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【IndieGame界隈トピックまとめ】コミックマーケット103関連など|12/31

 瑞牆(みずがき)です。
 元ゲーム会社勤務・現インディーゲーム開発者の筆者が、自分用にIndieGame界隈のトピックをまとめています。
 自分と同じようなゲーム界隈の方がスキマ時間に直近のトピックをサクっと追えるマガジンにできたらと思っています。


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【1】コミックマーケット103開催 IndieGame系出展者は2日目に集中

 2023年12月30日(土)と31日(日)の2日間にコミックマーケット103が開催されました。うちIndieGame系の出展は31日(日)の「創作」「同人ソフト」に集中していた印象です。
 気合いをいれて全サークル様に触れたい……とも思ったのですが流石にボリュームが多く……。
 個人的に特に注目しているサークル様に絞りピックアップしました。

(1)パンドリ丼 様

 「ケモノの姿に変わっていく」少女の青春を見守るADVゲーム『アニマロイドガール』。その折り本を頒布されていました。パンドリ丼様はステッカーやアクスタなど様々なグッズを展開されているのですが、どれも世界観が凝縮されていてとても美しいです。

(2)そおの 様

 オリジナルゲーム『新人類コンプレックス』のコンセプト集を頒布されていました。Xにイラストが一部掲載されていますが、ゲームアートディレクターのご出身であるらしい作者様の構想ががっつり描かれています。不思議かつ、ロマンに溢れ、非常に格好良い……

(3)Kyo-hei(杏丙) 様

 悪魔っ娘攻略パズルゲーム名作『Helltaker』のファンゲーム『HELL VERSUS』のデモ版が頒布されていました。Kyo-hei(杏丙)様は普段もXで『Helltaker』のサイレント漫画を連載されています。かわいい。

(4)アクアリウムは踊らない 様

 ホラー嫌いが作る(!?)水族館の秘密を解くフリーホラーゲームこと『アクアリウムは踊らない』の公式イラスト本。往年のフリーホラーゲームの雰囲気を湛えつつ、水族館という題材にぴったりな浸れる物語で話題となっていた作品ですね。後編の準備も順調……とのこと!

(5)爆爆赤青 様

 爆爆赤青で「バキバキレッドブル」と読むそうです。すごい。制作されているゲーム『食糧天使』の題材といい、パッケージのビジュアルといい、各種ネーミングといい、尋常ならざる感性を感じさせます。頒布されていたのは『食糧天使』シリーズの新作、生殺与奪系Adv『天使の匣庭』。

(6)irondrill 様

 キャッチフレーズがインパクト大。「女神に、登る。」?
 ご本人も「エロ?なのか?これ?」と仰っていますがかなり謎。『Only Up!』的なニュアンスなのか、某巨像的な意味合いなのか……。プレイが楽しみです。

(7)アサノハ製作所 様

 自作ビジュアルノベル『廃遊園地のメメントメモリア』と、その「お疲れさま本」を頒布されていました。オーソドックスなノベルゲームと公式サイトで銘打たれているのですが……「オーソドックス」が謙遜しすぎに思えるくらい個人的には名作です。没入感が凄かった。

(8)wlk/えるけ 様

 ヤマのぼりカードゲーム 『ヤマふだ! さんちょう』体験版を頒布されていました。 2021年にリリースされた『ヤマふだ! にごうめ』の新作。まったりできる程よい難易度のデッキ構築型ローグライク、いわゆる『slay the spire』ライクを楽しみながら可愛い女の子を眺められます。

 他にも気になっていたり、遊びに行かせていただいたサークル様が多々あるのですが、筆の速度の関係でここで一区切りをします。
 コミックマーケット103に出展されていたゲーム系サークルを総覧できるURLは以下。コミックマーケットのカタログの公式サイト。閲覧にはログインが必須。さくさく見るなら課金も必須です。


【2】『シロナガス島への帰還』がコミカライズ

 インディゲーム『シロナガス島への帰還』がKADOKAWAヤングエースでコミカライズ決定とのこと。作画の駿河クロイツ先生はセンシティブな作家様なので(オブラート)、原作のフェチな描写の漫画化にも期待が持てます(?)。


【3】『8番出口』の作者が続編の作中広告を募集

 コタケノトケケ様がXで以下のようなポストをされています。
 IndieGame内に実在の広告が掲載されるかもしれない試みは面白いですね。


【4】今週の注目ゲーム

 今週話題になったIndieGameや、筆者が個人的に気になっているタイトルをmemoします。
 といいつつ、今日はコミケの内容が多いのでほどほどに……。

(1)『坊主がクレーン車で除夜の鐘を叩くゲーム』

 年末に向けてXやゲーム実況界隈を中心にバズっています。筆者はギリギリ、煩悩を払いきることができました。むずい。

(2)『8番出口』

 言わずと知れた2023年末の大流行ゲーム。コミケでもパロディが多くありました。(筆者も先日、全異変を発見しました。楽しかった。)
 作者のコタケノトケケ様は巨大生物スリルアドベンチャー『Strange Shadow』も開発中。むしろ先に情報を発信していたのはコチラでしたね。注目しています。

 コミケでの『8番出口』のおじさんコスプレの発見報告、おもしろすぎる……。


【5】忘れちゃダメ! 近日開催のIndieGame系イベント

 筆者の備忘録を兼ね、近日開催されたり参加が締め切りとなるIndieGame系イベントをまとめています。


(1)インディゲーム展示会 | 東京ゲームダンジョン4

 開催日:2024年1月20日(土) ・21日(日) 12:00 〜 18:00

 個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲームの展示会。筆者も毎回足を運んでいるので、もう長いこと開催されている錯覚を覚えますが、まだ4回目なのですね。


【6】カバー株式会社が手掛けるメタバースプロジェクト『ホロアース』のキャラクター「ミスラ」が発表。

 IndieGameのド真ん中からは少し逸れますが、VTuberやメタバースの話題は界隈にも無関係ではないと思うためmemo。
 VTuberプロダクション「ホロライブ」を運営するカバー株式会社のメタバースに新キャラが発表されたようです。同社のVライバー、いわゆるホロメンの文脈から独立したキャラクターが誕生することは稀な事象であるため、デザインや世界観に注目したいです。


【おわりに】

 今回が最初のまとめとなります。
 今後も1週間に1度ずつ、自分のペースでまとめていけたらと思っています。

 連載しながら情報感度や精度を高めていきたく、もし「こんな出来事もあったぞ!」ですとか、「うちのゲームも掲載しておいてくれ!」ですとか、ご指摘やアドバイスやご要望がありましたらぜひ以下のXアカウントのDMまでご連絡いただけますと幸いです。

 それではまた次回。



【おまけ】コミックマーケット103のまとめきれなかったゲームたち

 上記でピックアップした作品以外にも注目している、遊びにいかせていただいたサークル様がたくさんあります。以下、列挙をば ……。

・ZephyrStudio 様

・幻踏廻廊 様

・あんでぱんだ 様

・CURARE 様

・しあん 様

・鬼姫Games 様

・Otorakobo 様

・LAILA 様

・ExertionGame 様

・D10RAMA(ジオラマ) 様

・かにわーるど 様

・107(ひゃくなな) 様

・Luciolize 様


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