リオデジャネイロ、ファヴェーラの夜
「治安最悪?ファヴェーラ(スラム)には決して近づかないでください」
前夜、強盗に遭いました。タガが外れた。ブラジル、リオデジャネイロのファヴェーラから享楽の夜を過ごします。好奇心!!
◇◆◇
時刻は19時前後、昼間のビーチ観光を終えた我々は、リオデジャネイロ市南部のイパネマ地区からMorro do Vidigal(ヴィジガウの丘)へ向かっていました。丘のスラム街に夜景の綺麗なバーがあるとかで...
車に揺られること数分。丘のふもとに着き、バイクタクシーに乗り換えます。
目的地ははるか丘の上、ヘアピンカーブが連続する急勾配をオートレースさながらの膝擦り走法で登っていきます。スリル満点の片道5レアル(約100円)。
数分でバーに到着しますが、明かりが点いておらずひと気もありません。
真っ暗闇なスラムで待ちぼうけ...?
扉を叩いてみると中から店の関係者らしき人が出てきました。どうやら今日は営業していなかったよう。ただ「せっかく来てくれたので簡単なものなら出せる、明かりはつけられないけど」とのことでお邪魔することに。
月明かりの夜、リオデジャネイロの景観が映えます。
写真はイメージ(前夜iPhoneを強取されたため自前の画像・映像はありません…)
裕福なイパネマやレブロン地区の明かりがまばゆいです。(お金の色)
スラムの住民は日々何を思って眺めているのでしょうか...複雑な気持ちです。
一緒に丘を登ったアルゼンチンの若者グループと音楽を流してワイワイ飲んで騒いで、あっという間に時刻は22時過ぎ。「もう良い時間だからお開きにしてくれ」という店の人(近隣の人たちはもう寝てるとも)。
真っ暗闇のスラムにへべれけで踊り出ます。どうやって帰ろうか?流しのタクシーなんていないし、Uberはここまで来てくれない。歩いて帰ろうと坂を降り始めます(無謀にも)が、店から連絡がいったのか、バイクタクシーが続々と到着します。ふたたびバイクにまたがりますが、帰り道はさらに過激!スリル超満点の5レアル(行きよりもお得)。無事ふもとに着き、バンをチャーターして宿へ帰りました。
問題なく楽しんで「強盗のリハビリをする」という目的は達成したのですが、話はこれで終わらなかったんです。
(つづく)
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