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やわらかなもの 2才 No1

ジュウちゃん(仮名)と過ごす、やわらかな時間を綴った日記です。
ジュウちゃんは、今(2023年)はもう、だいぶ大きくなってしまったけれど…。

01
朝になってもまだ熱がある。38度後半を彷徨っている。今日は、ジュウちゃんのお誕生日だ。2才になった。何度も時計を見ながら「今、分娩室にやっと入れてもらえた頃だ」とか、「今、生まれた時刻だ」などと、2年前の今日を思い出していた。
午後になって、38度前半になり、夫と2人で「下がってきたね」と、少し胸をなでおろす。今日は、昨日よりだいぶ良くなってきた様な気がする。今日を乗り越えたら、きっと明日は良くなっているゾ!と自分を励ます。
せっかくのお誕生日に、病気になってしまったジュウちゃん。遠足やイベントの日になると、必ず病気をして学校を休む子っていたけど、ジュウちゃんもそういうタイプなのかしら…?
とにかく、お誕生日おめでとう!! 「魔の二歳児」に突入だ~

02
夕べは、座薬のお世話になる事もなく、一晩が過ぎた。でも、まだ熱はある。もう今日で4日目だ。突発は3日熱が続くと書いてあったけど、4日って事は、突発ではないのかなあ…と心配しながらも、病院には行かず様子を見る。病院て、行っても状況が良くなるとは限らないという事を先日悟った(遅いか…)。それでも、お昼寝の後、また熱が上がったら行こうと思った。
熱が出てからは、あまり食欲がないジュウちゃんだったけれど、お昼にケーキを2個買って3人で食べた。結構食べてくれたので、ヨカッタ、ヨカッタと嬉しく思う。午後になって、体温も下がり、夕方には37.2度になった。バンザーイ!!ジュウちゃんの回復を見届けてから、夫は実家へ帰って行った。
少し前から、実家で暮らす事になった夫。喧嘩して別居中と言う訳ではなく、独り暮らしをしている高齢のお義父さんが、ちょっと大変そうだったので、しばらく実家で暮らす事になったのデス。
夜、ジュウちゃんの体重を量ってみたら、10キロだった。ショック…。
朝顔の花が咲いた。

03
早朝3時。また、泣き怒りしながらガバっと起きて、リビングに走って行って、電気をつけろと怒り(ジェスチャーで)、オモチャの箱をバーっとひろげ、マットレスの上でパタリと眠ったジュウちゃん。ビックリしたぁ…。寝室へ移動したらまた泣き怒りしそうなので、しばらく様子を見て、寝入った所で電気を消して、そのまま朝まで寝かせておいた。私も隣で眠る。マットレスに上半身だけ乗せて。朝起きたら背中が痛かった。


熱は下がったものの、ダッコ病は依然として続いている。まだ本調子ではないのだろうか?突発性発疹らしき湿疹が3粒程しか見あたらないので、念の為病院に行く事にした。突発をしたか、していないかは、ちゃんと把握しておいた方がいいかな、とも思ったので。先生には「この年齢で突発はあまりないですよ。今流行っているフルネツかも。ポツポツは汗疹ですね」と言われた。フルネツって何だろう…。帰りに電車が見える広場で休憩していたら、だんだんジュウちゃんの湿疹が浮き出てきた。ホッペ・額・背中・お腹、と。4日もお風呂に入っていないので、仕方ない。一昨日辺りからジュウちゃんが「イタイ・イタイ」と言ってお腹や足の付け根を触っていたが、汗疹のせいだったのだろう。でも、久しぶりの外は気持ちが良かった様だ。自転車でビュンビュンと風を楽しんだ。

午後、いつものお昼寝の時間になったが、嫌がるし、子守帯を見ると逃げるジュウちゃん。それで、2才になったら実行しようと思っていた事をする事にした。それは「おんぶしてお昼寝させるのは止めて、お昼寝するかしないかはジュウちゃん任せにしよう」という事。そしたら、車での移動の45分くらいしか昼寝をしなかった。夜も、無理に早く寝かせないようにしてみた。そしたら、何と、5分で就寝した。今夜は朝まで、グッスリ眠ってくれる事を切に願う。そして、ジュウちゃんが眠った今、ネットでフルネツについて調べてみたが、解らなかった。

04
今日も朝から機嫌が悪い。顔の湿疹は昨日より悪化。全体的に腫れている。身体を触って「イタイ」とも言っている、たぶん痒いのだろう。食欲もない。で、薬も欲しいし、元気のなさが気になるので、病院に行く事にした。365日24時間診察している小児科で、初めて行く病院。地図を片手に車で。30分くらいで着いた。うつりそうな病気の可能性がある子は、別の入口から入り、個室で先生が来るのを待つというシステム。先生も、丁寧に見てくれて聴診器を当てる数も多かった。ここでも突発ではないと言われ、身体の湿疹は汗疹だけど、顔は熱による後遺症みたいな物らしい。うつる心配はないので、普通の入口の方にまわって待っていてくださいと言われた。そこでアンダーム軟膏と言う塗薬をもらい、とりあえず顔に塗る。薬を塗って満足したのか、駐車場に行く間に、一口クッキーを5粒くらい食べ、帰りの車の中で熟睡するジュウちゃん。バックミラーには、赤くテカテカとひかったジュウちゃん寝顔がみえた。そして「この隙に・・・」と思い、額の湿疹にかかっているジャマな前髪をジョキリと切った。起きていると嫌がられるので、思いっきり一気に切ったら、短くなりすぎ、ガッカリするくらい変になった。ジュウちゃんは5時間眠り続けた。
目を覚ましても、まだ機嫌が悪く「カーカ、イヤ」「アッチ」と言って私を嫌う。夢の中で怒られていたのだろうか…1時間近く寝室でウトウト・ゴロゴロしていて、近寄ると怒っていた。ようやく「ダッコ」と言われ、リビングに連れて行き、いろいろ食べさせた。思いっきり我侭を言うけど、今日の所は仕方ない。私が折れよう…。食べたり、ダッコをせがまれたりして1時間。少し外に出て散歩もした。ダッコで。目を覚まして2時間くらいしてやっと笑顔が出てきた。が、痒みも増したようで、病院でもらった薬を塗ったけど、直ぐにはおさまらない。それで、車に乗って入浴剤を買いに行った。イザ!という時に使うコラージュDという入浴剤。500ミリリットルで2850円もするが、ジュウちゃんは肌にトラブルがあった時はこれが良く効く。そして、思い出した。昨年の誕生日付近でも湿疹が出て、コレを買ったんだった。

