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ちょっと休憩、絵のこと以外Vol.2「クロマチックハーモニカ」

いつも絵のことばかりなので今はやっていませんが、過去にやっていた趣味の二つ目をご紹介します。(笑)
一つ目はバードカービングでしたが、二つ目はクロマチックハーモニカを使ったジャズハーモニカ演奏です。

クロマチックハーモニカを吹く

もう20年以上前になるでしょうか、クロマチックハーモニカを使ってジャズの曲を吹いて楽しんでいたことがありました。
当初はブルースハープ(10ホールズ)というよく西部劇やフォークソングの歌手の方が使っているハーモニカをやろうとして教室を探したのですが、見つかりませんでした。

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ブルースハープ


ある日、近くでクロマチックハーモニカの演奏会があることを知り、早速聞きに行きました。
演奏はすばらしく、終わった時に演奏者の方と話ができ教室をやっているから見学に来ないかと言われつい約束をしてしまいました。
その方はプロの演奏者でその世界では有名な方だったのですが、当時はなにも知りませんでした。

怖いもの知らず


楽譜も読めないのに、のこのこと出かけ通うことになりました。
後で知ったのですが、その方の生徒さんは国内大会はもちろん、国際大会でも優勝や、準優勝をされた方が多くおられ、プロになられた方もおられる教室の先生だったのです。
そういう世界を知らなかったのは逆に幸いでした。

クロマチックハーモニカとは


クロマチックハーモニカはレバーを押すことにより半音階上の音(#)が出せます。
1本で全ての音階が出せるので復音ハーモニカやブルースハープのように音階ごとに持ちかえる必要がない訳です。
クラッシックからジャズなんでもこなせる楽器ですが、そのかわりレバーを使うといった特殊な構造なので正確な音を出すのが難しいです。

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ハーモニカの構造

半音階「#」を出せる構造になっているので一つの穴だけで4音が出せます。例えば吹くことで「ド」と吸うことで「レ」、レバーを押すことで「ド#」、「レ#」の計4音です。
♭を出したい時は下の音でレバーを押して#で出すことになります。
トップの写真のハーモニカは穴が16あり4オクターブの音が出せます。
すなわち全部で64個の音が出せるわけです。
メーカーはドイツのホーナー社でスーパー64という製品です。

上の写真はカバーを分解したものですが、白く見えるのがバルブといってこのバブルが吹き吸いによって閉じたり開いたりして違う音が出ます。
ただ、寒い時に吹くと結露でこのバルブが本体の金属板にくっついてしまい音が出ないことがあり、よく温めてから演奏しないといけません。
冬の屋外での演奏はかなり厳しいでしょうね。

真面目に通ったが


教室には比較的真面目に通いましたが、楽譜も読めずリズム感の全くない私をよく根気よく教えていただいたものだと感謝してます。
時々、イライラしているなとも感じましたが(>_<)
そしてよく続いたものだと思います。

クロマチックハーモニカ教室は一対一の個人レッスンなので緊張で口が渇き、唇にハーモニカがくっついてうまくスライドできないこともありました。

それでも何年か通い基礎や中級コースの規定練習に合格し、やりたい曲をやれるまでになりました。
何回か発表会にも参加しました。
発表会はバックにピアノ、ベース、ドラムのプロの方の生伴奏付きで、こちらの変なリズムにもうまく合わせていただき、さすがプロだと感心しました。

小学校では音楽嫌い

楽器はそれまで小学校の授業以外では20代にギターをやりかけたこともありましたが、コードすら弾けずに終わりました。
小学校で低学年の時に児童用ハーモニカと高学年ではリコーダーでしたが、リコーダーなどは卒業生を送る式の時に曲が吹けず吹く真似だけしていました。

小学校の音楽の時間は先生が厳しく嫌いでした。歌も口パクでした。

中学校ではなにをやったかまるで覚えていません。

音感はある程度子供のころ楽器など触っていないと付かないのかもしれませんね。
もう少し音楽を楽しむということを小さな時から味わえたら音楽に対して苦手意識が芽生えなかったのかもしれません。
絵でも同じだと思いますが。

音楽を楽しむ


20年まったく触らなかったので習ったことはすべて忘れてしまいました。
私は結局続かなかったわけですが、ただ一つそこそこにジャズを演奏することでジャズに親しみを持ち、聞いて楽しむことにつながりました。

私は人に聞かせる音は出ないので「クロマチックハーモニカ」と検索して試聴できるところで聞いてみて下さいね。
結構このハーモニカの音は店舗のBGMで聞いておられると思います。

久しぶりに出してきてみて、いまさらですがよくやったなと、我ながら感心しています(笑)