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「自ら賃貸」を実際に大家さんが使ってみた!特徴とメリット・デメリット

不動産オーナーが自分で入居者募集できるサイトの一つに「自ら賃貸」があります。大家業・賃貸経営をされる方の中には、自分で入居者募集されているかたも多いのでは無いでしょうか。その中で、「自ら賃貸」がどのようなサイトなのか気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、「自ら賃貸」のサービスの特徴、強み・弱み、口コミ・評判などを、サービス提供者の私自身が記事にしてみました。


自ら賃貸とは

”自ら賃貸”とは、不動産の所有者が自ら貸主となり、不動産仲介業者を通さずに、直で他人に部屋を貸す(賃貸・貸借)ことを言います。宅建業法において、この自ら賃貸(賃借)は宅地建物取引業に当たらないことから、アパートの大家さんが、自ら貸借(賃貸)をするときは宅建業法の規制が及びません。
これから紹介する「自ら賃貸」は、この取引形態がそのままサービス名となっている大東建託株式会社の社内ベンチャー制度「ミライノベーター」を通じて提案されたもので、現在は実証・検証の段階にあります。

『自ら賃貸』は、「お部屋を貸したいオーナー様と借りたいユーザー様が直接つながるプラットフォーム」で、オーナー様は、ご自身で入居者募集から契約手続きまでおこなうことができます。
また、お部屋探しを行うユーザー様は、礼金などの物件情報をオーナー様に直接確認・相談することができたり、お部屋の使い方やルールなどを双方の同意でより柔軟に決めることができます。
オーナー様とユーザー様が、直接契約する場合は仲介手数料はかかりません。

出典:https://mizukara-chintai.com/ownertop

1.「自ら賃貸」の強み・メリット

「自ら賃貸」の強み・メリットは以下3点です。
  ・ サービス利用料がかからない。
  ・ 宅地建物取引業に該当しない。
  ・ 無料で相談ができる。

 それぞれ解説します。

 ・ サービス利用料がかからない。

「自ら賃貸」は、無料の広告サイトになっており、掲載料・利用料が無料です。大手の不動産ポータルサイトは月額掲載料がかかります。またポータルサイトの掲載には、宅建業免許を持った宅建業者に限定されていることが多く、大家さんが直接掲載したくてもできない場合があります。「自ら賃貸」は、そのようなことが無く、大家さんが直接物件掲載でき、宅建業免許もいりません。
また、無料で広告できるサイトの中には、募集している部屋が成約した際に、成功報酬としてサービス利用料が発生したり、運営会社指定のエージェント(仲介業者)に仲介の依頼や、運営会社が指定する家賃保証・家財保険の利用が求められる場合や、サイト外取引に対して違約金が発生する場合があります。
「自ら賃貸」は成約時も利用料は発生せず、サイト外で取引した場合も違約金は発生しません。運営会社と提携しているエージェント(仲介業者)の紹介を受けることもできますが、大家さんが自分で持ち込んだ仲介業者へ委託することができます。運営会社推奨の家賃保証・家財保険も利用できますが、使うかどうかは任意になっており、大家さんが自由に選ぶことができます。

 ・ 宅地建物取引業に該当しない。

冒頭にも記載した通り、「自ら賃貸」は不動産の所有者が自ら貸主となり、不動産仲介業者を通さずに、直で他人に部屋を貸します。その場合、宅建業法の規制が及びません。大家さんは、宅建取引業免許や宅地建物取引主任士の資格を持つ必要もありません。不動産の所有者であれば、だれでも気軽に所有する不動産・部屋の貸出しをおこなうことができます。

 ・ 無料で相談、手続き代行を依頼できる。

「自ら賃貸」では、無料相談を平日の9:00-17:30の間で常に受け付けています。

不動産賃貸が初心者の方は分からない点や不安な点もたくさんあるでしょう。そんな時は「自ら賃貸」のサポートスタッフに、問い合わせしてみましょう。
専門サポートスタッフが無料で対応してくれます。(私ですが)

 ▼ 自ら賃貸 サポート窓口 相談無料

  会社名 ハウスコム株式会社
  所在  〒108-0075 東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー9階    
  メールアドレス  自ら賃貸窓口  am-shinagawa@housecom.jp   
  お問合せダイヤル 自ら賃貸事務局 03-4477-2733

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この無料相談では、WEBサイトの使い方やトラブルについてのご相談はもちろん、賃貸経営全般のご相談が可能です。不動産の賃貸とともに売却、土地活用、不動産管理も検討している人にはオススメです。入居希望者様との直接契約の手続き代行やお断りの連絡代行も頼めます。断るのが苦手な方やしつこいDMや問い合わせにお困りの方は、ぜひご相談ください。


2.「自ら賃貸」の弱み・デメリット

「自ら賃貸」の弱み・デメリットは以下2点です。
  ・ 掲載されている物件情報の数が少ない。
  ・ 自由度が高く、初心者はどうしていいかわからない。

 ・掲載されている物件情報の数が少ない。

デメリットは、サイト内に掲載されている物件数が少ないことです。
部屋探しをしているユーザーは、まず掲載数の多いサイト・場所に集まります。
その後、そのまま気になる物件に問い合わせをするか、満足する物件が無かった場合に、「自ら賃貸」のようなニッチ(少数)なサイトでの部屋探しや、不動産業者からの連絡待ち、自分が希望するエリアでの現地探索など、部屋探しの手法を広げていきます。そのため、「自ら賃貸」だけでは、十分なアクセス数、反響数を獲得することは難しいので、掲載数の多いサイトへの掲載はもちろん、現地看板の設置や、不動産会社への紹介依頼も実施しておく必要があります。

 ・自由度が高く、初心者はどうしていいかわからない。

「自ら賃貸」は、不動産所有者であれば、誰でも無料で物件を掲載することができます。掲載にあたって、募集条件を大家さん自身で考え、決定し、掲載する必要があります。自分の希望する金額で募集することもできますが、周辺相場とあまりにも乖離していると、問い合わせ獲得や申込み獲得につなげることができません。
また入居希望者からの問い合わせ対応、物件案内、入居審査、契約手続きまで、既に入居から退去までの一連の流れを経験している大家さんであれば、「自分でもできる」と思われますが、全くの初めての方であれば、「自ら賃貸」の事務局サポートを使用するか、仲介会社との併用が必要となります。

3.「自ら賃貸」がおすすめの人

前述したメリット・デメリットから「自ら賃貸」がおすすめな人は、このような方です。
 ・キャッシュフローの改善をされたい方
 ・入居者募集のチャネルを増やしたい方
 ・自分の希望する募集条件で入居者募集をしたい方
 ・自主管理に必要なスキルを身に着けたい方
無料で使えるサービスなので、時間のある大家さんにおすすめです。

4.「自ら賃貸」がおすすめでない人

逆に、前述したメリット・デメリットから「自ら賃貸」がおすすめ出ない方は、このような方です。
 ・自分の時間や手間暇を減らしたい方

無料で使える分、大家さん側の手間暇がかかるサービスなので時短や効率をもとめる大家さんには向いていないかもしれません。

まとめ

以上、「自ら賃貸」のメリット・デメリットでした。
掲載されている物件はまだまだ少ないですが、これから大きくなっていくサービスなので、利用したことがないという方は、ぜひ一度使ってみてください。


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