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2021年は、手紡ぎ手織りのちいさな教室がはじまった年。

長引くコロナ禍、いつもより加速して動いた2021年。

羊とホームスパン がらみでは、さらによく動いた年だった。2017年にスタートし、隔年で開催してきた「盛岡ホームスパンの祭典 Meets the Homespun」。3回目を数える同年度は、ホームスパン継承と作り手育成をめざす団体「いわてホームスパンユニオン」発足を記念し、改めて「ホームスパン産地・いわて」を紹介する展示を行った。すでに過去の記録となってしまったが、1年越しにその活動を記録しておきたい。

例年通り、盛岡市内ホームスパン工房とその門下生や若手作家らの織り上げたホームスパン製品、手織りやフェルト、羊まわりの小物、アイウール(県産羊毛)製品を展示販売。展示企画として、「ホームスパン産地・いわて」盛岡✖️花巻の紹介、伝統的工芸品申請の取り組み説明が主な内容、トークやワークショップなどの参加企画を行わず、展示及び販売をメインに、万全なコロナ対策を行った上で行った。

1階だけでゆったりと。
ホームスパン 100年の歴史紹介
赤レンガでの開催も徐々に定着
10月末の穏やかな天候
皆さん、間隔を空けてレジへ。
久しぶりのイベント


鉈屋町で小説「雲を紡ぐ」イベントに参加。

2021年11月末には、鉈屋町で開かれた「雲を紡ぐ」イベントにて、手紡ぎ手織りのワークショップを開催。まちの編集室は、販売企画部門を事業独立する形で(株)クラシカウンシルを立ち上げ、手紡ぎ手織りの学校「Looms」運営もスタート。ホームスパン作家が講師となり、手紡ぎや手織りを体験できる企画だ。オール手紡ぎ手織り製品を作ることはハードルが高いは、まずは、経糸(たて糸)を張った卓上機に自分がえらんた糸、自分で紡いだ糸もちょっぴり織り込みながら、自分だけのポットマットをつくる講座に、幅広い世代の方が2日間に渡って参加いただいた。町家のたたずまいに、手紡ぎや手織りの道具はよく似合う。


今更ながら、1年越しの報告となった2021年の活動。ここから年明けは、場所を岩手銀行ヘと移して、「Looms いわぎんまちなかスクール」開講となっていく。
数年前、羊と羊毛が持つポテンシャルをもっと暮らしてに届けられる手段はないだろうか、と思いながら、いつか学びの場に羊毛やホームスパンが広がっていくことを想像していたが、その始まりとなった2021年なのだ(続きはまた)。

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