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2.人生初の文庫同人誌。印刷所についての記録

まずはこれを読んでほしい。

っていうかこれ読んだら私のエントリー読まなくていいとおもう。書いてある内容も文章力も最高。楽しく文庫同人誌について勉強できる。

菩薩様とびたー様の最強の掛け合いに、何度心を躍らせたことか。(ありがとうございました!)。



……って言ったら私自身の備忘録がなくなってしまうので、一応自分用に書くとくよ!

※注意※ 二次創作同人誌の話をするので、苦手な方はご注意ください。1枚だけ、自分が作った同人誌の本文画像が入ります(全年齢です)。


まず、作りたいと思っていたのはカバー付き文庫本。ここは譲れない。だってあんな神note読んだら誰だって文庫同人誌作りたくなるでしょ?!

さらに欲深いことに、「市販の文庫本っぽい文庫同人誌を作りたい」と思ってしまった。

ということで、「カバー付きで市販の文庫本っぽい文庫同人誌を印刷してくださる印刷所」を探す航海が始まった。


検討した3社

紆余曲折あって、最後まで迷ったのは以下の3社。
PICOさんとポプルスさんとSTARBOOKSさん。
最終的にSTARBOOKSさんにお願いしたのですが、検討した記録をここに。

PICO

赤ブーさんのイベントに一般参加したとき、PICOさんのブースがあって。
スタッフのお兄さんがめちゃくちゃ優しかったんです。ブースには並んでいなかったトレペの見本を、わざわざ鞄から取り出してまで見せてくれて……! もうこの優しさに惚れるしかなかった。

帰宅してからも、「なにがなんでもトレペカバーを使いたい! もうPICOさん以外は考えられない!!」という状態に。ほかにもトレペカバーを取り扱っているところはあるに、そういうのは考えていなかった。

↓これがそのトレペカバー

↓トレペOKで、表紙も作ってくれる字書きに優しいセット「わたしの小説セット」。400ページ以内、10冊から印刷していただける。

このときはもう、完全に「PICOさんの『わたしの小説セット』でトレペカバー文庫本を作る私」が脳内で完成していました。原稿も出来ていなかったのに。


そう、原稿ができていなかったのが問題でした。


初サークル参加なんだから、ちゃんと原稿を書きあげてから印刷所さんを探せばよかったのに、おバカな私は原稿を書きながら印刷所さん選びを進めていたわけで……。ふと脳裏によぎった疑問がこれ。


今書いている話を400ページ以内に収められるのか?


終わりの見えない原稿。今一つ決まらないオチ。400ページ以内に収まる自信は、日を追うごとにしぼんでいく。

ということで、泣く泣くPICOさんでの印刷は諦めました。のびのびと、ページ数を気にせずに書きたかったので。さらば、あのときの優しいお兄さん……..

ちなみに、のちに完成した本は390ページ。割と途中で削ったのに。結構危ない橋を渡るところだった。


ポプルス

ず~っと「私はPICOさんがいいの!」というLove is Blind状態だった私が、失意の中で見つけたポプルスさん。

いやもう見積りのレスポンスがめちゃくちゃ早い!! たしか次の日にはお返事が返って来た気がする。
PICOさんに盲目過ぎて、イベント日が近づいているのに今さら原稿作成&印刷所さん探しというヘマをしていた私にとって、これはとてもありがたかった。


見積り方法は、マイページを登録して、総ページ数や入稿予定日を入力するだけ。どことなく優しい文章でお見積りの返事が来て、原稿で疲れた心に沁みる沁みる。


↓おすすめはこのカバー付文庫・新書セット

画像1枚目の右下をよく見て!
カバーはフルカラー印刷、コート110Kに、クリアPPもしくはマットPP加工が無料でついてくるんですよ!! タダ!! ゼロ円!!

PP加工したいな~ でもお金かかるしな~ なんて思っているとき、どれだけこのサービスが背中を押してくれることか!

