見出し画像

あざとい女子の生存戦略

あざといって言葉、よく聞くようになった。
検索するとどうやら「ずるい、悪辣(あくらつ)な」という意味らしい。

私が思っていた「あざとい」の使い方と違ったので、さらに調べてみるとさすがのNAVERまとめ。
2016年2月にすでにまとめられていた(わたし遅い)。

▼ネットスラングとしての「あざとい」の意味
「少々大げさに自らのかわいらしさをアピールし、あからさまに相手の心をくすぐるするような振る舞いをしている状態を評した言葉」

そう、これだ。
絶対的にわざとだとわかっているのに、かわいいから許すやつ。
さすがです、NAVERまとめ。

高校生のときにすごくかわいいなーと思って遠目から見ていた子がいた。
絶対将来、かわいくなるだろうと予想していた子。

高校生の時は、どちらかというと裏原系女子だったので
「女子ウケはよさそうだけど、モテはしない」みたいな印象だったんだけど
男女ともに誰とでも仲良くなれるというか、誰からも好かれるマスコット的存在。

そのマスコットが、社会人になって、わたしの思っていた通り化けた。
今やIENAとか着てそうなキラキラ系女子。
しかも、セールスで結構売っている、仕事できる系女子。

薄化粧っぽく見せているけど、がっつりアイライン入ってるし
塗ってないようにみせてがっつり塗っているナチュラルファンデ

完全に戦闘態勢やんかー!!!!!!

って、待ち合わせ場所手前でみつけて思ったんだけど
実際は見つけたときのキラキラ加減ですでに結構やられてたんだけど

次の瞬間、久しぶり~と手を振りながら少し手前にでていたわたしの手を掴んで一言。
「さむいのに、わたしのためにありがとう~♡(満面のくしゃっと笑顔)」

なぜ、手を掴んだんだ。
そして、その手を自分の方に引き寄せるアイドルテク。なに。

完全にやられた。
これを同性にもできちゃうあたり、本当にあざといぜ。
かわいいから許すけど。

その後、ここがいい~と入ったお店は「和食の野菜たっぷり料理屋さん」。
お店選びもおしゃれ、かつかわいい。
和食なので気張ってない感でているけど、ランチの値段は1,500円。さすがやな。

そして結構食う。
おかわりしてもいい?ってわたしに確認をとってくるし。
そこもまたかわいい。

終始、「ありがとう」「すごい」「すき」「かわいい」と私をあげたり、ほめたりを繰り返したが全く嫌味なく。
私が褒め返すと素直に喜ぶ。
かわいい。

かわいい子って一緒にご飯食べてあげるだけでも人を幸せにするんですね。
かわいいは世界を救います。

と、すっごくたのしい時間を過ごしてたんだけど
食事が終わるころには来週のご飯の予定をブロックされていたし、来週のご飯ではどうやら会社の説明をしてくれるらしい。

気づいたらがっつり、顧客対象になっていた。
おそるべし、あざとい女子。

かわいいから話だけは聞こうと思う。
ご飯食べるだけでも幸せになれるのだから。

読んでいただきありがとうございます^^今後もnoteを運営していくための創作費として使わせていただきます🌱