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潜在意識でよく言う「自作自演」は極論だと思うのよ

潜在意識や引き寄せを少しでもかじった人ならば、一度は目にするであろう「全ては自作自演」「今ある現実はあなたが作っている」という台詞。

十人十色の言葉通り、人の数だけ異なる考え方があるので、あくまで私の意見なのだけど、これって極論だと思うんだよね。

潜在意識のコーチングをやってる人の中には、生まれた環境含めて「前世のあなたが決めた」と断言してる方が時々いるのだけど、そんなこと言われてもリアルタイムで辛い環境にいる人には到底受け入れられないと思うのよ。

例えば生まれつき障害を負っていたり、遺伝性の病気を抱えてたり、虐待されていたり、戦乱真っただ中の国に生まれたり、地震や津波で家族を失ったり……。

こういう人たちの目の前で「全ては自作自演」と言えるのかって話。
少なくとも私は一方的にこんなこと言われたら怒りの方が先に立つ。
スピリチュアル系が反感買ったり叩かれがちなのは、こういう極端なことをいう人が目立つからじゃないのかな。

生まれた環境や性別・気質・体質など、本人の意思が介在しようのないところまで責任を負わなくていい。

全て乗り越えて、過去を振り返った時、「あれは私が生まれるとき選んだことなんだ」と思えるなら、それはそれでいいけれど、そう思えないなら、無理に納得する必要はないのよ。
幼少期の刷り込みなんて、ほとんどが環境によるものだしね。

重要なのは

「どんな刷り込みがあろうと、あなたがその気になれば上書きできる」

これだけ。

ぶっちゃけ、恨み・怒り・悲しみ・苦しみなど、重苦しい感情を無理に抑え込むと、黒の上から他の色を塗っても上手くいかないように、書き換えが難しくなるだけなのよね。

だからまずは、表に出しにくい、いわゆる「マイナスの感情」も「あって当たり前、自然なもの」として、それを抱える自分を責めないこと。

鑑定してると結構多いんだよね。
怒りや憤り、嫉妬などの感情を持つこと自体に罪悪感を抱く人。

怒りや憤りを感じなかったら、不当な扱いを受けても気づけないし、嫉妬は自分が本当は何を欲しているのか気づくための手がかりなんですよ。
悲しみはあなたにとって大切なものは何かを教えてくれるでしょう?

いずれもずっと抱えているのは苦しいけれど、自分を守ったり、理解するためには大切な感情なんだよね。

だからどんな感情が沸いてきても、それ自体に罪悪感を持つ必要はない。

ただ、勢い任せに行動すると、あなた自身も周りも大変なことになる可能性があるから、感情が膨れ上がるまで蓋をしないで、自分が感じていることを素直に受け入れたうえで、なるべく(できる範囲で)自他が辛くならない形で発散させるのが重要。

何事にもタイミングや段階と言うのがあるから、潜在意識や引き寄せに限らず、感情的な反発を覚えたら、一度立ち止まって、何が引っかかっているのか顧みてみよう。

私も含めて、人の意見はあくまで参考であって、あなたの答えはあなたの心の中にあるのだからね😊

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