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ため息俳句 秋雨前線の下で


秋雨のひと時あがり胡瓜採る  空茶


 9月の初旬、夏の胡瓜を撤去したのちに植えた苗が、ここにきて収穫までこぎつけた。花付きもよくて期待以上にこの後も新鮮な胡瓜を食べることができるかもしれない。


 一番手に蒔いたのは、赤玉ねぎである。発芽して、今は5、6センチほどに。ひょろひょろとしたか弱げな姿だが、これが立派に玉ねぎとなるのだ。これから、順次中晩生の種類が生育してゆくはずだが、ちょっと心配だ。

秋雨や玉ねぎ苗は二寸ほど


 白菜は、基本的に直に蒔いてしまうのが、自分のやり方だが、今年はミニ白菜は、トレイで苗づくりを試している。それも、100均の種だ。二袋でワンコインという安さであるので、普通のサイズの白菜も購入して、こちらもトレイに蒔いて比較している。今のところ、ミニ白菜の発芽率は100パーセントであるが、もう一方は70パーセントほどか。もしも、この100均の種が成果をあげてくれれば、種の値も年々上昇しているので助けになるかも知れないのだ。

間引き時待つ白菜の芽の哀れ


 間引き時であるのは、畑の大根と白菜である。茄子は夏の高温の疲労困憊から回復したらしく秋茄子の花が沢山咲いて、こちらも順調になってきた。
 本当は、秋冬菜もの野菜の種を蒔く時期であるし、ブロッコリーなども植える時期なのだが、これらも高温が長引いていたので、躊躇していた。
 この前線がどいてくれたなら、それらも一気にやるしかないのだ。
 とはいえ、このぐずついた空模様の下なら、こちらもぐだぐだと時を過ごそう。