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去年の夏に新居が完成した。

新築一戸建てだ。

こだわる部分はだいぶこだわったけど、こだわらない部分は工務店の言うままの仕様になっている。

こだわらなかった部分の一つが断熱だ。

なので、うちはごく一般的な断熱方法で建てられている。

当然、使用されている断熱材もごく一般的なものだ。

断熱には窓も大きな役割を果たす。でも、ここもペアガラスのアルミサッシなので今ではどこにでもある仕様になっている。

で、ひと冬を越えてわかったのは、最近の家は暖かいと言うことだ。

新居ができるまで、1年半ほどは築40年の一戸建てに住んでいた。建てられた当時でもごく一般的な建売住宅のような家。特別高くもなく特別安くなくごく一般的な木造2階建て住宅なはずだ。

この家は寒かった。窓ガラスは1枚だし、サッシも当然アルミ。陽当たりは悪くもなく良くもない。一般的な感じだった。とにかく寒かった。暖房器具はエアコンと石油ストーブ。エアコンやら石油ストーブをつけている部屋は暖かいけど、一歩部屋を出るととてもつもなく寒かった。

で、新居に引っ越してからは寒さを感じない。

場所的には5kmも離れていないからほぼ同じ気候だ。

違うのは、断熱方法と暖房方法。あと間取りも違う。

新居の暖房器具は、薪ストーブだ。単純に薪ストーブが暖かいと言えなくもないけど、それ以上に感じるのは家の断熱だ。

夜8時くらいに最後の薪を追加して朝までそのままにしていても、朝に凍えるほどの寒さにはなっていない。家が暖かさを保ってくれている感じがする。

新居はドアが少ない。トイレや浴室にはドアがついているけど、各部屋の入り口にはドアがない。なので、薪ストーブで温められた空気が循環するようにはなっている。それも暖かさの一つの要因だろう。

まあ、比較対象の条件がいろいろと違ってしまっているので、正確なことは言えないけど、最近の家の断熱性能は相当高くなっていると思う。

断熱についていろいろとこだわればもっと暖かい家にすることも可能だったはずだ。でも、この程度の断熱で十分だったと今は考えている。

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