見出し画像

#173 幼な子の放ったキレッキレな言葉


子どもの造語は面白いものだが、我が子の『うまいこという発言』というのは特に面白いものだ。
先日、どなたかのnoteを読んだおかげで、私も思い出したので書いてみたくなった。(どなただったか思い出せないので、それ私かもと思われたらおしえてくださいね、記事のリンクを貼らせていただきます!)

これは、うちの次男が3歳になる前の頃の話だ。
彼の姉・兄は自分よりも9歳と7歳上である。
よって彼はみんなから愛情込めていじられた。可愛いのでどうしてもそうなる。
その日もまた家族の中でいろいろからかわれているうちに、なんだか無性に腹が立ったのだろうか….

「GO BACK IN YOUR LIFE!」(自分の人生に帰れ!)


2歳の幼児がそう言い放った瞬間、その場が静まり返った‥‥

その時の衝撃はなんというか今でも忘れない。
『上手いこと言うなぁ』という感心と、
『してやられた‥‥』という敗北感と、
『さすが私の弟 (息子) !』という小気味よさ。
そんなものがみんなの胸に広がっていたのじゃないだろうかと思う。
言いたかったことは、Mind your own business (放っておいてくれ) ということだろうが、2歳児はそんな表現を知らない。

get back でもなく、back to でも into でもない、2歳児が絞り出した自分の表現だった。
言われたことが面白かったという以上に、言われたみんなのきょとんとした瞬間が、今思い出しても可笑しい。
その時期の次男の独自の表現力はピカイチだったと今でも思う。残念ながらキレッキレ語録もそうそう多くはない。なぜなら子どもの学習力はとても高いので、自分で生み出すより前に言葉を覚えて使うのが普通だからだ。

この子は家族から「○○はああだった?こうだった?」と質問攻めに遭うことも多かった。
「あれ好きだった?嫌いだった?」とか二者択一を迫られた時に「どっちでもない」とか「中間」とか、気持ちにピッタリな言葉を知らなかったのだろう‥‥

「Middle size, straight line!」(真ん中のサイズ。まっすぐの線)


ちょっとイラっとした風でそう言い放った時も、みんなが「ほー---ぅ」と納得した。どんぴしゃのど真ん中なのかな、言いたいことが言えているような感覚である。

そんな彼も20歳になった。
歳の離れた末っ子を見ていると、ほかの二人よりも独立心の切望を感じる。
赤ちゃん扱いされてきた不甲斐なさが残っているのかもしれない….
いろいろ訊くとうるさがるし。

今朝は6時間かかる兄のもとへ出かけて行った。長めの週末を一緒に過ごすらしい。いろんなことを訊きたいところだが、本人は干渉されたくないのだから放っておく。

「お母さん、弁当作ってくれる?」

構われたくない親でも、お弁当を自分で作るよりも外で買うよりもマシってことらしいぞ。







最後まで読んでいただきありがとうございます。スキのハートは会員じゃなくてもポチっとできます。まだまだ文章書くのに時間がかかっておりますが、あなたがスキを残してくださると、とっても励みになります♥