偽りの関係
ちょっとイライラしていたため、詩でも書いて気を紛らわせることにしました。どうぞ。
人々は見えない鎖で繋がれている
鎖が見えたとき、人々は繋がっているのだと自覚する
世界は狭く、自分が広くなったと思い込む
しかし、それは間違いだ
世界は、人々は、
皆が見えない鎖で繋がれているのだ
鎖で張り巡らされた世界は、
狭くも広くもない
自分が広くなったと思い込んだ人は、欲を求めて、見える鎖を壊そうとする
より高みを望もうとする
鎖を壊された人間は、理由がどうであれ、鎖を壊した人間を恨むものだ
こうして偽りの関係が生まれる
壊した鎖はさび付いて
そう簡単には元に戻らない
去るならば、会うな
鎖を壊すな
自分を壊すことになる
心鏡の湖
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本来、詩は自分の心情を投影するものですが、今回は皮肉混じりな詩となっています。
というのも、この詩には明確な答えがあります。じっくりと考えてみてください。
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