05
ジュウちゃんは、今日も4時間強昼寝をした。まだ本調子ではないのだろう。私はその間に、越中作りをする。今日までで、3着出来た。

06
やっと食欲も元気も出てきたジュウちゃん。明日から2人で私の実家へ行くので、いろいろ準備をする。プランターを雨水がかかりそうな所に移したり、ゴミを出したり、荷物を宅急便で送ったり。オタマジャクシをどうしよう…。妹のTちゃんの家にホームステイさせてもらおうかと思ったが、T家で飼っているヤゴのエサにされるかも…という心配もあり、捕って来た場所に返す事にした。カエルになってから返そうと思っていたけど、成長を見届ける事が出来ず残念だ。
午後、T家に行き、手先の器用なTちゃんに、ジュウちゃんの変な前髪を修正してもらった。ついでに、全体的に、短くサッパリとカットしてもらう。Tちゃんは「まったくこんな変な髪形にされちゃって、可哀想に」と言いながらチョキチョキと豪快にハサミを動かしていた。ジュウちゃんは私にダッコされながら、泣きっぱなしだった。

07
実家から帰って来ました。疲れた~。実家の両親は働いているので、日中はジュウちゃんと私2人っきりの時間が多く、ジュウちゃんを見ながら家事や炊事を真面目にしないといけないので、毎回疲れる。母からは毎日宿題のように用事を言いつけられるし。他の人は、実家に帰ると、どんなふうに過ごしているんだろう。よく「羽を伸ばす」と言うけれど、私はかなり羽をパタパタさせていて、毎晩ジュウちゃんを寝かし付けながらパタリと就寝していた。でも、夜中に何度も目を覚ました。夢のせい。実家に帰ると、大抵いつもとは違った夢を見る。この土地で過ごしていた頃の夢。続きを見たくなるような夢もあれば、すごく嫌な気持ちになる夢もある。
ジュウちゃんは、大好きなジージ・バーバにたっぷり甘え、楽しかった様だ。夜もなかなか眠れないくらい。実家でもまた、早朝にムクっと起き上がって、泣き怒りしながらリビングに行く、という行動を1回した。ジュウちゃんがこの行動をする度に、私は、何が悪かったのだろうか…と、その日一日の事をいろいろ思い出して反省する。

新幹線を見ている
ジージとメダカにエサをあげている
寝落ち現場

08
実家の冷蔵庫を開けて見つけたゼリー。食べさせたくないような真ミドリ色。ゼリーを持って「キラキラ」と言いながら手をキラキラさせた。ジュウちゃんの目には星が入っている様。「もう、本当にとっても素敵な物を見つけちゃった」と思っていたんだろうなあ。今回の帰省で、たくさんのお菓子の味を覚えてしまった。

09
午前中にM保育園へ行く。今日は園庭開放の日なので。時間があったので、育児相談もする。「叱り方」について。ジュウちゃんは、私が叱ると、反省すると言うより反抗的になるので、どう叱っていいのか?今までの叱り方でいいのか?アドバイスを頂く。
やったらいけない事をしたら、ちゃんと厳しい態度で叱る。聞いていない様な態度をとっても、ちゃんと聞いているので、根気強く続ける事が大事。クドクドはダメ。でも、良い事をしたら、褒めたり、抱きしめたりする事を忘れてはいけない。子供は、お母さんに褒められる事が大好き。叩くのはイケマセン。この年齢は躾をするのにとても大事な時期です。
と言うような事を助言して頂く。育児書に載っているような内容だけど、専門家(?)に話すだけでも、気持ちが軽くなった。「この年齢は躾をするのにとても大事な時期です」という言葉が、ちょっとプレッシャーになった。その時の気分次第で、叱り方がかわってしまう私なので。育児は忍耐と根気が必要。子供がいなかった時には、なるべく避けていた事柄だ。
園庭で遊んでいる時、保育士さんが子供を叱っている場面を見た。叱られている子供は、ジュウちゃんみたいに目を反らしてブータレた顔をしていた。「みんなあんな感じなんだなあ」と、少し安心した。
さて、今は、夜の8時。ジュウちゃんは5時から眠り続けている。昼寝なのか、就寝なのか…。昼寝だったら、今夜は何時に寝るつもり?

10
昨日、夕方5時から眠ったジュウちゃんは、9時30分に起き、ご飯を食べて、お風呂に入って、おやつを食べ、遊んで、深夜1時に就寝した。寝る寸前まで、ずっとパワフルに活動していた。でも、1人では遊べない。相変わらず、家にいると、すぐにキッチンへ行き食べ物を欲しがる。実家に帰省して覚えたお菓子やゼリーを求めて。
今日は、昨日みたいになるとこっちが大変なので、昼寝をさせようとしたが、まったく眠らない。眠くなるのは私の方。昼寝をさせようと、2時間も無駄に費やしてしまった。ジュウちゃんの頑固さに負けたくなかったが、負けた。「負けたくない」と思う時点で負けているなあ。そして、今夜もなかなか寝ようとしないで、アレコレと思いつく限りの抵抗をするジュウちゃん。例えば、本を読むとか、水を飲みたいとか、向うの部屋へ行く、と言って。
結局、ドライヤーで脅して、やっと布団の上に寝かせた。そして、おしりをポンポンしたり、背中を擦っていたら、5分で眠った。「何だ、やっぱり眠かったんじゃん」と思う。朝までグッスリ眠って下さい。お願いします。

最近得意のポーズ

11
また早朝5時に目を覚まし、リビングへと移動するジュウちゃん。
午前中に幼稚園のバザーへ行く。リサイクル品販売の部屋で、ジュウちゃんの長靴や服、車のビデオなどを買う。ジュウちゃん、1月に買った14センチの長靴が小さくなってしまったようで、履かせると「イタイ」と言うようになった。足ってこんなに早く大きくなるもんなんだ。調度新品に近い16センチの長靴が200円で売っていたので、良かった。今日は、いい買い物が出来たゾ。
午後、疲れがドットでた私は、眠たくて眠たくて仕方なかった。で、ジュウちゃんを巻き込み、昼寝をした。眠りたくなければ眠らなくてもいいんだけど、1人で勝手に遊ぶ事ができないので、巻き込むしかない。相変わらず寝かせるまでに時間と労力を費やしたが、一緒に3時間も眠った。それで、やっぱり夜もなかなか寝なかった。

12
夕べ、久しぶりに「幼児の心理」を読んでみた。2才になったので、「二歳児」の項目を。そしたら「睡眠のしつけ」という項目があり、いろいろ参考になる事がかいてあった。やっぱり「寝つきの悪い子」って言うのはいるようだ。そして、『昼寝は少なくとも満四才までは続けて欲しいものである、小さい子供が朝から晩まで12時間ちかく続けて活動しているというのは、神経を疲れさせる恐れがある』と書いてあった。「うん、うん、同感、同感」とは思うけれど、しない物は仕方ないとも思う。
今日は、寝かし付けにいろいろ苦労して、ジュウちゃんにもイヤな思いをさせるんだったら、寝かし付けをしないで、自然に眠るまで待ってみようと試みた。その為には、体力を消耗させようと思い、10時から2時30分まで外出をした。バスや電車に乗ったり、駅周辺をブラブラしたり。帰宅しておやつを食べても、いっこうに眠る気配がみられなかったので、雨の合間を見て、また外に出て、水溜りで遊んだりした。

