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12月のニュースクリック数ランキング

先月配信分のNewsLetterのリンククリック数ランキングが出来ました。
11月は大型店の閉店にまつわるニュースが注目されましたが、先月はどうだったでしょうか?
ちなみに先月のランキングはこちら

1位『老舗出版社「廃業」誤情報はなぜ流れたのか 代表が明かした背景...騒動の裏にあった「善意」とは』

1位になったのはある出版社の廃業という噂の裏側の話。委託販売をベースとする出版業界においては、こういった噂により市場の在庫が集中して返品されることで、本格的な経営危機が訪れる事がままあります。誤情報の訂正に繋がっていればよいのですが。

2位『出版物流の維持へ“協業”の機運』

出版物の輸送量が大幅に減少する中、出版物流網の維持が喫緊の課題です。新刊の発売日にあわせ、真夜中に商品が届くこの物流網をどうやったら維持出来るのか、何が課題なのか、アイデアもあわせて書かれた記事でした。

3位『限界…“街の書店”10年で3割減少 閉店が相次ぐワケ』

動画へのリンクです。
書店の閉店が続く理由と、それに対抗するための業界内の取組が特集されたニュース動画が3位に入りました。

4位『出版社数は2907社で漸減中…出版社と売上高の関係』

数々の統計資料を分析し提示してくれるガベージニュースの記事。
出版物販売額の実態が発売されたことで、最新版が公開されました。最も読まれたのがこの出版社数。
売上が上位出版社に偏重していること、出版社も大きく減っている事などが読み解かれています。

5位『最近手に取りましたか?文庫本の現在地』

NHKが特集した文庫本の値段に関する記事。ワンコインで買える物というイメージが強かった文庫本ですが、今では1000円を超えるものも珍しくなくなりました。資材の価格上昇が続く中、出版社側の紙の共通化などの動きも出ていることも伝えられています。

6位『TSUTAYA 三軒茶屋店、BOOK館を残して閉店へ』

今月も書店閉店や縮小のニュースが続きました。最も注目を集めたのがTSUTAYA三軒茶屋店の縮小のニュース。書籍以外の扱いが1月16日で終了するそうです。

7位『20年間勤めた講談社を退職しました。』

講談社のマンガ編集者だったムラマツさんの退職エントリ。

8位『苦戦するTSUTAYAと何が違う? ゲオが「レンタル事業縮小」でも絶好調な理由』

かつては、レンタル事業という共通イメージがあった2社ですが、両社の状況が異なってきています。両社の戦略を分析した記事がランクインしました。

9位『蔦屋書店が「コピペ」された?店名は日本第3の書店と重複』

中国に熊沢書店という書店が蔦屋書店そっくりのイメージで出店している、というSNS指摘があったというニュース。
ネット騒然のネタでした。

10位『書店8343億円、インターネット2808億円…出版物の売り場毎の販売額推移』

ガベージニュースからのランクイン2本目。

「書店以上に他の小売で出版物の売上が減り、相対的に書店における販売額構成比はそれほど大きくは減っていない」

本文より

という指摘がありましたが、駅・コンビニなど人の最寄りの場所から本が急激に減っていき販売機会がなくなっているのだ、ということは知っておくべき事実だと思いました。

もともとNewsletterの開封率は土日などは大きく下がるため、長い休みがあった12月は全体的にも低調となりました。一方で、そんな読者のいない土日に大事な発表や新商品の記事が出ていたり…ということも散見されました。
新しい年、明るいニュースが増える事を祈っています。

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