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絵を描き続けて。淡彩画「紀伊の海」

紀伊田辺に昔に仲間内でスケッチに行った時に朝早く一人旅館を起きだして描きました。
朝早い海岸は静かで気持ちが良かったです。
引き潮の時なのか岩が面白く、短時間で描き上げました。
 仲間が昨晩の飲みすぎで寝ている時間に最低一枚はいつも描くことにしています。
 サインペンに淡彩。使い込んだペンはかすれて面白い雰囲気が出る。
 サインペンを使い古すまでが我慢の時。
新品の時はインクが濃すぎて上手くいきません。
ペンを横に寝かせたり、力を抜いたりしながらカスレを作る。そんな工夫をしながら描くのが楽しいです。
文豪ヘルマンヘッセは耐え難い苦しみからの逃げ道を絵を描くことで見つけたと言っています。
自分も絵を描いてきたことでいろいろな苦しみから逃げられたことが少なからずありました。
対人関係が苦手だったため、今の友人はほとんどが絵の関係で知り合った人ばかり。絵を描いてこなかったら友人がいなかったことになります。

紀伊田辺の海

少し前に描いた思い出深い作品です。


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