早めにお風呂に入れて、6時にご飯を食べ、7時には歯を磨いて、私としてはもういつ眠ってもいいように準備を整えていたのに、ジュウちゃんは、その後またヨーグルトを食べた。「5時や6時に眠ってしまったらどうしよう」なんて心配をしていたけれど無用だった。8時になっても眠る気配がない。今朝は7時40分に起きたので、もう12時間以上続けて起きている事になる。それで、寝室に連れて行き、本を2冊読んで「さあ、寝よう」と言ったけれど、照明のリモコンを持ったまま消そうとしない。私が、主電源を切ると号泣。それだけで汗がドバっとでるジュウちゃん。疲れたので「じゃあ、もう好きにしなさい」と言って、リビングの電気を付けてあげたら、そちらに行ってしまった。私は、暗い寝室でジーッとしていた。3分後に様子を見に行ったら、リビングのマットレスの上で眠っていた。こういう子なんだなあ、と思った。

13
お義父さんの越中、4着出来たので、洗ってアイロンを掛けて送った。使用したサラシの長さは一袋(一反)9メートルだった。これで6枚作れた。あと一袋ある。

14
夕べは8時30分に眠り、今朝6時に「センベ」と言いながら起きたジュウちゃん。それで、朝食は「ゴマせんべい」4枚とプチゼリー3個とヨーグルトバナナジュースになってしまった。
午前中の爽やかな時間に、ジュウちゃんと一緒にベランダに出て野菜を収穫した。トマトとナス。そしたら、ベランダから、昨日遊んだ水溜りが見え、「行きたい」と言うので、今日は濡れてもいいようにカッパを持参して行った。ジャバジャバと楽しそうに遊んでいた。
今日も昼寝をしなかったジュウちゃん。何度か眠りの山があった様だけど、1人で乗り越えていた。乗り越えられなかった私は、とても苦しかった。で、夕方4時頃になって、ジュウちゃんがロト~ンとし始めたので、急いでお風呂に入れ、ご飯を食べさせ、歯を磨いた。ご飯の頃にはだいぶワカラズヤになっていて、自分でもどうしていいのか解らなくなっていた様だった。それで、リビングのマットレスに2人で寝転び、身体を擦っていたら2分くらいで眠った。調度6時だった。これがお昼寝でないと良いのだけれど…。
夕方、今年初めてのセミの声を聞いた。

15
今朝は6時30分に目を覚ましたジュウちゃん。夜中に数回水を欲しがったり、ガーゼのハンカチがなくて起きたりしたが、何とか朝まで続けて眠ってくれた。起きる度に「電気を付けろ」とジェスチャーで怒っていたが。
今日は、どうやって一日を過ごそう…外で遊ぶような天気でもないし…家にいても煮詰まるし…と思い、バスと電車を乗り継いで、また水族館へ行く事にした。ジュウちゃんに「水族館へ行くよ~」と言うと、積極的に仕度を協力してくれた。2日ウンチが出ていなかったので「ウンチもしてね~」と言ってみたら、ホントにしてくれた。「バスと電車、江の電にも乗ろう。だからダッコなしだよ」と言うと、「バス・ピンポン・デンシャ・エノデン・ダッコナシ」と、自分なりに復唱していた。でも、だいぶダッコをせがまれた。育児書等には「いけない事をした時はしっかり叱り、甘えたい時には甘えさせてあげる」と書いてあるけれど、その基準が解らない。ジュウちゃんが散歩の途中にダッコと言うのは、甘えなのか、歩くのが面倒なのか。少しダッコすれば気が済む時もあるので、一応、抱っこをしてみる。家の中だと「座ってダッコね」と条件を付けてしまうが。
さて、江ノ電で江ノ島駅に着いたのは11時くらい。江ノ島海岸は海の家がたくさん並んでいて、もう開店しているお店もあった。ジュウちゃんとトボトボ歩いていたら、客引きのお兄さんに声をかけられた。「お母さん!お昼、如何ですか?もしかしたら水族館のイルカが見えるかも知れないですよ!」なんて。
ジュウちゃんは、毎回、水族館へ行く度に魚に対する興味が増している。はやく語り会える様になりたいものだ。1時30分からのイルカのショーでは、初めて「イルカの機嫌が悪く、ショーが予定通り進行しない」というアクシデントに遭遇した。いつもイルカのショーの間に、ブランコに乗ったトレーナーのお兄さんとアシカのほのぼのタイムがあるんだけど、今日は、前座のイルカが控え室に引っ込んでくれなくて、アシカとお兄さんのブランコはなかった。イルカだってそういう日もあるのだろう。何せ平日は一日3回同じショーをし、土日は5つのショーをこなしているのだから。ショーを見てから帰宅したが、ジュウちゃんは帰りの電車・バスの中で、ウトウトもしないで家まで辿り着いてしまった。4時に自宅に着いたが、それからご飯を食べたり、お風呂にはいったりしても、眠る気配がなかった。昨日よりも。結局、8時過ぎに私に叱られ、シブシブと横になって眠った。しかも、私から遠く離れた場所で。
毎日、ジュウちゃんの寝かし付けに苦労していて、文句ばかりの私だけど、2才になってからいろいろ成長した部分も見られる。例えば、言葉に対しての吸収力がすごくなり「いつの間にそんな言葉を覚えたの?」という事が多々ある。自転車の鍵を「カバ」(言われてみるとカバに似ている)と言ったり、ご飯粒が2つ並んでいるのを見て「ハート」と言ったり、ビーチボールの中に鈴が入っているのを見て「種」と言ったり。小さくて可愛らしい発見が、こちらにとっても発見になり、心が洗われる気がする。

16
天気が良かったので、午前中にM保育園の園庭開放に行く。今日はプールも開放日。ジュウちゃんを遊ばせながら、相談係りの先生に、寝かし付けの事をお聞きしてみた。「無理にでも寝かしつけた方がいいのか?寝るまで見守った方がいいのか?この年齢でお昼寝は必要?」という様な事を。「寝かし付けは躾なので、やっぱり大事。ドライヤー攻撃(ジュウちゃんが怖がるドライヤーの音を聞かせる)はイケマセン!お昼寝は、私だったらさせるようにします。どんな人に育てたいかという事を夫婦でしっかり話し合って、それに伴った育児をするのが大事です」と言う意見だった。
園庭で1時間以上遊び、その後、45分間大きなタライで水遊びをしたのに、帰宅しても昼寝をする気配がないジュウちゃん。でも「きっと疲れているだろう…夕方眠られてもこまるなあ…」と思って、また無理に昼寝をさせてしまった。2時間もかけて。最後にはヒックヒックと泣きじゃくりながら寝入ったジュウちゃん。可哀想な事をしてしまった。それで、夜は穏やかに、ジュウちゃんが眠くなるまで待って「何処で眠る?」と聞いて、寝たい所でダッコして、背中を擦っていたら20分くらいで眠った。11時30分だった。