ちなみに、クリアPPは別名グロスPPとも言うんだとか。
これが分からなくて最初の方は結構困った。

PICOさんのときに心配になったページ数問題もクリア。


料金表に無い1001部以上、602ページ以上の料金は、お問い合わせください。
(部数は制限なし、ページ数は用紙によりますが1000ページまでは可能です)

出典

カバー付文庫・新書セット|ポプルス社(最終アクセス:2021.5.1)

https://www2.popls.co.jp/pop/book/bunkoshinsho.html


つまり、600ページまでなら難なく印刷していただける……! これはありがたい。

しかもポプルスさんの紙見本はめっちゃ届くのが早い。A4が入る大きな封筒を開封するときの、あのわくわくした気持ち……!

↓実際に届いたのがこちら

ポプルス

画像2

ちなみに市販の文庫本に一番近い表紙用紙は肌色。
後述のSTARBOOKSさんと比べると、ちょっと赤みが薄くて黄色みが強い。気がする。多分。知らんけど。(※色彩に自信のない字書き)


STARBOOKS

PICOさんへの失恋(?)で学んだこと。それは、複数の印刷所さんを検討することの大切さ。
ということで、もう1社検討していたのがSTARBOOKSさん。通称スタブさん。

一方的にお慕い申し上げている、先ほど掲載したびたー様の別エントリーに、STARBOOKSさんの紙見本の話があるのでそれを読んでください。

全部読んでほしいんですけど、基礎知識として紙の厚みについて簡単に説明して下さっているので、そこだけでも読んでほしい。紙の話大事。

仰っている通り、キュリアスIRパールはマジで激可愛い。紙を傾けるとキラキラ輝く! 小さなラメが紙全体にまんべんなく入っていて、まるで霧雨が全部輝いているような輝き……!


ちなみに私はポプルスさんとSTARBOOKSさん、迷いに迷って最終的にSTARBOOKSさんに決めたのですが、その理由は……


大好きな字書きさんの本の奥付にSTARBOOKSさんの名前があったからです( -`д-´)キリッ


もう比較検討の意味ないじゃん、って言われそう。
でもでもでも!! 憧れの字書きさんと同じ印刷所だなんて……! 嬉しくないですか?!


オタクは推しに弱い。そういう生き物なのです。(主語がデカい)


わたくし、イベントから3か月ほど前にお迎えした大好きな字書きさんの文庫本を、撫でまわしたいぐらい愛していて。数ページ読み進めるごとに「好きぃぃぃっ……!」と叫んでいたその本の奥付には、「STARBOOKS」の文字があって。

私もここで印刷したい……!!!!抑えらないこの気持ち。(cf.「同一化」。心理学で習ったね。)


「少部数×分厚い文庫本」に定評のあるポプルスさんのカバー付文庫・新書セットか、憧れのSTARBOOKSさんのオンデマンドノベルズか。

以下の二つのプランでめ~~ちゃくちゃ迷って、原稿完成前から見積りページを行ったり来たりしていました。(原稿を書け)



心は憧れ字書きさんと同じ印刷所に傾いていたものの、せめて紙見本は直接見るべきだと思って、紙見本を送っていただくことに。

ちなみに、お客様ノートへの登録&ログインが必要。そんなに時間がかかる登録じゃないので、登録が吉。

何度も言うけれど、紙見本についての詳細はさっきの神noteを読んでほしい。


ここからは色彩に自信のない素人のたわごと。

目標が「カバー付きで市販の文庫本っぽい文庫同人誌を印刷してくださる印刷所をさがす」ことだったので、そういう観点からの感想。

・手元にあった市販の本の表紙に近かったのは、スターブックスさんのびわ色。
・本文の紙で一番市販の文庫本に近いのは淡クリームキンマリ_70K。でも市販の文庫本の紙よりは分厚い気がする。

手元にあった市販の文庫本と触り比べると厚いのがわかる。あと、400ページ近いので背表紙が2センチになりました。てへぺろ。ちょっとした鈍器。


絵描きさんが悩む(らしい)インクがてかてかする問題ですが、そんなに違和感は覚えなかったな。実証してみたくて◆とか●とか入れてみたけど、違和感ナシ。

本文の中身


あんまり書くと印刷所さんの話から装丁の話に発展しちゃうので、この記事ではここまで。


結論:

STARBOOKSさんのオンデマンドノベルズはいいぞ!!!

でもポプルスさんのカバー付文庫・新書セットも魅力的だぞ!!!



本文の装丁についての詳細は、次回「3.本文の装丁に悩んだ記録」で。


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