最近、景色の中で緑色だけが薄い
フィクションです。練習的な。 綺麗な死に顔を晒したいと思っていました。 別に死にたい訳ではなく、こちらとしては別に500年くらい生きても良いのですが。 ただどうせ死というのをいつか迎えるならば、綺麗な顔で死にたいと思いました。 小さい頃、知人の親の葬儀に出ました。 花を添えた時の、錆びた鉄の様な肌色が、よく出来た蝋人形の様な顔が、記憶に残っています。 当然目も閉じていて、化粧を施されている顔ですからその下の思いを透かして見るのはどうにも難しいものがありましたが
見ない方がいいと思います。 普通に閲覧注意です。 心当たりのある方は、教えてくれると助かります。 でも多分、彼にとっては迷惑だと思うので、見つからない方が幸せかな、と思います。 では、フィクションということで。 人を、探しています。 あの人が居なくなってからもう3年以上が経つ。中1のあの頃に比べればずっと忙しくなって、しばらく、ぽっかりと穴を開けたように忘れてしまっていた。次思い出せるのがいつかも分からないので、今のうちに記憶を残しておこうと思う。 彼──通話の声な