キャリア的視点240 -自分の強みを知るために-
毎日ブログ 240日目(2020/10/25)
SWOT分析
あなたの強みってなんでしょうか?
あなたが人に自慢できることはどんな事ですか?
あなたが続けている事はなんでしょうか?
いかがですか? これらの質問に対する答えはスッと出てきますか?
私ももちろん含めての話になりますが、とかく日本人は自分を知らない方が多いのです。
まして謙虚さを尊ぶお国柄ですので、人前で褒められると、とっさに「ありがとうございます」ではなく、「いえいえ、そんなことはありません」が口に出てします。
一歩下がって相手を立てる謙虚さ故に、自分が前に出る事が苦手なのです。
また同時に、日本人は褒められる事にも慣れていません。褒める事も慣れていません。
お互いが一歩引く事でできる関係性がちょうど良い様で、一歩踏み込む事が苦手な国民性なのです。
そんな私達ですが、最近は様々な自己啓発セミナーなどでSWOT分析と言う「自分を知る」為のツールを知る人も増えてきたのではないでしょうか?
自分自身を冷静に客観視して、「強み」「弱み」「機会」「脅威」を分析していくのです。
もう少し馴染みのある表現に変えると、強みは「長所」、弱みは「短所」、機会は「チャンス」、脅威は「ピンチ」と言ったところでしょうか。…微妙過ぎましたね^^;
当たり前すぎる自分の特技
人は自分の事はよく知っているつもりでも、意外と知らないものです。
と言うのは、自分の事はそれが当たり前すぎて、特別な事ではなくなっている結果です。
Aさんは言います。
「……だから、毎年俺がホノルルマラソンに出場しにホテルに泊まっている時の話なんだけどさ………」
いやいや、更っと言いましたけど、今なんかすごいこと言っていませんでした?
Bさんは言います。
「……このアプリ、前に作ったやつに似てるな。パクられたかな………」
ええええっ!? アプリ開発者だなんて初めて聞きましたけど?
Cさんは言います。
「……俺って柔道3段じゃん。(愛知県三河弁)」
あ、そうなのね、柔道3段なんですね。知りませんでした。
こんな会話が、たまにですがあります。ありますかね? ここまで極端なのはなかなかないかも知れませんが、まあ、きっと皆さんも似たような経験があるのではないでしょうか。
ですがその内容は、私からみたら凄く特別な事だったりするケースが多々あります。当人的にはごくごく当たり前で普通の事であるがゆえに、「周囲から見たら特別な事」としてはなかなか気付けるものではありません。
しかし、その事が「特別な事」なんだと気付く方法は、予想以上に簡単な方法があるのです。
強みを尖らせる
それを知る方法は、人と話をする事が一番です。普段一緒にいる友人、家族は元より、実は信頼できる他人「キャリアコンサルタント」も役に立ちます。
多くのキャリアコンサルタントは発達的視点で返してくれますから、尚更、自己肯定感・自己有用感が増す事になりますよ(^^)
自分の強みや長所を知ったら何をすれば良いのでしょうか。それはその強みをとにかく尖らせる事です。
弱み・短所を補う事ももちろん大切です。本来であれば全体的にバランスよく整う方が良いと言われていますから、苦手を克服していくのは長い人生を考えた上ではこれが正解です。
しかし短期中期で捉えた場合はどうでしょうか? 先の「バランスを整える」というのは、ともすれば没個性にも繋がりかねません。生き馬の目を抜くこのご時世、何でもできる平均点より、できない事は多いけど、○○(強み)に関しては飛び抜けている方がチャンスを掴み取ることに繋がりやすいのです。
自分の得意分野のチャンスを絶対に逃がさない「力」。SWOT分析の「機会」に気付くことができた時に確実に機会を掴んでいく「力」。
トッキントッキン(名古屋弁:「尖る」の最上位表現)にしておくのが、これからのキャリアをつかみ掴み取ることに繋がります。
しかも強みというものは、一人にひとつしかない、というものでもありません。大小の差こそあれど、みんなたくさんの強みを持っているものなのです。
その中で最も「伸ばしたい」強みを伸ばす事が、将来やりたい事を仕事にしていける近道にもなります。
発達的視点
先述しています様にキャリアコンサルタントは発達的視点を以って皆さんの強みを見つけます。これは皆さんが必ず成長できると信じていることが大前提になります。
多分キャリアコンサルタントは、皆さん以上に皆さんを信じていると思います。
皆さんご自身は、自分の事をどう思っていますか? 自分の将来をどう在りたいと思っていますか?
強みを見つけると言うことは、自分を信じている時の方が見つかりやすい物です。同時に人から強みを指摘された時に、素直に受け入れやすくなるものです。
「いえいえ、そんなことはありません」というのではなく、「ありがとうございます」と言いながら、一度自分で受け入れて噛み締めてみましょう。
その瞬間に何かが開けるかもしれませんね^^
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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。
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