には仕事をする相手の業務内容をちゃんと理解しているかどうか、なのではないでしょうか。
 
そして、思いやりと心遣い…これは自戒もこめて、やはりどんな相手であれ、仕事をする上でこれが欠かせないなと感じます。



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akorange
書店員/児童書担当/