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【ベルギー】イースクの「ファームセレクション2020」


noteでチョコレートの話をするのは久しぶりですね。先月末から続いていた体調不良から、ようやく回復したカデカワです。本文でも書きますが、体調管理は大事。

今年のバレンタインは、なんと遠征なし(実際には関西まで飛んだものの、体調が悪すぎてお目当ての阪急うめだに行けず)神戸の阪急に10分だけ寄ったことを除けば、ほぼほぼ通販での購入となりました。

さて、今回初めて購入したブランドが、こちらのイースク(JITSK)さん!

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記憶が確かなら、昨年からツイッターのチョコラヴァーさん界隈でおいしいと話題になっていたはず。信頼している市川歩美さんも推していたので、ここはひとつ購入してみようと、阪急の通販で「ファームセレクション2020」を選びました。

「ファームセレクション2020」
自社オーガニック農園産のフルーツやハーブ、野菜だけを使った日本限定のスペシャルコレクション
コーンとレモンペーストを合わせた新作の「コーン」、「カシスバーベナ」など4種のアソート
価格:1,836円(税込)
日本限定、数量限定

イースク公式HPより

ファームセレクションを選んだ理由は、初めてのブランドを味わうのにちょうどいいサイズ感だったこと、自社農園の食材を使ったボンボンに作り手のこだわりが特に現れそうだなと感じたことの2つがあります。あと、限定っていうのにもミーハー心が惹かれました。

アソートの内容は以下。

カシスバーベナ(日本限定)
バーベナのホワイトガナッシュに甘酸っぱいカシスペースト、ビーツでカラーリング
ビーツジンジャー
ビーツのゼリーとジンジャーガナッシュの2層仕立て
コーン(日本限定)
自社農園産コーンとレモンのペーストをミルクチョコレートでコーティング
ラズベリーミント
自社農園産ラズベリーのゼリーとミントガナッシュの2層仕立て

イースク公式HPより

これだけの素材を自分の農園で育てている、というのがまず驚きです。すごい。

美味しく食べるには自分のコンディションを整えること

さて、お味の感想の前に、白状しておきたいことがひとつありまして。
わたし、こちらのアソートをいただいた日、鼻詰まり起こしてました。うわぁ、コンディション……ッ!

ここで、皆さんにひとつ大事なことをお伝えしたい。

ボンボンショコラを味わうときに優先すべきは
賞味期限(はやめに食べること)<体調
です!(とはいえ生物なので、賞味期限まで待っても体調回復しなかったら食べるしかないと思います。日頃の体調管理が大事!)

今回のみならず、何度か経験があるのですが「ボンボンショコラの状態の良いうちに!」と焦って、自分の状態の優れないときに食べると、後悔します。あと、仕事忙しくても時間が取れなくて後悔します……。

落ち着く場所で、体調のいいときにゆっくり味わうのが、一番おいしく食べられる。ボンボンショコラを味わうという贅沢には、体調管理と時間の余裕が不可欠だと感じます。
昨年は、それこそチョコ屋さんで働いていたので、シーズン中は忙しすぎて職場のお昼休みに開封したものがいくつかありました(しかも大体外で食べることになる)。もちろんおいしかったけど、リラックスした状態で食べた時と比べるとつ、感覚や印象の残り方が薄くなってしまうんですよね。

と、ここまでが反省。

おいしいものを集中して食べていると途中から鼻も効いてくるものですが、香りを十分に感じることができず、勿体なかったなぁと。しょぼん。


イースクのボンボンショコラ感想

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ハート型のカシスバーベナ
着色の感じが自然由来っぽいなあ、と思って裏面見たら、着色料の文字がなかった。ハート型はいろんなブランドで見かけますが、宝石のような多角形で、高さの低いハートは初めて。オリジナルの型なのかな。

食べてみると……結構酸っぱい!けど、レモンなどの柑橘の酸味とは違う。カシスの酸味なのかな。後半になってくると、バーベナだろうか、独特な風味がしてきます。この中に苦味がちょっとあるように感じました。

非常に細かい網目模様のビーツジンジャー
す、すごい!めっちゃジンジャーを感じる……生姜湯のんだ時のヒリヒリする感じを受けました。ビーツは甘めのジュレに仕立てられており、レモン汁のような酸味もあります。香りがいい!

丸いかたちのコーン
説明を見て「コーンだって!」とわくわくしながらの実食。とうもろこしが好物なので。

シェルの外側からでも、甘いさつまいものような、とうもろこしの香りがします。穀物系って香りが似ますよね。
食べてみる。ホクホクした感触を想起させるほど、芋や穀物の感じが出ています。甘いかぼちゃにも近いような。レモンが入ってるおかげで、もったりと重たくなりすぎない。

風味が超さつまいも〜!!と感激していたら、後半になるにつれ、チョコと交わり苦味と渋みが。ビターチョコのようなテイストから、ミルクチョコっぽくなってフィニッシュ。前半と後半でだいぶ味わいが変わるのでかなり楽しめました。

ラズベリーミント
すんごく華やかなミントがの香りがします。
ラズベリーのゼリーは甘さ控えめで、ビターチョコの苦味が効いてます。大人っぽい。お酒の風味がする訳ではないけど、お酒に喩えたくなるのは、「芳醇な感じ」があるからかなぁ。4粒の中で一番大人な(苦味を聞かせた渋いかっこよさのある)味わいでした。

以上。

コーンのところだけ感想が多いのは、穀物系が好きでその分風味に敏感なことと、他に比べて味の比重が高かった(香りで感じるタイプと味で感じるタイプあると思う)からなのかなと自己分析。

カシス、ビーツ、バーベナ、ミント、などは自分のなかで細かい香りの分類ができていないので、普段からいろんな食材を意識的に嗅いだり味わったりすることで、チョコレートがもっとおいしくなりそう。

同じような思いで、去年はお茶を飲み始めました。ことの経緯はこちらのnoteに記してありますが、要約しますと、w.ボレロさんのお茶ボンボンを食べて、お茶を勉強することを決意する話です。

今年はハーブやお花、食べてこなかった野菜を意識的に取り入れるのもいいかも、と今回のファームセレクションをいただいて、そう思いました。


余談:今回の写真について

部屋を真っ暗にして、クリップオンストロボ一灯で撮影しました。ピント合わせがちょっと手間だけど楽しかった。
1枚目はLightroomのみ、2枚目のボンボンショコラの写っている写真はLightroomで編集してPhotoshopでレタッチ。珍しくレイヤーマスクも使ったけど選択範囲がまだ雑だなぁと感じます。

なんにせよ、チョコレート撮るのは楽しいです。


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