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毎日ブログ 88日目(2020/5/26)
(※この記事は自社ホームページからの転載記事です)

先日、とある方の話を伺う機会を得ました。


まだお会いしたことも
直接お話させていただいたこともありませんが、
素晴らしいキャリア理論をお持ちの方です。
法政大学教授・田中研之輔先生です。

そのタナケン先生が
近年提案されているのがプロティアンキャリアです。


もともとはダグラス・T・ホール教授が
提唱した「プロティアンキャリア」です。


変幻自在のキャリア

と言われるこのキャリア理論は
人生100歳時代のキャリアを考える際に
非常にわかりやすい考えでした。

キャリアとは「結果」ではなく「過程」であり、
キャリアの成功とは
組織によって形成されるものではなく
個人の心理的成功によってのみ成る。

現在日本で謳われる
キャリア論とは異質にも感じられます。


キャリアの概念が一般に浸透しておらず
未成熟な現代日本だからこそ、
いっそこの段階で
プロティアンを主流にするべきではないかと
思うほどです。

私はプロティアンキャリアを
キャリアコンサルタントの養成所時代に
テキストベースで学んでいたのですが、


スーパー氏のライフキャリアレインボー、
シャイン氏のキャリアコーン、
サビカス氏のナラティブキャリアなどに紛れてしまい
あまり詳しくは学んでいなかったのが本音です。


しかしキャリアコンサルタントとして
様々な思考をめぐらす中で、
漠然とまとまってきていたのが、
偶然プロティアンキャリアに重なったように思います。


過去の記事にも何度も書いてきているのですが、

1.キャリアとは仕事に関することに限らない。
2.多くの人が「仕事に限定されている」と捉え違いをしている。

と考え続けていました。


キャリアとは人生である。

これが今の私のキャリア論です。


範囲が広すぎて
逆に漠然としかねません。



ドナルド・E・スーパー氏が
その理論「ライフキャリアレインボー」を
提唱する中で言っています。
ボランティアもキャリアである。


エドガー・E・シャイン氏が提唱した
その理論のひとつ、「キャリア・コーン」を学んで
考えていました。
キャリアとは職場内の昇進に限らない。


マーク・L・サビカス氏が構築した
キャリア構築理論の中のひとつ
ナラティブキャリアカウンセリングが好きでした。
人生を物語として捉えよう。


他にも様々な要素を含みますが、
私にとってキャリアとは
人生を指す言葉になっていました。


私はまだまだプロティアンキャリアを
学び始めたばかりです。
誰かにアウトプットできるほど
インプットができていません。


ですのでタナケン先生の言葉を借りて
皆さんにお伝えしたいと思います。
一度、以下の診断をお試しください。
※以下の診断はタナケン先生に
  転載の許可を頂いています。


15の設問を読んで
直感的に〇か×かを考え
チェックをしてください。


プロティアン・キャリア診断
1. 毎日新聞を読む
2. 月に2冊以上、本を読む
3. 英語の学習を続けている
4. テクノロジーの変化に関心がある
5. 国内の社会変化に関心がある
6. 世界の社会変化に関心がある
7. 仕事に限らず、新しい事に挑戦している
8. 現状の問題から目を背けない
9. 問題に直面すると、解決するために行動する
10. 決めたことを計画的に実行する
11. 何事も途中で投げ出さず、やり抜く
12. 日頃、複数のプロジェクトに関わっている
13. 定期的に参加する(社外)コミュニティが複数ある
14. 健康意識が高く、定期的に運動している
15. 生活の質を高め、心の幸福を感じる友人がいる
                   ●Ⓒ田中研之輔


皆さんいかがですか?
いくつチェックが入りましたか?

12個以上 ・・・ プロティアン人材
  変幻自在に自分でキャリアを形成し、
  変化にも対応できる

4~11個 ・・・ セミプロティアン人材
  キャリアは京成出来ているものの
  変化への対応力が弱い

3個以下 ・・・ ノンプロティアン人材
  現状のキャリア維持に留まり
  変化にも対応できない

この比率は2:6:2になるとの事ですが、
私はセミプロティアン人材でした。


私もタナケン先生の提唱する
プロティアン人材に成りたいと思いますし
私が関わる方々にも
プロティアン人材になって欲しいと思います。

多くの方がネットで
ホール教授のプロティアンキャリアを解説されていますので、
それも併せて検索いただくのも良いのですが、
これからプロティアンキャリアを学ぶのであれば
タナケン先生の「プロティアン」をお勧めします。


理由の一つは
ホール教授の理論に加え、
タナケン先生が独自に
経済学で聞くことの多い
「資本」と言う考え方
取り入れている事によります。


ホール教授の理論に+αを加え
オリジナルの要素も含めて
分かりやすく解説をされています。

ホール教授のプロティアンキャリアを基に
新しく日本で開発された最新のキャリア論


キャリア資本。
これは私としては衝撃でした。
私も確立した理論をもって
「キャリアは人生」なんて言っていた訳でもなく、
ここまでは考えていませんでした。


後日、私の勉強を進めて
また紹介させていただきたいと思います。

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