見出し画像

最後のドラマ(詩)

ラストは君との別れのシーン
「さよなら」の一言を残して君は僕に背を向ける
呆然と立ちすくむ僕を置き去りにして
君は足早に去っていく
一度も振り向きもせずに
涙で君の後ろ姿がかすんでいたが
僕は君が見えなくなるまで
ただじっと立っていた
「カット」の声とともに
僕の青春の1ページが終わりを告げた
あれから僕はドラマを見ていない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?