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毎日ブログ 96日目(2020/6/3)
(※この記事は自社ホームページからの転載記事です)

先日、少々ショックなニュースを読みました。


皆さんは私たちが日常生活の中で
輩出しているプラスティック製ゴミが
どのように処理されているか、
ご存じですか?


2018年までは
マレーシアなどの諸外国に
わざわざ 『 輸出 』 され、
現地で処分されてきたそうです。
その量、おおよそ89万トン。

プラスティックゴミ

その処分の方法は

道端で燃やされる。
非規制地域に放置される。

これにより、特にマレーシアでは、
様々な呼吸器系をはじめとした
健康被害が起こっているようです。


そしてマレーシアは、
2018年に 『 輸入 』 を禁止しました。



資料によれば現在でももちろん、
当時の日本は世界で2位。
大量のプラスティックゴミを輩出してきた
悪名を持っています。


皆さんはこの悪名をどう捉えますか?
「経済発展のための犠牲」と考えますか?


聞いたことがあるかと思いますが、
ビニール袋をウミガメが
クラゲと間違えて食べてしまい、
死に至る等という話もあります。


プラスティックで「ある・ない」は
この際には関係のない話ですよね。
問題の根っこは同じなのではないでしょうか。



私個人も日常生活の中で
大量のプラスティックゴミを出しています。
消費行動の結果、ほぼ毎日少しずつ
ゴミは「生産」され続け、
チリが積もって山となった結果のひとつが
89万トンのごみの山なのです。


マレーシアの方々の健康を害したのは、
ウミガメなどの海洋生物の命を危険にさらしたのは
他ならぬ私であり、
日本・世界で暮らす我々一人一人なのでしょう。


現在、日本のあらゆる流通経路の中で
大量の梱包材が使用されていますね。


メーカーから流通業者に輸送する段ボール
個別包装の箱・緩衝材
時に過剰包装なのでは? と思うほどに
ひとつの製品に対して様々なものが付随します。


もちろんこれらは、
製品が消費者の手元に届く前に
輸送・流通の過程で欠損などが出ない様に
必要最小限+αで
デザインされたモノの数々なのです。


これを少しずつでも減らすことは
どこまで可能なのでしょうか?


そして別の側面として
その緩衝材や梱包材を
日々製造する皆さんが居ることも
もちろんわかっています。


分かったうえで、
それでも考えていかなければ
いけない世界的な問題なのだと
改めて感じました。


ゴミを所定の方法で捨てず、
「ポイ捨て」をする事は論外ですが、
捨てる前に我々にできる事は
何かできる事はないのでしょうか?


現在、ごみ袋を削減する動きが
民間レベルにまで浸透してきています。
同様の動きを
世界的視野でできないものでしょうか?


プラスチックに代わる
環境への影響を考慮した素材の開発。
既に多くの企業が、
研究開発に取り組んでいると思います。


これからは世界的な視点で
自然環境に配慮するという
そんな取り組みが企業にも
当然の様に求められています。

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それが

企業の社会的責任

いわゆる
CSR
です。


私たち一人一人の力は
本当に微々たるものです。
だから、その微々たる力を
束ねた「企業の力」に
頼りたくなってしまうのです。


自社の利益のみを求める事は
もう社会から求められなくなる。
企業が一層の発展をするためには
社会性の重視は、重要課題となっています。


もちろんそれは、
ごみ問題の話だけではありません。
そして我々個人も、企業にのみ
責任を押し付ける物ではありません。


個人においては
自利と利他の概念に基づいて
ひとりひとりが理性の下に
行動することが必要になってくるのでしょう。



企業・組織・個人の
社会的責任を考え、実行する


我々は肌感覚でそれを知っています。
世界の全員で
我々の住む地球規模で
環境改善に取り組んでいきましょう。

以前にCSRに触れた記事はこちらです。
併せてお読みいただけるとありがたいです。

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