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インスト楽曲 phi - executor

他人のイラストを見て嫉妬で狂っている心鏡の湖です。胃に穴が空くのではないかというくらいにきつい。

さて、久しぶりの作曲でしたが、どうにか仕上げることができました。executor、いろんな意味がありますが、執行者という訳がもっとも当てはまるかなと。ケチャップ王国2部主人公であるファイ・レレベスのテーマという扱いです。

そもそも、ファイって誰やねんという人用。

ケチャップ王国、なんとR-18指定。全体で見るとひどい描写があるので。kk211だけなら別にどうってことないはず。ファイは野盗のリーダーであり冷徹な青年ではありますが、誰よりも人情深い性格でもあります。それを言ったら、ケチャップ王国に登場するキャラクターは全員人情深いということになりますが。筆者みたいに(余計なことを言うな)

さて、executor、執行者という意味ですが、これはファイが数年後に待ち受ける様相を表現しています。確実にネタバレになるため詳しい話は省きますが、執行者と呼ぶにふさわしい人物に成長しています。

曲風について

キャラクターや作品ごとに音楽の雰囲気はおおよそ決めています。お茶の子さいさい女子であれば比較的かわいい寄り(にしているつもりが、ハードトランス寄りになりがち)、EXGSであれば奇天烈なガバキックを用いたハードテクノ。ケチャップ王国本編に関しては、なにかひとつの曲調でまとめられないほどの規模なため、キャラクターごとの雰囲気を重視しています。

ファイの場合は、格好良さと美しさを含み、テクノやロックが多めという印象。まあ別にそこまでの楽曲を制作していませんが、少なくともファイの雰囲気に見合うようなものにしたと思います。また、2部は過去の話であるため、クラシックの楽器を多く使う傾向にあります。

今回の楽曲『executor』は、ファイの雰囲気に近いように制作したつもりです。テクノを使いつつも、後半はトランペットで高い音域を使って派手に仕上げました。リアルなトランペット音源ではなく、ソリッド感のあるトランペットであるため、雰囲気は東方プロジェクトの神主が使うようなトランペットになっています。ソリッド感のあるこの音源はテクノとの相性がよく、派手さとは異なる安心感があります。

それと心鏡の湖の特徴なのですが、「飽きると投稿しなくなる」ため、飽きる前に仕上げました。その結果としてミキシングの手を抜きました。音圧がっつり強いのは調節してないからです。別に弱めなくても成立するからいいかなあと。この音圧はEXGSと同じで、聴くにはちょっと音が大きすぎるかもしれませんが、飽きたら投稿されずに放置されるため、この最悪な事態を回避するために細かな作業はカットして投稿しました。

そんなところでしょうかね。

イラストについて

いつもの適当な抽象画です。適当というとあれなんで、まあ、ごく普通の抽象画です。順番としては、楽曲2割 → イラスト全工程 → 楽曲完成まで、でしたね。楽曲の耳疲れを回復させるという点でイラストを作業工程の合間に挟んだのは良かったかもしれません。

ハートがあり、これを炎や葉のような曲線が包んでいます。ちなみに元のイラストはハートが青、周囲が赤の配色です。そして画材は色鉛筆。自分でも何を思って書いたのかわかりません。青のハートというと失恋などの不安定な感情をイメージしやすいですね。冷徹なファイに何があったのでしょう? あとは、炎や葉のようなもの。ハートが包まれているというより、焼かれているのかもしれませんね? 不安定な感情を燃やすのか、包むのか。それとも、不安定な感情を育てているのかもしれませんね? まあ、executorでありながらも、何かしらの葛藤があったのは違いありません。

同時にこのイラストは心鏡の湖が作ったものであるため、そのまま心鏡の湖の心境を描写しています。(名前と重なってややこしいわ) ハートがハイライトで明るいように見えたり、満たされていないようにも見えます。自分が描いたからこそわかりますが、これは両方です。ハイライトでもあり満たされていない。すべて暗くするとトーンバランスが悪くなりすぎるということであの描写になったのでしょうね。あとは、芸術がアイデンティティでも満たされないことへの葛藤、もちろんケチャップ王国の執筆がまったく進んでいないという怒りもあるでしょう。そういった諸々の感情がイラストに込められています。

余談

話が最初に言った「嫉妬」の話に戻します。いやあね、本当にきつい。比較するなといっても、それって無理があるじゃないですか。比較するなですぐに比較しなくなるほど、人間の脳は精巧にできてはいないのですよ。少なくとも自分は。

不思議なもので、小説と作曲は嫉妬をあまりしないのです。そもそも他人のそれらのコンテンツに興味がないのでしょう。イラストで嫉妬をするのは、やはりイラストに興味があるからこそです。そうすると本当につらいと感じる。そして、自分が「そのイラストレーターのような優れた技量を持っていない」ということに苦しめられるわけですね。技量を獲得できる確証があるなら別に嫉妬はしないじゃないですか。確実に得られるものではないからこそ苦しいと感じるわけです。

以前の記事にある「感情と理性の関係」に照らし合わせると、嫉妬はパターンCですね。カネの問題ならAにできるかもしれませんが、技量の問題は容易にAにできません。

じゃあ嫉妬をしないようにするためにはどうすればいいかといったら、自分の価値観があるのだから、それをやればいいと考えまくることでしょうね。自分は芸術家としてのアイデンティティがあるのだから、上手い下手や金の有無にとらわれず、「自分の表現する土俵で表現しろ」ということですな。自分は器用貧乏といいますか、浅く広くといいますか、多くの芸術分野に手を出しているため、そのスタンスを守っていればいいのだなあと。とりあえずは。

嫉妬を起こさない状態になるまで収まってからイラストを見るようにすれば落ち着けるのかなと思います。年単位で嫉妬をするほどではないでしょうから。イラスト以外のところでなにか表現できればいいかなと。まあ特にどの分野でやるかはまったく決めていませんが。

はい。嫉妬に関しては以上。

あとはビッグファイブを適当に眺めて自分のパーソナリティを把握しました。価値観といっても差し支えないでしょう。

価値観:用心深い、気難しい、不安、悲観的、秘密主義

こ れ は ひ ど い

なんだこれはと。でも、こうみたいですよ。神経症傾向 Hiと 外向性 Lowなので。実際に不安障害と極度の内向型ですから。

ありがたいことに、Wikipediaに内容が書いてあるため、それをもとに分析をしてみたところ、ああです。

働けない理由を完全に納得してしまった、心鏡の湖でした。

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