自分で靴下を脱いでいる所

17
ここ数日、昼寝も就寝もジュウちゃんのタイミングに任せてみた。昨日は自転車で出かけ、帰りにコックリコックリとしていてそのまま布団に運んだら2時間くらい眠った。今日は、遊んで帰って来て、お風呂の仕度をしている間に1人で眠っていた。その分、夜の就寝は遅く11時30分だった。
お昼寝をしなくなった頃から、今まで以上にダッコをせがむ様になった。歩くのがイヤと言う我侭だと思っていたけれど、これはサインだったのかも。「自分でやりたい」と言う親離れの気持が少しずつ芽生え、その反面「でも、まだちょっと不安」という気持ちが交差していて、ダッコという形になったのでは?と私なりに解釈した。
最近、足腰も痛いし、24時間毎日ずっと一緒にいる事の疲れや、ウットウシサもあって、すぐにはダッコしてあげなかった。ジュウちゃんが望む「立ってダッコ」じゃなくて、「座ってダッコ」ならイイよ、と言っていた私。イケナイ・イケナイと心では思っていても、どうしても「もう、いい加減にして~」と言う意地悪心みたいなのもあって、拒んでいた。ホント、イケナイ母さんだ。

18
今朝も、朝4時45分に泣き怒りして起きたジュウちゃん。「ダッコ!!」と言っていた。「デンシャ、ノラナイ。バス、ノラナイ」と、独り言も言っていた。何だか不憫に思った。それで、「何処に行きたい?」と聞いたら、「イルカ」と言ったので、水族館に行ってきた。バスと電車に乗って。9時に出発して、ざっくりと園内を見て、帰宅したのは1時半だった。
家に着いて、ベランダで少し水遊びをして、ご飯を食べた後、「ダッコ」とせがまれたので、立ってダッコしてあげたら、10分くらいで眠った。やっぱり、こうして欲しかったんだろうなあ、と寝顔を見ながら又反省した。
夜も、ジュウちゃんが望む通りに立っちダッコをしてあげたら20分後に眠った。
明日は、夫が久しぶりに帰って来る日だ。

19
午前中に夫を駅まで迎えに行く。一ヶ月弱合っていなかった。ジュウちゃんは最初ちょっと照れていて、人見知りみたいになっていたが、家に着いたらすぐに甘えて、足にしがみついたりして夫にまとわり着いていた。ヨカッタヨカッタ。私が台所に立つと必ず「ダッコ」とせがむジュウちゃんだけど、夫がいると台所の私には寄ってこないので、いろいろとスムーズに事が運んで嬉しい。3人でお昼ご飯を食べ、その後、仕事で徹夜明けの夫はお昼寝。ジャマをしないように、私はジュウちゃんを連れて公園に行く。夕方帰宅し、夕食を食べ、お風呂に入る。ジュウちゃんに「誰とお風呂に入る?」と聞いたら「とーさん」と言った。最近プラレールや電車遊びをしないなあ…と思っていたけど、夫とは、していた。ウンチの時や、何か食べたい時、ダッコして欲しい時は私の所に来る。きっとジュウちゃんの中でいろいろと基準と言うか使い分けがあるんだろうなあ。そしてジュウちゃんにとって「とーさん」の存在って、やっぱり大切なんだと思った。
夫と楽しく遊んだ後、眠たくなったジュウちゃんは私の所に来て「立っちダッコ」をせがみ、20分くらいで就寝した。11時だった。

20
朝から小雨。それでも、せっかく3人でいるのだからと思い、電車やバスに乗って出かける事にした。特にあてもなく、思いつきでブラブラと。江ノ島方面へ行き、10時から2時までのプチ遠足。途中、電車の中から大きな観音様が見えた。ジュウちゃんは「オッホー(ゴリラの事)」と言っていたので、「観音様だよ、こうして南無南無するんだよ」と手を合わせて教えてあげたら、怖いのか?気になるのか?家に帰ってからも何度も「カンノンサマ、ナムナム」と言っていた。こういう時、前世を考える。何か観音様に関する人だったのだろうか?

帰宅して、疲れた夫はすぐにお昼寝。その横で、ジュウちゃんもいつの間にか眠っていた。私からしたら奇跡の様な寝かし付けだ。仲良く並んで眠る2人。夫の手には江ノ電のオモチャが…。早く一緒に暮らせると良いのだけれど、こうやってたまに会うからこそ、一緒の時間を大切に出来るのかも知れない。
夕食後、ジュウちゃんをお風呂に入れ、それから実家へ向った夫。小雨が降る中、駅まで車で送り、バイバイをした。時間帯や雨の雰囲気が加わってドッと淋しさが押し寄せた。大好きなお父さんと一緒にいられないという環境を作っている事に対して、ジュウちゃんには可哀想な事をしていると思う。が、案外平気なのかも知れない。子供の方が切り替えが早いし。帰宅し、TVにおすもうさんが映っていたら、指をさして「とーさん」と言っていた。

21
今日も雨。湿度が高くてジメジメしている。午前中に郵便局へ行く。そこで、ガーゼのハンカチを手にした女の子がいた。同じくらいの年齢。親同士お互いに「アラ、アラ」という感じで微笑みあった。「お仲間ですね」と言ってすれ違う。その子は、ガーゼのハンカチを両手で丸めてコロコロしていた。ジュウちゃんは、端っこを口に加えるタイプ。ガーゼちゃんにもいろいろいるんだなあ。帰りの車の中で、居眠りをしそうなジュウちゃん。バックミラー越しに様子を伺っていると、ウトウトしていてコクンとなると「ハッ!」という感じで目を開ける。それを何度か繰り返し、睡魔と戦っている。笑える。そこまでしても眠りたくないの?このコクンコクンの瞬間に眠りの世界に行くって気持ちが良いのに…と思う。
スーパーに寄って買い物をして帰宅。帰宅途中睡魔に負けたジュウちゃん。そのまま4時間眠り続けた。夕べは11時に就寝し、今朝は6時に目をさましたので、睡眠不足だったんだろう。
ジュウちゃんが0歳児の時、「あったらいいな」と思った物を紙に書き記した事がある。例えば、母乳にメモリ・ジュウちゃんにON、OFFのスイッチ・何時間眠るか予めわかる時計、等。今も「ジュウちゃんにON、OFFのスイッチ・何時間眠るか予めわかる時計」が欲しい。

