見出し画像

【遅刻】人の時間を奪う罪深き人達

私は遅刻が苦手だ。

苦手とは、恐怖に近い。克服しづらい。

余裕を持って行動出来る人が心底羨ましい。

私の場合は、無駄に早く行動して遅刻しないように一生懸命目的地に向かう。それでも間に合わない事もあり、その時はとてつもない罪悪感に襲われる。

それなのに。

私のように見えない所で遅刻しないように努力をしている人もいれば、当たり前のように罪悪感なく遅刻してくる人達もいる。

何故?どうして??

たとえばデートの待ち合わせ、仕事の打ち合わせ、開始時間の決まった映画やライブ。

人が共有している部分の一つとして時間が存在している。みんな平等に1日は24時間で成り立っている。

遅刻する人の言い訳として、忙しかった、間に合うと思っていた、数十分は遅刻に入らない。

どんな言い訳にせよ、遅刻は遅刻。

相手の時間を奪っていると言う概念がない。

100歩譲って遅刻する事を先に申告した場合、

待つ側はどこかで有意義な時間を過ごせる。

コーヒーを飲む、ゲームをする、本を読む、買い物をする、仕事をするなど。

しかし、それでも、その遅刻してきた相手とこれからどこかに行く場合、待たされたと言う不の感情が生み出される。そして、次もまた待たされるのではないかと構えてしまう自分がいる。

最悪なのは、待ち合わせの時刻を過ぎてから申告された場合。次の約束を躊躇してしまうだろう。

遅刻をする人の心理に、相手を軽視している部分がある。それは、慣れやおごりなども含まれる。

緊急事態などを除き、初デートや初交渉で遅刻をしてくる人はなかなかいない。つまり、遅刻は遅刻すると言う認識の上で遅刻していることになる。

でもきっと、遅刻はまるで毎日歯を磨くのと同じ感覚で、当たり前のように繰り返される。

本人達に悪気は無いのだから。

せめて遅刻をしたら、その後時間を共有する人達に、待たせた分以上の満足感を与えて欲しい。

自分と過ごせたことを良かったと思えるくらいに。

きっとこの記事を読んでも、心に響かない人達もいるだろうど、  遅刻した分はいつかどこかで必ず相殺されている。

例えば頼んだUVERがなかなか来ない、踏切でやたら待たされる、行きたい場所になかなか辿り着かない、呼んだ救急車が断然遅い。

そう考えたら、今後は少しもどかしくなってきっと遅刻が減るかもしれない。そそして、待たされた方は待ち時間を有意義に過ごせる時間を与えられたと考えればいい。

そんな私は今日も待ち合わせの10分前に着いて、トータル45分待たされている間にこれを書きながら、美味しいパンケーキとコーヒーを頂き優雅な時間を過ごしていた。感謝。

#遅刻 #エッセイ #時間  








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?