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いつか恋をした、僕らの仮想現実は溶け出していく。 - #VR_ize vol.0レポ-

水井軒間です。お久しぶりのnoteバーチャル関連記事になります。

今回は2020年4月22日に行われたバーチャルクラブイベント
「VIRTUALIZE REALIZE vol.0」のレポート記事です。

というか、関わった者としての思い出振り返り記事みたいなものになります。
イベントを楽しんでくれた皆さんが楽しめる記事、イベントをまだ知らない人が興味をもってもらえる記事になっていればと思います。



・はじめに、スタッフとして参加した経緯

ご存知の通り(だと嬉しい)私はグッズ制作・Visual Stuff(VJアニメーション制作)として関わらせていただいた内部スタッフです。

といっても最初から参加していたわけではなく。個人的な経緯を振り返ってみます。


まずイベントそのものの告知が出たのが3/22。

ここで一個”インターネットいい話”があるんですけど、
出演者のひとり、DatCatさんは私がVIRTUAFREAK vol.2か3あたりに参加していた頃からの知り合いで、
noteやtwitterで「DatCatさんが現れたので私はもう音楽レポを書かなくていい」とか「バチャフリ出身DJが出たら面白い、"DJ DatCat"とか…」とか時々言及していたんですね。
で、この告知が出まして、うおおついに!と思ってたらDatCatさんから
「水井さんに”見てみたい”と言ってもらったのをモチベにここまでやってきたのでぜひ来てください」というDMが来てびっくりしてしまった。
マジで?そんなに?「もちろん行きます」と返事をしました。という話。

っていうか、主催のFAIOさんや出演者のFuture Record(installed 咲乃木ロク)くんとも既に知り合いだったので、
「こんな面白そうなことやるなら声かけてくださいよ!」とかツイートしてたらFAIOさんから「!」と反応があり。
「VR_ize、グッズ作るとかどうですか?」とこちらから声をかけ、スタッフとしての参加がスタートしました。

というわけで初めはグッズ制作のみのスタッフだったのですが、会議の中で
「アニメが描けるので、よかったらVJさんに使ってもらいたいです」と勇気を出して発言したことで、Visual Staff(なんかカッコいい役職名つけたいとFAIOさんが考えてくれた)としても動くことになりました。
VJにアニメを使ってもらうのがずっと夢だったので本当に嬉しかった。
非暮さん、LAKUさんありがとう。



・バーチャル開催”vol.0”へ

そんな感じで期待の高まるイベントだったVR_ize”vol.1"でしたが、
新型コロナの影響で箱が使えず、現地開催が不可能に。

ただそこで単純な延期とはならず、
オンラインで、バーチャル上での開催"vol.0"に向けてイベントは動いていきます。

直前の「ヒトリアニ」や「MU2020」からの流れもあったとは思いますが、
単なる配信開催ではなく、VRChatでの開催。

現地でのクラブイベントをVRChatで、という試みも、
VRChat内でのクラブイベントは数あれど、ここまできちんと企画として立ち上げる、という試みも、おそらく業界初だと思います。

そもそもは既に運営されているVRクラブ「Club RUINS」をお貸ししてもらうつもりだったオーナーのkagamiiiiinさんが「ワールド作りますよ!」と言い始め、
テクニカルスタッフとしてmaguroさん、Yothubaさんが参加。
オイオイなんだかすごいことになってきちゃったぞ感が出始めます。

さらにバーチャル開催に合わせて、VRデバイス「Hapbeat」とのコラボも決定。

いったい僕たちのこのイベント、これからどうなっちゃうの〜!?



・スタッフそれぞれの力の結晶

まずこれは絶対言っておきたかったことなんですけど
PY-2(らいつ)のフライヤーイラストかわいすぎじゃありませんか?!!?!?!??!?!

このイラストも大好き

「インターネット交通事故」というテーマから交通整備員をモチーフにしたキャラデザで、イベント全体の世界観を決定づけたのは彼の力だと思います。
私たちは愛情を込めてぽよと呼び続けていますが(元ぽよらいつなので)
ぽよは若き天才です。絶対に大物になってほしい。皆さんマジでよろしくお願いします。


次にkagamiiiiinさんのワールド、当日VRChatに入った人はその身で体感してきたと思うんですが、めちゃくちゃカッコいい。ほんとにすごい。

ヤバない?なんで私VRChat行けないんだろう 絶対いつか行く

他にも小物としてクライナーやイェーガーの瓶なども実装してくれたことで当日会場はいい感じに治安が終わっていたようです。


ワールド制作だけじゃなく、VRChatで開催するにあたって、バーチャルクラブに長年精通しているkagamiiiiinさんの力は本当に大きかったです。


そして完全な裏方として表立ってはいないものの、イベントを楽しんでくれた皆さんに絶対に伝えておきたいのは、
今回のイベントが円滑に回っていたのはFAIOさん、maguroさん、Yothubaさん達テクニカル班の身を粉にした努力の賜物です。
イベント開催までの間、連日連夜皆が集まってウンウン唸りながら作業しているのをずっと見て来ました。
私なんかは技術的なことが本当にわからないので、頭が上がりません。


