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心鏡の湖 詩集『魚の骨が刺さりまして』

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心鏡の湖の詩をぶっ込むだけのマガジン。俳句を含みます。
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#お風呂

心鏡の湖 詩のスタイル

どうも。マガジンを作成するにあたって、心鏡の湖の詩のスタイルをあらかじめ書いておきたいと思います。 私、心鏡の湖は発達障害(ASD、ADHD)を抱え、ジョブホッパーとなり、労働意欲を失った人間です。ストレスを抱えやすく、半年に1回の頻度で過呼吸で身体が硬直してしまいます。また、二次障害として気分障害になっていて、「働いていた頃よりかは症状が和らいだかな?」程度が現状です。 そのため、私が書く詩は基本的にネガティブであり、言葉の当たりが強くなっています。いわば、教科書には到

温もり

さて、今日もやって来ました詩の時間。風呂場で考えてました。 温もりが欲しい 幹の沈黙と葉のささやき 太陽と雲のかくれんぼ 顔に吹き付ける風 気まぐれ天気雨 温もりが欲しい 風呂場でつくため息 切らしたシャンプー 髪の毛は旅に出て 排水口で捕まる 温もりが欲しい ナツメ灯の暖色に 出番の早い湯たんぽさん やはりスマホもお供するのか 私は古墳で眠る王のよう 何かとアクセサリーが多い 寂しくなんかない 温もりはいつもそばにあるから 心鏡の湖 *** 解説が長ったらしか

風呂で詩を考える

言葉は人を映し出す鏡のようなもので、私の誌はまさに水垢にまみれた鏡といえる。だからこその見える景色があるのかもしれない。いや、まだ詩ではないのだけれど。 スマホを風呂場に持ち込んで書いています。 詩『お風呂』冬は風呂場が寒く、湯温はクソ暑く 湯船のお湯を漂う誰かの長い髪の毛と、父親が擦ったであろう垢が浮いている 換気扇はいつしか回らなくなり、高速道路は眠らなくなった 揺らぐ水面 心臓の鼓動がある限り、水面は波立つ これでも生きているのだと 騒がしく生きているのだと