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声にならない(詩)

君の苦しみは僕の苦しみだから
別れたいと言って流した涙は
僕の胸にじんわりと染み込んだよ

確かに二人はお互いに
傷つけ合い 傷つき合い
秋風の中で先が見えなくなっていたね

僕は頷くことしかできず
君の顔さえ見られずに
君のスニーカーの赤だけを網膜に焼きつけた

5年間は長いようで短く
短いようで長かったね
たくさんの思い出だけを手に
僕は明日から一人で生きていくよ

君は早く新しい人を見つけて
幸せになってほしい
今までありがとう
その言葉が喉に詰まって
声にならない

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