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東京都同情塔

他人と比較したり、比較されない世界。
そんな世界が実現できたら、どんなにいいことか。

私がこの小説を読んで感じたのはそれだった。

この番組へ九段理江先生が出演されたのをきっかけに、読んでみようと思った。

しかし、内容は「東京都同情塔」という犯罪者を収容するための施設のことではなかった。

言葉言葉言葉言葉言葉……

それしかなかった。

現在、職場やプライベートでは自分から言葉を発しないようにしている。
理由は、ろくなことがないからだ。
傲慢な言い方になってしまうかもしれないが、相手から私の望んだ答えが返ってくることがほぼない。そして、それに対してものすごく失望して憂鬱になる。
他人の行動で、自分の気持ちが害されてやりたいことができなくなるくらいなら、はなからそのきっかけを作らなければいいと気がついた。

今の私の気持ちに、この小説は確かに響いた。

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