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【小説】奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編

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小説 奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編 をまとめました
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2022年2月の記事一覧

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#42

9 薩長盟約(4) 明朝、グラバーのもとに行く支度をしていると、薩摩藩士がやってきた。 「今…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#43

9 薩長盟約(5) 山口の政庁に向かい山田や広沢と会った聞多は、基本方針を確認していた。なる…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#44

9 薩長盟約(6)  この件は翌日大きく動いた。藩主敬親公が木戸の上京の目的を状況探索として…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#45

10 四境戦争(1) 公儀の使者は芸藩に来ていた。まずはと長州側の指導者の召喚を命じていた。…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#46

10 四境戦争(2) 大村の前を下がり、家に帰った。ランプに油を入れ火をつける。行燈よりも明る…

瑞野明青
2年前

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#47

10 四境戦争(3) そのころ広島にいた老中松平伯耆守は、宍戸備後助と楫取素彦を開放して…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#48

10 四境戦争(4) この戦の終盤に将軍家茂が逝去していた。小倉口に見られた混乱の一因であったようだった。  後を継いだ慶喜は芸州口の総督として出陣する予定だったが、戦況の思わしくない様子を見て出陣を取りやめた。  その上、止戦の勅書を願い出ていた。朝廷も再征の決定を無理やり出させられた経緯もあり、慶喜の対応に腹を据えかねていたが、頼りになるのも慶喜以外いないので止戦で決定することになった。    講和の使者には慶喜が勝海舟を指名した。講和の会議は厳島で行うこととなり、長州か

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#49

10 四境戦争(5) 山口ではイギリス公使から、自分が訪問したいところだが、提督を派遣す…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#50

11 公儀と朝廷と戦と(1) その頃聞多は下関で暇を持て余していた。下関で相も変わらず、来る…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#51

11 公儀と朝廷と戦と(2) その頃は京に場を移して、兵庫の開港と長州への「寛大な措置」が議題…

瑞野明青
2年前
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