VRize vol.0はそんなこんな、いろんな専門技術を持った人達の力が集まってやっと完成したイベントだったりもしたのでした。
もちろん私も、微力ながら精一杯アニメを描かせていただきました。



・グッズイラストに込めた想い

皆さんVRoid向けグッズパーカーは手に入れてくださいましたでしょうか。
購入しないまでもイラストだけでもよかったら見て欲しい。

参加クリエイターはFAIOさん(多彩すぎ)、PY-2、水井軒間、そしてボカクラDJとしても活躍されているもなか最中さん。

私が担当したイラストについてちょっと語りたいんですが、
VJアニメーションも含めて、私は今回個人テーマとして「恋」をずっと意識して制作していました。

「あの日、僕らは恋をした。」
という文字をでかでかとイラストに入れたんですが、
これは私や出演者を含め、バーチャルやバーチャルの音楽に触れた人達の想いを「恋」になぞらえたものです。
ずっとお世話になっているエハラミオリ氏が楽曲の歌詞で使っていたところから影響された語彙であり(「さあ恋の理由を見失う前に進もう」など)、
過去のnoteで使った語彙だったりもします。

この業界・界隈を追ったり追わなかったりの付き合いはもう2年になりますが、私も「なんだかんだ君と僕とこの世界が”大好き!”」なわけで、
出演者・スタッフの皆も、当日楽しんでくれる皆さんもきっと同じ想いだろうということで、こういった絵を描かせていただきました。



・当日のレポ

私はスタッフながらVRChatに行く環境が整わず、泣く泣くtwitch配信での参加。絶対いつか行くからな。
コメント欄を荒らしつつ、twitterでめちゃくちゃ実況しながら見ていたのでそれを振り返りながらレポを書いていこうと思います。
何が流れたとかまでは記憶も知識もないのでかなりさらっと。きっともっと音楽に詳しい人が詳しいレポを書いてくれる。


DJ えい

しょっぱなからオシャレでムーディー、そしていきなりズルの連続で最高の一番手でした。世界観のあるDJ、大好き。


DJ DatCat

マジでこいつは末代まで許さん Rainbow shipありがとうマジで
私が見込んだだけのことはある(後方腕組み古参面)イベント初DJとは思えない貫禄のあるプレイでした。


DJ FutureRecord installed 咲乃木ロク

みんな咲乃木ロクの歌唱聞いてくれたか?今一番好きな声帯です
新曲「クラブのない週末」早く音源化してほしい。彼も配信イベントでは初のプレイ。


DJ Reno(ゲスト)

今回のゲスト、ボカロ中心DJのRenoさん、めちゃくちゃカッコよかったしモデルがかわいかった。
あと後ろの画面でぽよらいつがいらすとやで暴れていてめちゃくちゃ気が散った。


DJ FAIO

これに尽きる。ほんとバカ。
なんかこのツイートでVRChat会場のとあるインスタンスが湧いていたという情報があとからkagamiiiiinさんから来て赤面した。


DJ まかか

まかかさん、いつかnagomixで見てから好きで実はめちゃくちゃ楽しみにしてました。トリにふさわしいエモーショナルなプレイでかっこよかった。
あとまかかさんが画面にParty Parrotを配置してたせいでVRChat会場に大量発生してるスクショがめちゃくちゃ流れてきてめちゃくちゃ笑った。


VJ 非暮

非暮さんは静かな空気感の好みがしっかり出ているVJさんだなと思っています。彼もイベント初プレイ。
あと私の渡した素材でめちゃくちゃ遊んでくれて嬉しかった。


VJ LAKU

LAKUさんは自分で素材作りもしているVJさんで、「素材で殺す」ということをやっていてすごかった。あのグレープフルーツ素材自前だぞみんな。そして彼も初プレイ。私のアニメ素材もカッコいい使い方してくれていましたありがとう…


気づいた方もいると思うんですが、このイベントは出演者の半数以上が今回デビューというすごいことになっていました。
皆VIRTUAFREAKやVirtuaREALでバーチャルクラブイベントに触れ、憧れ、恋をして、DJ・VJデビューを果たした人達です。
その出会いの様を我々は「インターネット交通事故」と呼んでいたり。
皆さん彼らの勇姿をその目で目撃してくださいましたでしょうか。


twitchで見ていてもコメントで盛り上がれたり、画面のスイッチングがあったりしてかなり楽しめました。でもやっぱりいつかは会場に行きたいな。

改めてご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
VRChat会場、twitch会場ともに、予想をはるかに超える数の方に来て頂いて、スタッフ一同感動していました。
本当にいいイベントにできたのは皆さんのご協力あってこそだったと思います。



・次回予告

というわけで、6月にまたやります!

もし会場での開催が可能であればそこで、無理だったらバーチャル会場で、
また会いましょう。
私もVisual Staffとしてさらにパワーアップしたものをお届けできたらと思っています。

今回は参加できなかったという方も、次はぜひ会いましょう。
一緒に踊りましょう。その日までまた。ありがとうございました。


私のtwitter↓


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