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【おまけ】これから出る本 2020年8月

HONZでこれから出る本を公開しました。

店頭で予約が入っている本(しかもHONZで取り上げる対象となるノンフィクション)という色んな成約をかけて本を選んでいるのですが、8月までに発売になる本にもいくつか気になる本があったので、オマケとしてこちらに追加しておきます。

■「役に立たない」科学が役に立つ

サイエンスノンフィクション好きには絶対チェックしてもらいたいのがこちら。タイトルそのままだと思いますが、内容情報に入っている以下の言葉が刺さりました。

今日、そして明日の世界へとつづく進歩は、技術的な専門知識だけでなされるわけではない。妨げられることのない好奇心、現実的な考察の流れに逆らってはるか上流へとさかのぼろうとする気概、そして、それを楽しむ心によってなされるのだ。

■MaaS戦記 伊豆に未来の街を創る

MaaSというキーワードくらいは知っているのですが、これほど壮大な計画が伊豆にあるということを知りませんでした。

著者はこのプロジェクトリーダー本人。シアターオーブの立ちあげもこの方なんですね。スゴい。しかもすでに著書2作を発行しており書き手としても太鼓判が押されています。未来都市を考える上で外せない1冊になりそう。

■戦争と法

著者は第一線の憲法学者。教科書でお世話になったという人も多いでしょう。『憲法と平和を問いなおす』などの著書は長い間読まれています。今回は戦争を法の視点から読み解き、その変化を明らかにしているとのこと。憲法改正が話題になる中で必読の1冊になりそう。

■トレイルブレイザー: 企業が本気で社会を変える10の思考

起業家の自伝が立て続けに発売されますが、その中で興味をもったのがこちら。セールスフォースの創業者、マーク・ベニオフの生まれから成功までの歴史と今考えていること。これからの企業のあり方を考えるというためにも役に立ちそうです。

■五輪と万博: 開発の夢、翻弄の歴史

この時期にあわせて五輪、万博関連の本を出版しようという計画が多かったのか、関連本が増えてきました。民俗学の本を多く書いている著者が「都市・郊外の開発と変貌の歴史」を描くということで、興味をもちました。





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