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#147 第二弾 わらびのぬか漬けもできました


先日のnoteでモクレンの花のぬか漬けを作ったら、意外にも美味しかったことを書きました。

今回もあまり馴染みのないぬか漬けを作ってみたので、調子に乗って、前回の記事に『第一弾』と入れ、今回のを『第二弾』としてみました。まるで私がぬか漬け上級者のようなイメージになりましたね。
姑息です‥‥
いかにもこざかしいですね。


気にせず参りましょう。

私が子どもの頃、わらびと言えば、祖母や母が誰かに連れて行ってもらって山から採ってくるものでした。
春のシーズンには、近所の方からもおすそ分けがたくさん届くので、当然食卓にもわらびが並びます。子どもとしてはちょっと拷問のようでもありました。
なにしろ、祖母のわらびの料理は茶色。母が作っても茶色。色だけでも食欲が奪われる気がしたものです。

そんな山で採ってくるものと思っていたわらびが英国の私の住まいのそばに無尽蔵に生えています。
海沿いの遊歩道にもあり、ちょっと逸れた野原にはこんな感じで一面のわらびに出会えます。

この光景がずっと広がり、これを採るのはこの町で私くらい(笑)No competition! 


遊歩道のものは犬のおしっこもかかっていそうなので、犬の散歩道から外れたところを選んでいます。
とは言っても、食材をよく洗うなら、私は化学肥料や農薬がかかっているよりも犬のおしっこのほうが全然いいと思うんですけどね。

洗ったわらびを器に入れ、薪ストーブで出た灰を入れて熱湯を回しかけます。
それを一晩おいておきます。

木灰が手に入らなければ、重曹で代用できます


一晩おいて灰汁あくを取ると、わらびは色が鮮やかになります。

このまま捨てるのが惜しいくらいのエグイ色の水が残る(笑)


灰汁の取れたわらびをぬか床に投入。
That's it! それだけです。

この緑がとっても好き


わらびのぬか漬けのできあがり

個人的に2日置いたものが美味しかったです。
上のモソモソっとした部分よりも、私は茎の部分がサクサクしていて好きです。
茎を嚙んでいると、ちょっとオクラのような粘り感が口に広がるのがまたいいのです。

散歩途中にわらびをちょっと摘んでくと言ったら、今年は要らないと言い張った夫でした。
ところが、ぬか漬けにしたわらびには何度もお箸を運んでいるではないですか。モクレンに続き、今回も心の中でガッツポーズ。


ここのところ2度にわたる成功体験でかなり気を良くしています。
調子に乗って第三弾では、なぜ私が正統派のぬか漬けで勝負(誰とだ⁉)しないのかを告白したいと思っています。(先に言っときますが、大した話じゃないです‥‥)


みなさんのところは今ごろがわらびの季節ですか?

私が去年までで美味しかったと思うのは山菜炊き込みご飯でした。ピクルスにしたのもちょっとオクラ感があって好きでした。
たくさんあったので、シーズン外にも使えるように保存しようとあれこれ試行錯誤してみました。
乾燥したものは長時間水で戻しても元のようには戻り切らないことを経験しました。(私が下手なのかも)
一週間くらいなら水に浸けて冷蔵庫に置くか、あるいは水に浸して冷凍するのもありでした。乾燥保存だけはもうやらないと思います。

左が保存用に天日に干した乾燥わらび。右がわらびのピクルス


そうそう、豚肉と炒めても美味しいです。

今日はこの時期の食材、わらびを推してみました。

もしも私のように、記憶というと『厚揚げと一緒に似た茶色いわらび』のようなものだったとしたならば、あなたのわらびの歴史、塗り替えてみませんか?




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