見出し画像

withコロナ、エンターテインメントのあり方の模索を宝塚歌劇団に期待する

8/2花組公演が中止になる

8/1、花組公演での体調不良者の報告により、3日間の公演停止が発表されました。土日に重なる上、新人公演も中止(これは振替検討)され、新人公演という「若手が今後のために研鑽する公演」が再度中止になったことで波紋を呼びました。
その後の経過はおそらくみなさんがご存知のとおりの、新型コロナウイルス陽性者を11人出すことになり、「5人以上はクラスター」の定義に基づいてクラスター認定がされました。
8/7現在、8/16までの公演の中止が決まっています。

ちなみに私の所持するチケットは8/20なんですが、いけるでしょうか。
(雪組全国ツアー、炎のボレロのチケットも8/19のやつをもっていまして、こちらもどうなるやら)

公演が再開された7/8、TAKARAZUKA SKY STAGE(CS専門チャンネル)でフィナーレ以降の生中継がありましたが、げっそりとやつれているさおたさん(高翔みず希さん、花組組長)の姿が印象的でした。

8/7星組公演も中止になる

宝塚大劇場での検査結果を受けてだと思うのですが、東京公演組にも検査を施行したところ、陽性者が1名でたため8/7以降の星組公演も、昨夜中止が発表されました。

「公演関係者」とあるので出演者ではないのでしょうが、「自主的なPCR検査で陽性者が確認された」ということは、「無症状の感染者は普通にその辺を歩いている可能性が高い」という結論につながります。

今後のエンターテイメントのありかたについて

体調不良者がいたにもかかわらず公演を続けたり、ソーシャルディスタンスの要請を守らなかったり、ということは、宝塚歌劇団はやっていません。
その上、誰も自覚症状のなかった東京公演の関係者もすべてPCRを行っています。
おそらく、こういった問題はどこが興行を行なっても、どれだけ注意していても、今後ほかの舞台でも起こり得るでしょう。

苦難の時期だからこそ、エンターテイメントは必要

インタビューでの、元星組トップスターであるちえちゃん(柚希礼音さん)のコメント。
過去を振り返ると、東日本大震災で傷ついた時も、阪神大震災の時も、「また宝塚の舞台を見たい」ということを励みにして、苦難の時期を乗り越えたファンが大勢いました。
苦しい時期だからこそ、エンターテイメントは必要で、それはいつの時代もきっと変わらないのです。

今後のエンターテイメントのあり方の模索

COVID-19が世の中から消えることは、不可能です。人間が撲滅できたウイルスは天然痘だけで、本来であれば撲滅できたはずの麻疹ウイルスや風疹ウイルスにも、まだ人類は苦戦を強いられています(ワクチン反対派のせいがありますが)。
これから「with コロナ」が叫ばれる中、エンターテイメントはある程度の感染者を受け入れた上で、さらにサービスの質を担保する必要があります。
その中で、100年以上の歴史を持ち、数々の苦難を乗り越えてきた宝塚歌劇団に、今後のエンターテイメントのあり方の主導をにぎってもらいたいな、とファンとして、医師として、思う限りです。

よろしければサポートをお願いします。あなたのサポートが励みになります。