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初めの始まり【アメリカ編1】

「やっばい、どーしよ・・・。」
辺りはゴツい黒人7、8名に取り囲まれちゃってるよ。
どーしよ、俺…。



こんな状況からが初 #ひとり旅 のはじまりでした。

今から8年前。
2012年の大学2年、二十歳の夏。

くだらん毎日をぶち壊して新しいことをするんや‼︎




っていうわけではなく、
ふーん、、、
自分も二十歳かぁ〜

新しくお酒やタバコも楽しめるようになって
バイトやら合コンやらしてても
なーんか普通な日々やな〜

せっかくならパーっと海外とか行っちゃうか〜

うーん…
まあ海外と言えば〜・・・



・・・やっぱアメリカか!

そんな感じでぼけーっと授業中に
ふと舞い降りたインスピレーションで
アメリカに行くことにしました。



関空から飛び立ち数十時間。
到着した時刻は明け方5時。
天候、雨時々雷。

何とも素晴らしいスタート日和。

空港から市内まで歩いて行こうとしてたのにな〜、とか思いながら
(今調べてみたら、歩くと5時間近くかかるみたい。
訪れた際は是非地下鉄等をご利用くださいまし。)

呪文のように書かれた電車の券売機と戦うこと数十分、
見かねた駅員が何か言いながら助けてもらい、
てんやわんやの、なんとか街まで辿り着いた。

宿探しやら飯よりもまずはひと息つきたく
少し人混み離れた路地で雨宿りがてら一服。

ついに一人でアメリカ来たぜ~!
そんなアメリカで雨に打たれてる俺もイカしてるぜ、
とガラス越しに見えるサンフランシスコの街並みと自分が見えて自分自身に酔っていると、


早速一人の黒人が話しかけてきた。
タバコくれ。的な感じだったので1本あげると、
その暗がりからいるわ、いるわ、黒人さん達。

気づけば7,8名の黒人に取り囲まれ
タバコだの、マリファナだの、お金だの、
こんな時だけ簡単な単語を理解してしまう自分にも腹が立つが、

これまでテレビでしか見ていない黒人に圧倒され、
しかも大人数に囲まれ、街へ着いた瞬間にたかられるって…。


(後々この状況おいしかったな、と思えるのは
関西人だからでしょうか。)


という余裕はその時にはなく、


いや、まじ冗談抜きで
めっちゃくちゃこぇーーー!!!



初めて異国の地に降りたった青年が
慣れないバッグパックを背負って
黒人に囲まれてゆすられてるって。

「やっばい、どーしよ・・・。」

すると一人の日本人男性がそいつらに何か英語で話したかと思うと、
「ついておいで」と。

昔から知らない人にはついていってはダメだと、
言われて育ってきたが、アレは時と場合によると付け加えて教えないといけないようです。

まるで映画のワンシーンかのように
腕を引っ張ってやや駆け足で抜け出した。


綺麗な髪がなび……てはない。

そこは普通でした。   


自分が女性なら間違いなく
ときめくシチュエーション。
月9の出逢いみたいな…



えーっと、、、

どうもお兄さんの話しによると、
ただ路上生活をされてる方が多くいる路地に
入ってしまってたらしく、それほど悪い奴らではないよ
ただせびってるだけ、とのこと。

ただ場所によってはギャングがいる地域だったら
ナイフや銃を持っていたりするらしいので
気をつけないといけないよ、と。

人を見かけで判断したらいけないけど、

やっぱゴツい黒人数名に囲まれたらこえーて。

宿も決まってない旨を伝えるとゲストハウスに泊まっているから、
そこに来るといいよと、助けてもらった上に
宿まで紹介してもらっちゃっいました。

ちなみに「ゲストハウス」とは、
通常のホテルより低価格で泊まることが出来る代わりに、
共同の部屋(ドミトリールーム)やトイレシャワー、キッチン等になる。
つまりプライベートな空間はあまりないことが多い。

その点、似たような一人旅をしてる人や
観光で来ている人、多種多様な人たちがいる為、
友達作りにはもってこいの場所である。

ちなみに地域によっては、「バックパッカーズハウス(通称バッパー)」や
ホステル、日本だと民泊と呼ぶケースもあったり。

(※宿に関しては、また別の記事で書いてみます。)


そんなこんなお兄さんに宿を案内してもらい、
英語でのチェックインも「イエス、イエス、イエス」の一本攻めでなんなく突破。



がしかし!

その「いえす」の1本攻めのせいで
とんだ珍事を引き起こしてしまったのは
次の記事に書いてみようと思います。




追記:まだまだ模索中の為、コメント等で
何かこれをこうしてはどうかや
こういうところは良かった等の
アドバイスいただけたら嬉しいです。


読んでいただきありがとうございます! ※絶対サポートしないで下さい!!! ただし1円でもサポートして下さった方にはもれなく…