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#23 サツマイモの夢


スライスした芋を蒸して、それをグリル=網金で焼いてみた 。

グリルの温度は普段よりもずいぶん低めにして、ゆっくり水分を飛ばすような感じで。


それがいい具合で美味しくできた。

いい歯ごたえがありながらネットリ絡まる感じが‥‥

これがあったら、クリーム系のスイーツもあんこ系のおやつもなくて平気だと思った。
温かい飲み物と相性抜群だ。食物繊維が豊富だから間食に最強なのだ!


しばらくの間、私は干し芋作りにハマったことがあった。サツマイモをスライスして蒸したものを、天日干しする。なんならフードディハイドレーターというドライフードを作る器械で完璧に乾かしてもよい。

そうして何度か、つくっては消費することを繰り返すうちに、時間をかけて干し上げても、たちまち食べきってしまうので、そこまで乾かして保存する必要がないことに気づいた。

第一、干し芋を買って袋の中で特に柔らかいのを見つけた時、とっても『得した』気分だったではないか‥‥

そこでやってみたのが今日の『蒸し』た後の『焼き』だった。


イギリスにいると、否応なく食べることに工夫が生まれる。何もしなければ『食べたい』ものが目の前に現れてくれることはない。

実はこのサツマイモも、イギリスの大手三大スーパーマーケットのひとつSainsbury's でやっとこさ買える、White flesh sweet potato (白い果肉のスイートポテト) というもの。これがいわゆる日本のサツマイモに一番近く、Murasaki という品種名が書いてあることもある。 エジプト産のものをよく見かけるが、昨日買ったのはUSA産と書いてあった。年中、流通量を確保するために グァテマラ、ホンジュラス、ポルトガル、南アフリカ、スペインからも輸入するらしい。

めちゃめちゃフードマイレージが気になる話だ‥‥


イギリスで普通にスイートポテトというと、皮が薄茶色で、中身が人参と見紛うほどの鮮やかなオレンジ色をしている。そして日本のサツマイモに比べ、水分も多いため、ふかし芋にして同じように食べようとしても、フカフカしたものではなく、ぐちゃっとしたものができる。

画像1https://www.delish.com/cooking/recipe-ideas/recipes/a55377/perfect-baked-sweet-potato-recipe/

もちろんこれはこれで美味しい。でも、『焼き芋』にも『干し芋』にもならないのは痛い。

一度、干し芋作りをこのオレンジ色のスイートポテトでやったら、天日干しをしていた網のなかで表面にカビが生えていて、ショックを受けた。

だからやっぱり遠い国からのサツマイモに頼ることになってしまうし、私と同じように『イギリスのスイートポテトでは事足りない』国からの人の需要があるのだろうと思う。



冒頭で書いた私のお芋、これでも十分にしあわせなのだけど‥‥

私の脳裏を離れない干し芋がある。食べたことがなくても見ればその特別さは説明を要しない。

Noteで私の大好きな文章を書かれるかなやん。彼女の、地元の農業を元気にしようと奮闘する姿が素敵で‥‥

かなやんが作る干し芋が死ぬほど美味しそうで‥‥

いつかこんな蜜のようにとろける干し芋を食べたいと、夢見ている。

日本にはめちゃくちゃ美味しいサツマイモの品種があって、

蒸しただけでもきっと、ちょっと半透明な琥珀色になるんだよなぁ。

イモだけで語れてしまうなあ‥‥





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