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乾いた肌への保湿、リップクリームに。10分でできるみつろうクリームの作り方

30歳を過ぎて、市販の化粧品を買うのをやめました。

なぜなら、いくら有名な化粧品を使っても、肌への効果が感じられなかったから。以前は某有名美容メーカーの化粧水や乳液を肌にバシャバシャと塗布し、きれいになった気になっていました。

ところが、おでこにニキビが激増し、肌全体がまるでビニールのように薄くなってきてからは、これはまずいと。(イメージできますか?未熟な角層が剥き出しになって結構ヤバい肌状態)そこで、精製水とグリセリンだけで化粧水を自作したら、みるみるうちに肌がニュートラルな状態に戻ってきました。

薬剤師の知り合いも、化粧水はこの2つだけで保湿は十分と言っています。お手入れは、シンプルでいいんです。(お金をたくさんかけた20代・・悔)

オーガニック商品の開発に携わってからは、手作り化粧品や石鹸などを自宅で黙々と作っていました。石鹸については「肌にいい・悪い」の賛否がわかれます。わたしは石鹸に物申したいわけではなく、「この石鹸はいい・悪い」で判断しています。

これからは、たまに化粧品のレシピやオーガニックに関する情報を更新していきたいと思いますので、ぜひお付き合いください!

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今日は、みつろうクリームのご紹介です。ネットでも多くの方がレシピを公開していますが、簡単かつ幅広い種類のオイルを選べるみつろうクリームはおすすめです。何度か作るうちに、この分量がちょうどいいという結論に落ち着きました。所要時間は10分もかかりません。

1.材料を準備する

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《材料》
・ホホバオイル 20ml
・ミツロウ 3g
・精油 2〜3滴(スポイト使用)

《道具》
・ビーカー
・ガラス棒
・クリーム容器

まずは材料を準備します。ガラス棒ですが、わたしは料理に使う温度計を代用しています。容器は紫外線の影響で劣化しにくい遮光性の高いものがベスト。この大きさの容器なら300円ほどで手に入ります。ちなみに、この材料だと25ml容量の容器がちょうどいいです。

オイルの種類はお好みですが、「肌になじみやすい」「熱に強い」という理由から一番重宝されているのがホホバオイルです。他にもいろいろ種類があるので、カリス成城さんよりお借りした以下の情報を参考にしてください。

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みつろうとは、ミツバチの巣を構成する蝋(ろう)を集めたものです。わたしは以前お付き合いのあった生産者さんのみつろうを使っています。

みつろうはインターネットでも簡単に買えます。

2.ビーカーにオイルとみつろうを入れる

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ビーカーに20mlになるまでオイルを注ぎ、みつろうも入れます。次はみつろうを溶かすため、フライパンへ。

3.フライパンでみつろうを溶かす

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少量の水とビーカーをフライパンに入れ、火を点けます。最初は中火、沸騰したら弱火に変えます。ガタガタと鈍い音がするので、キッチンペーパーなどを下に敷いてあげると音が鳴りません。みつろうが徐々に小さくなってくるので、最後の方はガラス棒で混ぜながらオイルと馴染ませてあげるといいですよ。

4.お好みの精油を入れる

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精油はお好みで。市販の化粧品でいうところの「香料」です。わたしはいつも2〜3種類の精油を組み合せるのがすき。季節や気分で香りを選ぶのも楽しいですね。無香料がいい人は、精油は入れなくても構いません。

5.よくかき混ぜる

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ガラス棒で1分間ほどよくかき混ぜます。固まってしまうと容器に流れなくなるので、素早く手短に混ぜるのがポイント。

6.容器に入れる

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そのまま放置して、固まったら完成!

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防腐剤は入れません。みつろうと精油の種類によっては多少の防腐効果があります。ただ、1ヶ月を目安に使っていただくことをおすすめします。スパチュラを使うとより衛生的です。

肌の保湿クリームとしてはもちろん、リップクリームとしても使えます。(使いやすさを考慮して、スティックタイプの容器で作ってもいいかも)その時はみつろうを増やすなどして、油分を少しだけ抑えるのがコツです。​

季節によって配合量を変えるのも◎。夏は暑さでクリームが溶けやすいので、ミツロウを少し多めにします。反対に冬はクリームが伸ばしづらくなるので、手の平でしっかり温めてから塗りましょう。
少量の精製水やフローラルウォーターをオイルに加えると、最初から柔らかめのクリームを作ることもできます。

わたしはこのクリームに変えてから、本当にお金がかからなくなりました(笑)。クリーム代って一番高いんですよね。どうせ肌にいい成分を欲張るなら、わたしは化粧水がいいと考えています。また後日ご紹介します。

手作り化粧品はあくまで自己責任となりますので、その点ご注意ください。肌にいいとされる成分でも、刺激を感じる場合があります。この成分を入れたときは調子がいい、この成分を入れたときは調子が悪いなど、成分と肌質の相性が明確になると、市販の化粧品選びにも大いに活用できます。

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