ため息俳句 白槿
黒雲はぞろぞろぞろと白槿 空茶
昨日も今日、おどろおどろしい雷鳴とともに、真っ白く視界を遮るように雨が降った。
玄関前の通学路は濁流めいて雨水が流れていく。
庭には白槿と百日紅が咲いてるのだが、雨と風に翻弄されていた。
ゲリラ雷雨とは、不穏ないいようである。
自分は外国のことは一抹の見聞すらないのだが、よく聞く南国のスコールという気象とは、どう違うのだろう。
ともあれ、人間界の都合にはお構いなしの圧倒的な自然の猛威に振り回されている。
颱風も接近中だ。
われらに花鳥風月を歌うことは可能なのだろうか。