22
朝、太陽の明かりで目が覚めた。「久しぶりの晴れだ~」と思い、タオルケットやシーツを洗った。洗っている途中で天気予報を見たら、午後から雨と言うのでガッカリ。少しでも陽にあてようと思い、出かけるまで外に干す。午前中は雨が降らないみたいなので、M保育園の園庭・プール開放に行こうと仕度をする。が、ポツポツと降りだして来た。それで、洗濯物を家の中に干し、扇風機の風を当て、M保育園を諦め、どこに行こうか考えた。ジュウちゃんに聞くと「バスのる・デンシャのる」と言ったので、いつか行こうと思っていた、「電車とバスの博物館」に行く事にした。9時過ぎに出発して、11時に到着。天気のせいか、親子連れが多い。きっと近所の親子連れは、よく利用するんだろうなあ、と思った。大人100円、小学生未満は無料。大人の男の人や、駅員になりきった少年もいた。2時間程あそんで、帰宅。ジュウちゃん、「お菓子」を欲しがらない程面白かった様だ。でも、電車もバスも動かなかったので、そこが不思議だったみたい。座席にチョコンと座って動くのを待っていたりして、かわいいヤツだ。帰りの電車で1時間くらい眠った。
3時に帰宅。夕方、雨の合間を見て、散歩。水溜りの中をジャバジャバと。夜、また眠る気配がなかったので、車でドライブをしたら眠ってくれた。駐車場から寝室まで「起きないよーに、起きないよーに」と祈りながら運ぶ。9時だった。

23
今朝も雨が降りそうなどんよりした天気。朝からジュウちゃんが「歩くのはイヤ、ダッコ!でも、自転車には乗りたい」みたいな事を言うので、自転車で電車を見に行く。降りそうなので、手短に。近頃では、もうブルートレインを見ても感激しなくなった私。
家に帰って、おにぎりを食べていたら、今度はゴミ収集車が来た音がしたので、急いで下に降りて、見る。最近のジュウちゃんは、ゴミ収集車が大好き。乗りたいそうだ。この収集車のおじさん達は、皆とても子供には優しい。必ず手を振ったり声をかけてくれる。先日は、鹿賀丈史似のクールなおじさんがいて、黙々と働いていたけれど、最後には笑顔でバイバイをしてくれた。ゴミの分別が厳しくなって面倒に思うけれど、この人達の真面目に一生懸命働いている姿を見ると、「しっかり分別しよう」と言う気持になる。ジュウちゃんが大人になる頃には、分別はもっと厳しくなっているかも知れない。こういう所からでも、興味を持ってくれるのは良い事だなあ、と思う。

午後、寝転んで遊んでいたら、私の方が睡魔に襲われ、もうどうしようもなかったので「ゴメンネ、10分だけ寝かせて」と言ってみたら、「ハイ」と言ってくれたので、眠ってみたら、そのうちにジュウちゃんも眠っていた。夜も、「さあ、寝るよ、どこで寝る?」と聞いたら、珍しく寝室を指差した。それで一緒に電車の本を見ていて、しばらくして私が寝たフリをしたら(と言うか、眠りかった)、ジュウちゃんもそのうちに眠った。10時50分だった。
今日の私の反省すべき事。車でスーパーへ行った帰り、ジュウちゃんはチャイルドシートではなくて助手席に座りたいと言った。いつもの事なので、エンジンをかけない状態で助手席に座らせ好きにさせていた。スイッチやウインカーなどを触っていじっているジュウちゃん。しばらくして「帰るよ」と言ってもいつまでもやっていて、まったくいう事を聞かなくなってきたので、段々イライラしてきて、ついつい頭をペシっと叩いてしまった。こういう時って、「しまった!」と思った時にはもう叩いている。もう1人の自分が叩いていて、私は「しまった!」と思っている、と言った感じ。ジュウちゃんにとっては「すごく楽しく遊んでいて、お母さんも結構一緒に参加してくれたのに、何で突然叩くの?」と思ったのだろう。悲しそうな目を向けられてしまった。やっぱりこういう叩き方はいけないなあ…と反省。朝からのイライラも募っていて、ここでプチンとキレてしまった。直ぐに謝ったけど、受け入れてもらえなかった。

24
台風4号が近付いている。朝から雨だ。雨の中、ダッコ病のジュウちゃんをダッコして、傘をさして、バスに乗って出かける。家の中にいても、ダッコなので、どこにいても同じ。それなら、外に出た方が気分も晴れやかになると思ったので。ジュウちゃんは、いつもとは違うバスに乗れると知りご機嫌だ。奇声を発している。そんなジュウちゃんをダッコしながら、バス停に行く間に、バスを続けて2台見送った。ガッカリ…それで、なかなかこないバスを雨の中待つ。この時点で膝から下はビショヌレの私。寒い。やっと来たバスの車内は冷房が効きすぎていて芯まで冷えた。終点まで乗って大型スーパーで時間を潰す。店内は混んでいる。店内でもダッコのジュウちゃん。重い。せめてカートに乗せようと思ったら、全部使用中だった。先日失くしたサンダルの片方がないかサービスカウンターで聞いてみたら、あった。良かった。これだけでも、雨の中来た甲斐がある。パンを買って帰宅。
夜、消防団のミニ消防車が「台風が接近しています。気を付けて下さい」と言う様な事を言いながら近所を走っていたので、急いでベランダに出て見る私達。「乗れないねえ…」と呟くジュウちゃん。 今日は、バスの中で30分程昼寝をしただけのジュウちゃん。夜は、リビングに敷いているお気に入りのマットレスの上に水をこぼしてしまい、扇風機の風をあてていて、使えないし、扇風機が怖いので、リビングが居心地悪かったみたい。すんなり寝室へ行き、40分ほどで就寝した。9時30分だった。

25
夫が実家で寝泊りするようになってから1ヶ月半が過ぎた。最近では、メールの回数も減り、夫もそれなりに快適に過ごしているように思える。「案外これも良いじゃん」と思っているのかも知れない。お互い、初めの頃は、離れて暮らす雰囲気に酔っている様な所があったのかも。

