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霧島北斗七星との出会い

霧島の北斗七星

5年前ほどに都城観光協会の仕事をした時に、母智丘神社の三つ折りのパンフをもらったら、この北斗七星の話が載っていた。
宮崎市の谷口実智代さん(イワクラ学会理事)が発見したそうだ。
宮崎と鹿児島の県境にある霧島山地の東側に北斗七星のレイアウトで神社が並んでいるのだ。谷口さんはイワクラ(磐座)を探し確認して歩き、地図に印を付けていったとのこと。そうするとその中に北斗七星の並びを発見したという。

筆者のマイマップにプロットした神社の位置

北斗七星は英語ではBig Dipperといい、おおきなひしゃくを指す。もちろん、斗もひしゃくの胃「を意味を持つ。このレイアウトは文字通り柄杓を逆さに持ったような感じだ。
しかも柄杓の中に御池という火山湖があり、その水を高千穂峰や新燃岳にかけるような位置である。

7つのポイント

この北斗七星の星にあたるポイントには神社がある。
北から行くと
皇子原(おうじばる)神社(高原町)
霞神社(小林市)
東霧島(つまきりしま)神社(都城市)
池之原(いけのばる)の丸山(都城市)
母智丘神社(都城市)
高之峯(こうのみね)神社(曽於市)
住吉神社(曽於市)
池之原の丸山は都城市山田町にあるが、ポツンとある小さな山。登ると祠があるが、神社ではない。

神社に共通点があるのは、磐座がある、石が祀ってある。
丸山には石はなかった。
噂ではこの丸山の頂上に石があり、それを近くの方が持ち帰ったそうだ。その後、この頂上にはその方が祠を立てたという。
現在もその方の自宅に石はあるようだが、私有地でもあり、入れないので確認していない。
ただ、丸山に祠があるのは、杉を伐採しているところに遭遇し、確認した。この丸山、近隣の山地とは切り離されていて、ぽつんとある。古墳のような感じでもある。

都城市山田町池之原の丸山 この頂上に祠がある

ご利益について

実はこれまで2回ほど巡っているのだが、特に願をかけたわけではないが、各神社では同じお願い事をした。
すると2回ともその願いは叶った。こう書くと胡散臭がられるかもしれないが、実際叶った。もちろん、さほど大きなお願いではない。ひとつは仕事上で、長く回収ができていなかった売上金が回収できたこと。もうひとつも事業の上で提案コンペで採択されたこと。
この7つ星を巡るのは、さほどたやすいというものではなかった。池之原の丸山以外はすべてそこそこ長い石段がある。東霧島神社にいたっては、自然石の石段が続き、上がりにくい。筆者は今、63歳、運動不足はしっかり体にこたえる。1日で回ろうという方はそこそこ覚悟が必要だ。

次回からは各神社の様子を紹介していく。

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