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アメリカのポトマック河畔に日本の桜の移植に尽力したシドモアさんのお墓を訪れるために、横浜外国人墓地で、明治期に活躍した外国人のお墓を見てドラッカーの言葉『何よって覚えられたいか』を思い出した。これは『非営利組織の経営』にある言葉で、上田惇生さんは『ドラッカー時代を越える言葉』で最初に紹介しているほど重要で、私自身もドラッカーにはまるきっかけになった言葉である。

今日のアクションポイント
家族や友人、知人、または広く後世の人々に『私という人間は、何よって覚えられたいか』を考えてみよう。これは個人のミッション(存在理由)、バリュー(価値観、ありたい自分)、ビジョン(なりたい自分)を考える第一歩となる。

横浜市元町の入口にあるシドモア桜が満開である。桜の下に記念碑があり「アメリカのポトマック河畔に日本の桜の移植に尽力した」と彼女の功績が書かれている。外人墓地に彼女のお墓があり、アメリカから里帰りした桜が、今まさに満開である。そこで外人墓地に行って来た。一般公開しているパンフレットによると、彼女の他にも下記(ほんの一部)のように日本の近代化に貢献された外国人の方々のお墓ある。

  • グリフィンさん「日本初のボーイスカウトを創設」

  • モレルさん「日本初の鉄道建築師長で開通前に過労で急逝」

  • ブラウンさん「新約聖書を最初に全文和訳」

  • エヴォラールさん「仏語教育に貢献の宣教師、明治憲法制定で伊藤博文に協力」

ここに眠る多くの人たちは、後世の人々から『このように覚えられているのだ』と、最近またドラッカーの本を読み出した私は、一番重要な言葉『何によって覚えられたいか』を思い出した。


横浜外国人墓地資料館
横浜外国人墓地の桜

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