26
台風がだいぶ近付いて来た様だ。今日は大人しく家にいよう。台風状況を知りたいが、TVを付けるとジュウちゃんに消されるので、詳細がわからない。時々雨が止むので、散歩に出たりしてみたが、すぐに降ってくるので、ジュウちゃんを抱えて家まで走る。
久ぶりに、2人きりで一日中家にいた。以前だったら「何をして過ごそう…」と重く思ったものだが、今日は、何となくダラダラのんびり楽しく過ごせた。何でだろう、特に何かが変った気はしないけど。季節が変わったせいかなあ。
午後になって、2人で2時間昼寝をしたけど、どうやって眠りに入ったのか覚えていない。
夜は、洗濯物を乾かす為に、リビングに扇風機を回していたので、ジュウちゃんは、すんなり寝室に行き、本を見ながら就寝した。今までの寝かし付けの苦労も、一段落したのかも。結局、頑張らずに、先に寝ちゃえって事なのだろうか?思えば、昨年10月から寝かし付けや寝付きの悪いジュウちゃんの事で、ブルーな日々が続いていたが、何とか2人で1つの山を越えたって感じ。これからも、まだ山は沢山あるだろう。その度に重く深くブルーに思うだろうけど、今回の事を教訓にして、超えられない山はないと、あまり頑張らずに地道に進んでいこう。
夕方、少し晴れ間が覗いた。
今は、夜の11時30分だけど、空には星が見え、セミがジージーと鳴いていた。

27
夕べは、まったく眠れず、とても困った。少し頭痛がしていたせいかもしれない。「明日は動物園に行こうかなあ」と思っていて、その意気込みや緊張もあり、寝よう寝ようと思う程眠れず、布団の中でパタパタと向きを変えてみたりしながら、いろいろな事を考えてしまっていた。午前3時30分にジュウちゃんがガバッと起き上がり、またリビングへ移動したので、益々眠れなくなり、仕方なくウォッカをゴクリと飲んでしばらく本を読んだ。外が段々明るくなり、セミが鳴き、小鳥のさえずりが聞こえてきた。結局朝方2時間程眠っただけ。昨日昼寝をしたのが良くなかったのか?時々、こういう時がある。妊娠後期から「朝までグッスリ眠っちゃったわ~」という事がない。いつになったらそんな日々が戻ってくるんだろう。たっぷりぐっすり眠った後の、あの爽快感が懐かしい。
睡眠時間が短かったので、動物園に行く自信がなく、行かなかった。バファリンとキューピーコーワゴールドを飲む。ジュウちゃんは、朝から「電車乗りたいねえ~、バス乗りたいねえ~」とカワイイ顔で言っている。こういう時の純真無垢な瞳に弱い私。それで、「今日は自転車と電車~」と言って、自転車で駅まで行き、電車に乗って隣駅まで行って、おいしいクロワッサンを買って電車が見えるベンチに座って食べて、戻ってきた。
駅で、出産した病院の「ママの集い」で知り合ったA子さん&Aちゃん(女の子でジュウちゃんと同じ6月生まれ)親子とバッタリ会った。最後に会ったのは昨年の秋頃。時々、メールで近況報告をし合っている仲。A子さんは仕事に復帰して、Aちゃんは保育園に通っている。A子さんが「最近、夜なかなか寝なくて、11時くらいまで起きているの。もう、寝かし付けは諦めて先に寝るようにしてるの。ダッコをせがむ事も増えたし、自分でという気持ちとまだ甘えたいと言う気持ちが行き来していて面白いけど、大変になってきたよ~」と言うような事を言っていたので「ジュウちゃんもそうだよ~」と頷きあった。

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夕方、TVを付けて新潟方面の地震の事を知った。「エッ、また新潟?」とびっくりした。地元の人は、もっとそう思っただろう。電車に乗った時「地震の影響で・・・・・・」とアナウンスしていたけど、この事だったのか、と思った。

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今日の私の大失敗。夜、リビングのベンチイスに立っていたジュウちゃんから目を離した瞬間、ゴン!と鈍い音がした。ハッと振り返った時にはジュウちゃんの姿はなく、カーペットに仰向けになって目を見開いていた。「座っていなさいって言ったでしょ!」と怒りながら抱きかかえたら、ワッーっと泣き出したジュウちゃん。落ちた瞬間を見ていないので、どのくらいの衝撃かわからないけれど、家の床は、コンクリートの地下にカーペットが敷かれているので、かなり硬い床。試しに自分でも頭を打ちつけてみたが、加減していても痛かった。「何ともなければいいけど…」と、しばらく打ち沈む私。近頃は、赤ちゃんの頃と違って、かなり油断している私。ダメという物を触ったり、言う事を聞かない事が多々あるので、「まあ、少しくらいの痛さなら、身を持って覚えた方がいい」と思っているけれど、今日のは痛すぎたな。ホントに、こんな事があると、すごくタイムマシンが欲しいと思う。

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今日もどんよりした天気。肌寒い。ジュウちゃんにも長袖を着せる。天気予報で「雨は降ってもパラパラ程度」と言っていたので、ジュウちゃんが楽しみにしているM保育園の園庭開放へ行く。自転車で森の脇道を走っていたら、路上にリスがいて急ブレーキをかけた。しばらく2人でリスの行動を目で追っていた。木の枝に隠れて見えなくなるまで。園庭では、裸足にさせて、好きな様にさせていたら、やっぱり水道の所で水遊びをしていた。服がビショヌレになったので、途中で着替えさせてレインコートを着せて続きをさせた。約1時間、水で楽しく遊んでいた。
最近のジュウちゃんは、いろんな乗り物に憧れていて、「○○乗りたいねえ~」と頻繁に言う。(○○には、パトカー・消防車・救急車・ロードスリーパー・ダンプ・各電車・各バス・ゴミ収集車などがはいる)その度に、「もう少しお兄さんになったら乗ろうねえ~」と言う私。「今度乗ろうね」などと言うと、「今すぐ乗れる」と勘違いしてしまうので、うかつに言えない。言いながら、心の中で「大人になってパトカーに乗るのは、何かした時だよなあ…」とか「救急車に乗るのは病気や怪我の時くらいだぞ」とか、突っ込みをいれている。「ジュウ(自分の事)と、とーしゃん(お父さん)と、カーカと乗ろうねえ~」と言うので、そういう光景を思い浮かべてしまう。40歳くらいになったジュウちゃんと、おじいさんおばあさんになった夫と私が、ゴミ収集車に乗った光景など。それで、夜、ジュウちゃんが眠ってから、ネットで検索をしてみる。そういう特殊な車に乗れるイベントなどがないか、と。ゴミ収集車に乗れるイベントは、なかなかないが、憧れている幼児・中高年が多い様だ。

