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持っている画用紙

9月22日 (金)天気:雷
3時40分くらい
外はまだまだ暗くて雷が鳴ってる

最近、どんどん寝るのが遅くなってる
4時すぎにならないと寝れなかったり
日が出てからじゃないと寝れなかったりと
眠剤がなかったら寝られない

たまに夢を見ることがある
今の私には無いもの、憧れてるものを全て
持ってる私がそこにいた
学校ではみんなと楽しく話してて
「空気読めないね」なんて言われない
「話してて楽しくない」なんて言われない
「片付けしといてー」なんて言われない
ぼーっとしていなくてバカみたいな
私じゃない私

学校も楽しく毎日行けてる私がいて
家で駄々を捏ねて不登校になってない私がいて
「なんで学校に行けないの?」
って言われない私がいて
「勉強しなさい!」「片付けしなさい」
なんて言われる前にやれる私がいて

とにかくなんでもできる私がいる

小さい頃から頭の中には真っ白な
画用紙があって
みんな自由に好きな物とか将来の夢とか
画用紙に埋まるくらいびっしり書いてる
書きたいことはあるのに書けなかったり
画用紙に書けなくて床に、壁に色んなところ
に書いてしまった

いつも頭がぐちゃぐちゃでぐるぐるして
真っ黒で真っ白でちぐはぐで
色んな音とか色んなものとか訳の分からない
くらい混在している
「何考えてるか分からない」
「なにいいたいか、わからない」
って毎日のように
言われたことが忘れられない

はい!って元気よく言うけど
次の瞬間にはもう忘れてる
「何回言えば分かるの?」って
「覚える気ないんでしょ?」って
そんなの私が1番分かってるの

小学五年生の頃みんなにシカトされた
○○菌って言われた
汚いから触るなって言われた
気持ち悪いから喋るなっていわれた
私はどうして無視されてるか分からなかった
どうして触るなって言われるか分からなかった

なにもかも分からないことだらけ
なにもかも見たくなかった
なにもかも聞きたくなかった

先生の話も、お母さんの話も、
お父さんの話も、お姉ちゃんの話も、
全部全部聞きたくなくって
自分の部屋に閉じこもった

気づいたら不登校になってた

多分同じ小学校、中学校の人達は
こんなことあったなんて忘れてる
遠い過去なんだから今更言うなっていう
でも、忘れられない
あの人たちを見ると心臓がバクバクする
フラッシュバックする

普通が良かった
頭が良くなくても、運動が出来なくてもいい
そんな普通が良かった普通になりたかった

知的障害者の自閉症の私
普通が出来なくて、みんなより劣っていて
ぼーっとしていて何も出来ない私が嫌い

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