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現在は未来への希望と過去の絶望のあり方によって決まる

人が現在をどのように生きているかは基本的に、
未来への希望と過去の絶望のあり方によって決まる。

希望絶望と聞くと大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、
わかりやすいのでこのままの表現でお話していきます。

まず、人は将来どうなりたいとか理想の自分はこんなだとか、
未来を見据える脳の機能がある。

これを意識と呼んでます。

対して、過去にしてきた経験や身につけた知識などから、
今どのように行動するかを決める脳の機能もある。

これを無意識と呼んでます。

脳の中では常にこの2つが主導権争いを繰り広げていて、
どちらが優勢になるかによって現在の行動が決まるのです。

とはいえ、無意識のほうが影響力が強いので、
実際には無意識ベースの行動になりやすいのですが、
扱い方を知ることで意識ベースの行動をすることもできる。

以上を踏まえたうえで知っておきたいことは、
基本無意識は絶望的な方向性の考え方で動くということ。

そもそもとして無意識は自分が知っていてできること以外のことは、
やりたくないと考えてしまう傾向がある。

加えて後ほど詳しくお話しますが過去の嫌な記憶などから、
マイナスの考え方をしてしまうことが多い。

それが意識の未来に対する希望的な考え方と衝突した時、
大抵は無意識が優勢になってしまうということです。

例えばはじめて触れる何らかの分野に挑戦して、
成功したいと考えているとしましょう。

成功した時の自分の姿など希望的な想像でモチベーションを高めながら、
何をすべきかを考えている。

その一方で失敗するかもとかうまくいかないみたいな、
絶望的な想像もまた頭の中にあってどうしても行動に踏みきれない。

似たような経験あなたにもあると思うんですよ。

中には具体的にどのような失敗をするかの場面まで、
はっきり頭の中にあることがあるかもしれません。

だけど、そもそもはじめて触れる分野なわけですから、
自分の行動がどのような結果を生むかはわからない。

どれだけ具体的であろうとそれはただの妄想にすぎないわけですが、
じゃあなぜそんな妄想が生まれるのかと言えば過去、
同じような経験や関連した経験をしたことがある。

それが無意識の中に何らかの形で残っていて挑戦するということを、
マイナス方向に捉え考えるように誘導しているのです。

これが無意識の絶望、過去の経験とか知識などから生み出される、
未来を信じきれない価値観の根源。

先に話したように無意識は意識より影響力が強いので、
大抵は絶望が未来への希望を飲み込んで、
未来への考え方も絶望へと変えて諦めさせます。

意識と無意識の扱い方を心得て半強制的に行動していくこともできますが、
無意識の絶望がそのままだと行動すること自体が苦しいので、
成功しても疲れ切ってたり満足感を得られなかったりする。

ようは現在がマイナスの状態に固定されるということです。

そんな状態をプラスに変えていくために重要なのが、
特に過去のあり方を見直してみるということ。

そもそも過去が絶望的な考え方になるのはその当時、
経験や学びに対してマイナスの意味付けをして、
それがそのまま無意識に残ってしまっているからです。

例えば失敗したことを恥とか悪いことだと意味づけして、
失敗する度にそれを繰り返してきた。

その結果、失敗の経験や学びも恥ずべきもの悪いものという意味になって、
無意識の中に絶望的な考え方として残ってしまった。

それが、未来でするかもしれない失敗の経験を、
絶望的なものにしてしまうのです。

だけど、失敗することで得たものや良いこともあると思うんですね。

次はもうやらないようにと行動が良い方向に変わったりとか、
責めてくる人もいるかもしれないけどはげましてくれる人もいて、
そういう人の優しさに触れたりとか。

どんな物事も見方を変えれば必ず何かプラスの要素があるんですよ。

過去を絶望的なあり方にしてるのは自分の見方なのです。

それを良いあり方に変えるために過去の絶望的な経験を、
改めて考え直してみるということをぜひやってみてください。

それができれば未来と過去、意識と無意識が同じ方向を向くので、
無理なく自然に最高の行動をとることができる。

現在をより良いものに変えていくことができます。

とはいえ、現時点では絶望的な記憶なわけですから、
思い出すだけで嫌な感情がわいてくる場合もあるでしょう。

それにのまれることなく自分だけで見方を変えられるならいいですが、
難しいなら人の力を借りるのも1つの選択肢として覚えておくといいです。

そういったことの専門家も今では多くいますから、
必要なら探してみると良いですよ。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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