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朝、久しぶりに晴れ間が覗いたので、急いでシーツなどを洗う。そして、いつか行こうと思っていた「くりはま花の国」へ行く。最近は、頻繁に電車やバスに乗るので、ジュウちゃんも少し慣れすぎてしまって、行儀が悪く、大人しくしていなくなった。
11時30分、やっと久里浜駅に着いた。駅に行けば案内の看板があるかな?と思っていたけど、そういうのはなくてシンプルな駅だった。 途中で道を教えて下さった方が「道路の山側です」と言い、正面を見るとこんもりした山が見えた。「えっ、あの山の中なの?」と一瞬怯んだが、行くしかないと思って前に進んだ。
到着して、門をくぐると、すぐにフラワートレインが見えた。あと2分で出発するとの事だったので、すぐに飛び乗った。ジュウちゃんは、フラワートレインを見た瞬間乗りたがった。ジュウちゃんを「フラワートレイン」に乗せたくて来たんだけど、これってトレインじゃなくて「トレインみたいな車」だ。レールの上を走ると思っていたので、私は少々ガッカリ。でも、ジュウちゃんは満足していた。それにしても、すごい上り坂だ。途中の冒険ランドで下車して、アスレチックで遊んだりお弁当を食べたりして、1時間半過ごす。暑くて、長くは遊んでいられなかった(私が)。ここで充分目的を果たしたので、他の所は行かないで帰る事にした。帰りもフラワートレインで門の所まで行く。園内の半分も見ていないけれど、充分楽しめた。他の所はもっと涼しい季節に回りたいと思った。メインのお花畑は、秋の花(コスモス)の準備中だった。秋になったら是非見に来たいと思った。
帰り道、小学生がやたらと多くいた。そうか、明日から夏休みなんだ。そう思うと、みんな嬉しそうな顔、ゆるんだ顔をしている様に見えた。暑さも加わって「そうか、夏休みが始まるのか、夏が来るって事だなあ」と、しみじみ思った。

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井の頭自然文化園へ行く。12時30分から始まる「はな子さんの還暦を祝うイベント」に間に合うように9時30分に家を出て、12時20分に象舎の前に到着した。ギリギリだった。トコトコと歩きまわるジュウちゃんについていて、肝心なイベントはしっかり見る事は出来なかったけれど、はな子さんの元気な姿を見る事ができたので、満足。はな子さんを通じて知り合ったYさん&K君親子ともお会いできた。久しぶりだったので、いろいろお話をして、帰りは途中まで一緒に帰った。ジュウちゃんのガーゼを持つ姿を見たYさん、懐かしそうだった。K君もタオルっ子だったらしく、持ち方が似ているそうだ。端を探して手品の様にクルクルまわす所。

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ゆうべも眠れなかった私。昼寝3時間が悪かったのだろうか。昼寝だと、すごく熟眠できる。そして、朝6時に、またリビングに移動する私達。次に目が覚めたのは8時前。
夕べからの蒸し暑さが続いていて、朝もどんよりムシムシしていた。ラジオ体操はやったのだろうか?今日から近くの小学校でラジオ体操が始まり、一応カードはもらった。私は、行く気あるんだけど、ジュウちゃん次第だ。
午前中、ちょっとの散歩のつもりが、蜘蛛の巣についた雨粒がきれいで、それを見ながらジュウちゃんと、どんどん歩いていた。ジュウちゃんは、蜘蛛の巣を棒でつぶすのがおもしろかったみたい。
お昼前に、夫を駅まで迎えに行く。今回は、ジュウちゃんもすぐに打ち解けて、知人からもらった「プラレール運転士」というオモチャで一緒に遊んでいた。夫がいると、私に対して冷たいジュウちゃん。「かーか、あっち」と言ったり、ご飯まで夫に食べさせてもらっていた。私は、淋しいよりラッキーと思う。

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今朝は、快晴。ラジオ体操はやったと思うが、目が覚めたのは8時だった。
朝ご飯を食べてから、3人でバスと電車に乗って、「ふれあい警察展」へ行く。パトカーに乗れるとの事だったので。「混んでいるかなあ?」と思ったが、それほどでもなく、パトカーには「好きに乗っていいよ」というラフな感じだった。
ジュウちゃんは運転席に乗ったが、後部座席に乗りたがった子供もいて「いろいろだなあ」と思った。警察官の制服を着て記念写真を撮るコーナーもあった(小学生以下対象)。パトカーに乗っただけで充分目的を果たしたので、ファーストフードで軽く食事をして、駅に向った。駅前のバス停で、赤いかわいいバスを発見。観光スポット周遊バス「あかいくつ」という物。30分待って、乗った。涼しい車内。観光気分で20分くらい乗って、終点の「港が見える丘公園」に到着。運賃は大人100円。思いがけず、楽しく過ごせた。帰りの電車の中で、ジュウちゃんが「パトカー乗ったねえ」と回想していた。普段なら「パトカー乗りたいねえ」と希望を言うんだけど、ちゃんと「乗った」に変わっていたので、そんな成長を夫と一緒に喜んだ。
今回もまた、夜8時過ぎに実家へ戻って行った夫。お昼寝をしなかったジュウちゃんは、帰りの車の中で眠ってしまった。家に着いて1人でちらかった部屋や台所を片付けながらやっぱり淋しく思ったので、今日撮った夫とジュウちゃんのツーショットの写真をプリントアウトして飾ってみたら、少し気が晴れた。それから、明後日、私の父母が泊りに来るので、どこに布団を敷こうかと、リビングのテーブルなどの位置を変えたりして、準備をしながら気分転換。父母は、今月始めから車で北海道へ旅行をしていた。宿もとらず、行き当たりバッタリの気ままなドライブ旅行で、その帰り道に、家に寄るらしい。
今、パソコンに向かってコレを打っていたら、パタパタと足音がしたので、キッチンの方をみたら、ジュウちゃんが半べそで私を探していた。その小さな後姿がカワイイ。喉が渇いた様だったので、麦茶をあげてダッコして寝室に連れて行き、トントンしたらまた眠った。

 

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午前中にM保育園の園庭開放へ行く。いつも自転車で走る森の脇道が、近頃明るく感じる。「季節のせい?」と思っていたが、道路を作る為に木を伐採して、山を崩しているせいだった。この土地に住んだのは、自然が多いと思ったから。でも、段々景色が変わって行く。マンションや一戸建てがドンドン増えている。あまり変貌してしまったら、引っ越したくなるかも。と言うか、逃げたくなるだろう。
保育園で、ハッと思うお母さんがいた。「おかあさんといっしょ」のお姉さんみたいな感じで子供と会話している。オーバーリアクションで優しい。毎日、そんなふうに接してもらっていた子供は、どんな子供に育つのだろう。私は、ちょっと冷めていて、淡々としている。それでも、愛情がこもっていれば肝心な部分は大丈夫だと思っているんだけど、本当にそれでいいのかなあ…と、今日は少し心が揺らいだ。でも、だからと言って、一日中「おかあさんといっしょ」のお姉さんみたいには接していられない。そんなの疲れちゃう。
午後、ジュウちゃんのトイレトレーニングパンツを買いに行った。4層の物、3枚組で780円。卒オムツのつもりはなく、私の好奇心。それと「紙オムツもゴワゴワしていて夏は暑いだろうから、家の中でくらいはずしてあげよう」と言う気持ちから。卒オムツはあまり焦っていない。ゆっくりでいいと思っている。ジュウちゃんには「ちょっとお兄さんのパンツを買いに行くよ~」と言ったら、何だか張り切っていた。店内でも、自分で商品を持って歩いていた。最近「お兄さん」という言葉に敏感だ。いろいろな乗り物に乗りたがるので「お兄さんになってからね」と言ってるせいかな。そんなジュウちゃんは、近頃ウンチした後は「デタ」と言うようになった。

