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心鏡の湖 詩集『魚の骨が刺さりまして』

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心鏡の湖の詩をぶっ込むだけのマガジン。俳句を含みます。
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#創作

心鏡の湖 詩のスタイル

どうも。マガジンを作成するにあたって、心鏡の湖の詩のスタイルをあらかじめ書いておきたいと思います。 私、心鏡の湖は発達障害(ASD、ADHD)を抱え、ジョブホッパーとなり、労働意欲を失った人間です。ストレスを抱えやすく、半年に1回の頻度で過呼吸で身体が硬直してしまいます。また、二次障害として気分障害になっていて、「働いていた頃よりかは症状が和らいだかな?」程度が現状です。 そのため、私が書く詩は基本的にネガティブであり、言葉の当たりが強くなっています。いわば、教科書には到

今日の詩

私が知る世界は狭すぎる。 家しか過ごせないのだから。 サーキュレーターの風をもって、私は旅をする。 世界は狭い 心鏡の湖 解説 家でしか過ごせない理由は様々である。暑いし、雨が降るし、お金もない、人という敵に遭遇する。ネットも心を許せる場所は限られている。それが私の知る世界なのだ。トイレの数歩、風呂の数歩、寝室の数歩でも私にとっては旅のようなもので、そのときにサーキュレーターの風が旅の友になるが、それでも屋内の域を出ない。 創作は孤独との社交ダンス。 心鏡の湖 解説

偽りの関係

ちょっとイライラしていたため、詩でも書いて気を紛らわせることにしました。どうぞ。 人々は見えない鎖で繋がれている 鎖が見えたとき、人々は繋がっているのだと自覚する 世界は狭く、自分が広くなったと思い込む しかし、それは間違いだ 世界は、人々は、 皆が見えない鎖で繋がれているのだ 鎖で張り巡らされた世界は、 狭くも広くもない 自分が広くなったと思い込んだ人は、欲を求めて、見える鎖を壊そうとする より高みを望もうとする 鎖を壊された人間は、理由がどうであれ、鎖を壊した人間