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水曜日の窓辺
2024年5月20日 22:53
井上井月の句を見ていると、句に大袈裟なことばの身振り手振りがないところに一番惹かれる。自分のような生半可な俳句初心者でも、概ね理解できる作品がほとんどである。 一定の事前知識等というか文化的素養をもたない人であっても、わかる言葉で俳句を作ったのは一茶であるが、少し時代を下がって井月もそうであるように思う。 といっても、一茶も井月も当人は、詩歌についてはそれ相応に知識や修練の時期が基盤にあっ