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#242 石が好きすぎる


今の年齢になるまで一度も宝石に興味が湧かなかった。興味を持っていい生活水準だったことがないと言えなくもないが。
石を見て綺麗だなぁと感じるこころは持っている。ただ、多くの人が気にも留めないような石だというのがちょっと問題かもしれない。

石が好きすぎるのだ

我が家は車で五分も走れば『〇〇ビーチ』と名のつく海岸がいろいろあるので、海岸散歩の頻度が高い。さらさらの砂、細かい砂利っぽい海岸、裸足で歩くのが「痛タタタタ」となる石だらけの海岸など、隣りの〇〇ビーチに移動しただけで様変わりするのも面白い。

私がシーグラス(Sea glass)拾いが好きすぎることは以前に書いた。

今でもご機嫌でシーグラスを拾ってしまうけど、実は石ころも一度に一、二個は拾ってしまう🫣

要はどこにでも「綺麗だな〜」と「面白〜い」を見つけてしまう金のかからない女なのだ、私は。

家に帰ってポケットから出すたびにシーグラスとは別に石を置いておく場所ができる。
そしてそうした結果、今まさにこんな石たちをどうしてくれよう… とドン引きしているところなのだ。

とにかく私が素通りしにくいのが『まあるい石』

「ころん」としてるそれだけで愛おしい
色もテクスチャーもさまざま
これだけ丸くなるのにどれほどの時を要したのだろうか


こんなカッコいい模様をつけてる石があり

「あなた男前ね」みたいな

こんなにあった。この白いすじに弱いのね、きっと私。

なんかカッコいいじゃないですか!
もちろん反対側も違う表情でね


可愛いのはまるいのばかりじゃない。この三角は出来すぎやろ、と思ったし。

やはり素通りはできなかった


ああ、時の経過を物語る石たちよ。
貝かな?何かの生き物の化石になってるでしょ。

美しいし


私が『豆大福色』と呼ぶこんな石の中に…

時を駆けるお馬さんがいる
これは愛おしい以外ない


中には穴のあいた石もあり、見つめるうち「あ、あれに使おう」と閃いた。

お香立て
そもそもなんでこんなまるい穴があくんだろう??


もう石は家の中に置いておけないので庭に出すことに決めて写真を撮ったのだ。なのにやっぱこれは手放せないとか、思い切りが悪すぎやろ、私。


家族の大切な思い出が詰まっている石もある。
うちの家族は海岸に行くと誰がよりハートに近い石を見つけられるか結構張り合ってしまう。
「I love you」なんて言いながら誇らしそうに手渡されるのは必ず私。きっと私が「すごいすごい」と小躍りして喜ぶからだ。

どれとして完璧なかたちじゃないのにハートに見える
石がハート型になるのは意外と難しいはずだ
3Dが収まる額に入れることにした


今でもきゅんとする一枚の写真がある。
○○ビーチといっても岩だらけの足場の悪い場所もあり、男3人の後ろでいつも私が後れを取ることになる。
これは一番ちいさな次男が私をエスコートしているところ。

ちゃんとEnglish Gentlemanしている

こういう瞬間がいつもあった。
石にこころが持っていかれるのは、長い長い年月ずっとそこにあったものを私たち家族がひょいと手にし束の間のご縁を結んだから…?
そういうことなのかもしれないと思う。




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