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【詩】何もない

何もない
あるにはあるが、書くほどのことではない
私にとっては何もない

あったらあったで、それはどうでもよかったり、傷ついたりする
退屈が続くと、それはそれでつらい

そんなとき

ちょっとした時間つぶしとして
自分との静かな対話として
詩を書いてみる

それらしいことが書けていればそれでいい

日記や日誌ではないから
誤字も展開の破綻もいいダシになる

どれだけ貧しかろうが、苦しかろうが、言葉のコース料理を好きなだけ堪能できる
どんな味かはわからないし、味の保証はできない
けれども、魅力の溢れた味になるのは間違いない

今日も、ご馳走様でした


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