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偽りの関係

ちょっとイライラしていたため、詩でも書いて気を紛らわせることにしました。どうぞ。

人々は見えない鎖で繋がれている
鎖が見えたとき、人々は繋がっているのだと自覚する
世界は狭く、自分が広くなったと思い込む
しかし、それは間違いだ

世界は、人々は、
皆が見えない鎖で繋がれているのだ
鎖で張り巡らされた世界は、
狭くも広くもない

自分が広くなったと思い込んだ人は、欲を求めて、見える鎖を壊そうとする
より高みを望もうとする

鎖を壊された人間は、理由がどうであれ、鎖を壊した人間を恨むものだ

こうして偽りの関係が生まれる

壊した鎖はさび付いて
そう簡単には元に戻らない

去るならば、会うな
鎖を壊すな

自分を壊すことになる

心鏡の湖

***

本来、詩は自分の心情を投影するものですが、今回は皮肉混じりな詩となっています。

というのも、この詩には明確な答えがあります。じっくりと考えてみてください。

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