見出し画像

無料見積もりサイトで一括見積もりしたら、キャンセル不可!

2年前、お墓が傾いてきたので<お墓の修理の相場>を検索しました。その時の話です。こんな流れです。

0、一括見積もりの依頼メールを送信しようとすると
「契約した場合はその契約会社の名前を教えてもらいます。」
という赤い字で書かれた注意書きが登場。

1、お客が見積もりのメールを送信する。

1の別パターン、
私の場合、赤字の注意書きがでたので「これはなに? よく分からない」と紹介サイトに電話した気がします。

そして「名前を教えてもらいます」「OK」と返事をした、と思います。うろお覚えですが、OKしないと詳しい話を教えてもらえなかった気がします。

3、紹介された地域の業者さんから連絡が来ます。
4、紹介されたのは数件、3件ほどでした。
5、各業者さんが見積もりしてきます。見積もりには有効期限がありました。

6、私の場合、ここで母が「支払いは自分でする。だから自分の選んだ業者でしたい」と言い、見積もりが出た後に修理はやめました。

7、業者さんには各社「今回はキャンセルをお願いします」と連絡しました。ここまで1月ほどです。

8、その後、紹介サイトから「どの業者にしますか?」と連絡があったので、「母が自分で業者を探すと言ったのでキャンセルしました。」と返事をしました。

この後は
9、修理業者と契約。
と続いていくと思いますが、私は8で話が終わったと思っていました。

しかーし、
「ただほど高いものはない」、

その通り!
すっかり忘れた2年後に話が続くのです。

11、この紹介サイトから電話がありました。

お墓相場サイト(仮名)「どうなりましたか?」
わたし「もう、母が頼んで終わりました。」

紹介サイト「どこの業者に?」
わたし「母が選んだ業者です。見積もりを取った業者ではないです。」
(名前は完全に忘れました。別居しているのでわざわざ聞くのが面倒でした。)
紹介サイト「名前を教えてください。一週間後にまだ電話するので聞いておいてください。」

わたし「(修理をする業者と契約していないのに)、なぜ何度も連絡してくるのですか」
紹介サイト「ですからメールを送りましたよね。」

わたし「キャンセルしましたよ」
紹介業者「だから名前を教えてください。」

わたし「?」
紹介業者「名前」
ループ

横で会話を聞いている高3「電話切ればいいのに」
同、高1「うん」

押し問答の末、この紹介サイトでは
「自分の紹介業者に仕事を頼む」か、
「(別会社であっても)施工業者の名前を聞く」まで、

何度でも、何年でも(少なくとも2年半の間は)、情報回収のため連絡してくることが分かりました。

無料紹介サイト「紹介が成立したときに、業者が弊社(紹介サイト)に手数料(紹介料)を払うシステムなのですが、過去にお客様と業者が口裏を合わせて工事を請けていないことにした例があったので、その確認です。」
わたし「。。。」

また、
無料紹介サイト「一度キャンセルしても再度見積もりを頼む人もあります。だから定期的に連絡しています。不正防止のために、何年間は連絡します、ということはあらかじめ規約に書いてありません。」
わたし「。。。」

以上が、この一括無料紹介サイトの<契約=利用規約>の実態でした。

ネットで調べたところ、この見積もり一括請求のサイトはグループ会社でした。他に、外壁塗装や屋根の無料の一括見積り会社を運営しています。

しかし、会社対個人なので、私のように間違えてしまうひともいるのではないでしょうか。承諾しないと詳しく中身を教えてもらえないのは困ります。

もちろん紹介前にもっと詳しく説明する会社もあるでしょう。
しかし、お墓の修理や屋根修理、どの仕事も数十万単位の、庶民にとっては比較的大きなお金が動く見積もりですので、無料の一括請求サイトを利用するのは隠れた危険があるようです。

おまけ
『「高枝切りバサミ」なぜ通販で人気?まさかの理由に頭を殴られたような衝撃を受けた』この記事を読んで分かりました。
一軒家で小金を持っている人のリストが欲しかったんですね。

「高枝切りバサミ」なぜ通販で人気?まさかの理由に頭を殴られたような衝撃を受けた

 ダイヤモンド・オンライン 2023、11,29 おじま優來 によるストーリー

おまけ2 <今回はどこで契約成立したの?>

この業者の考えは1のとき。
『お客(今回はわたし)が一括紹介を依頼したとき』契約が成立する。

私の考えは9のとき。
『紹介された工事を行う業者と契約したときに』、契約が成立する。

今回は工事業者と契約しなかった→契約はされていない→キャンセルしたので名前を教える必要はない。』でした。

かなりのズレでした。せめて3のとき、「業者を紹介したとき」だったらすんなり納得したかもしれません。メールで顧客に紹介すれば証拠も残りますから。

1日1にっこり。 読みやすくて、ほっこり、にっこり、にやり、とする記事を書きつづける原動力になります。よろしくお願いします。