夜の10時過ぎに、車で北海道に旅行していた父母が来た。午後2時に、フェリーで大洗に到着して、そこから国道を走り都心を抜けながら我が家まで来たそうだ。カーナビなしで地図を見ながら。「途中2回道を間違えただけ」と言っていた。なるべく高速道路を使わない主義。旅行中、宿には泊らず全部車中泊。後部座席には、野宿に欠かせない道具と、お土産がドッサリ積み込まれていた。とにかく、すごいパワフルな2人だ。喧嘩もするけど、仲も良い父と母だ。
待ちに待ったジージ&バーバが着たので、ジュウちゃんは大興奮。夕方昼寝をしたので、夜も遅くまで起きていて、寝たのは深夜1時だった。せっかくジージ&バーバが来たのだから今日は特別。ジュウちゃんはバーバの後をずっと離れず、くっついていた。
お土産にもらったマリモ。

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午前11時、父母は自宅へ向って出発した。「折角なんだからもう一泊していけば」と言ったんだけど、「今日中に家に帰らないと。いろいろ予定もあるから」と言っていた。「まだ予定があるの?」と驚く私。変に孫に執着しないのが父と母の良い所。
ジュウちゃん、今は2才1ヶ月。近頃は、わざと違う事を言ったり、逆の事を言ったりする。例えば、信号の「青は進め」「赤は止まれ」「黄色は注意」を、前は正しく言えたのに、最近は「赤進め!」と言う。車に乗っているとずっと「赤進め」と言っていて、うるさいので、「それじゃあ危ないから、もう、車止めちゃおうかなあ」と言うと「赤止まれ」と言い直すが、しばらくするとまた「進め」と言う。おむつ交換や、ズボンや靴を履く時も、拘りがあって、自分が仕切る。まず媒体(紙オムツ・ズボン・靴)を自分で持ち、うつ伏せになってしばらく「溜め」の時間を設ける。そして、気が治まったら媒体(紙オムツなど)を私に渡す。履く時は、必ず左足から。右を先にすると怒ってやり直しを要求する。しかも、すぐに足を差し出さない。ここでも又「溜め」を入れる。毎回コレなので、イライラする。それで、こっちもいろいろ考えて、あまり溜めの時間があると、寝たふりをしたり、「もういいよ、自分で履いて」と言って席を立つ。そうすると、あわてて素直になる。が、きっとコレもそのうち効果がなくなるのだろう。それと、唾を吐くようにもなった。ニタニタとしてやるので「怒られる事」と解ってやっている様だ。これは、私とか、バーバとか、私の妹のTちゃん等の、気を許している人限定。私は、唾をはかれたら、「そういう事をするのなら家を出ます」と言って、外に出る事にしている。泣いて追いかけてくるので、そこでしっかり謝らせて、ダメという事を教えるんだけど、時間がたつとまた同じ事を繰り返す。ジュウちゃんに叩かれたり、噛まれたりした時も、「病院行ってくる」と行って外に行こうとするが、これもその場は反省するけど、また同じ事を繰りかえす。
夕食後、ウンチをしたので、お風呂に入るまでの少しの時間、トレーニングパンツを履かせてみた。が、買う時は張り切っていたのに、いざ履く時になったら嫌がった。でも、「お風呂に入るまでだから、履いといて~」と言って履かせた。すっきりした感じで見た目はいい。これでオシッコがどの位漏れずにすむのだろうか?オシッコが出た時、ジュウちゃんはどんな反応をするんだろうか?実験の結果が楽しみだ。
お風呂から出ると、外でドンドンと花火の音が聞こえた。ベランダに出てみると、西と南と東の方向で花火が見えた。東のが一番大きく良く見えた。2人で終わるまで見ていた。

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朝から暑い。そんな中、自転車で駅まで行って、電車に乗ったり、図書館へ行ったりする。駅で、ジュウちゃんのお仲間「ガーゼっ子」とすれ違う。その子はタオルのタグが好きみたいだった。タグを触りながら指シャブリをしていて、視線はどこか少し遠くを見ていた。「ああ、仲間、仲間」と思いながらすれ違った。
今日くらい暑いと、私の、この長く伸びきった髪の毛をどうにかしたいと思う。シャンプーするのにも、手入れするのにも、時間がかかって、面倒な事が多い。クルッとまるめて団子にすればいいんだけど、そうすると帽子がかぶれなくなる。以前なら日傘を使えたので、帽子が被れなくても何とかなったんだけど、ジュウちゃんを連れてだと、まだまだ日傘をさす余裕はない。髪を短く切ってしまいたいなあ・・・と思うが、近くに子連れで行ける美容院があるだろうか?ネットで調べたけど見あたらなかった。ショートカットの素敵な女性を見かけ、益々短く切ってしまいたいと思った。

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夕べは蒸し暑く、寝苦しい夜だった。そのせいか、ジュウちゃんが午前3時30分に目を覚まし、リビングに行くと泣き、移動した。いつもなら、移動した後すぐに眠るのに、今回は寝付きが悪く、私が横になって一緒に寝ようとすると怒って起き上がり「カーカ、起っき」と言う。そんな事を言われたってこっちだって眠たいんだぞ。「だめ、カーカもネンネ」と言って横になると号泣する。仕方なくダッコして、気を休ませ、また横にして、身体をさすって寝かし付けても、ちょっとした私の動きで直ぐに目を開ける。そんな事を続けていたら、外が明るくなり、ジュウちゃんも私も目が覚めてきて、眠るのは諦めて、散歩に出る事にした。外は、涼しく、気持ちが良い。最初はダッコだったジュウちゃんも、途中で歩き始め、楽しく散歩をした。午前5時。すれ違うのは、朝帰りみたいな学生と、停留所のベンチでゴーゴー鼾をかいている爆睡中の人、ジョギングやウォーキングの人など。徹夜で遊んで朝帰りした若き時を思い出した。途中でジュウちゃんが、道に生えているプチトマトを発見し、うれしそうに取っていた。「汚いから食べちゃダメだよ~」と言う私。

昼間はずっと蒸し暑かったが、夕方から雨が降って、段々と涼しくなってきた。夜には、豪雨となり、雷がゴロゴロ・ピカピカと2時間以上続いていた。一瞬停電にもなった。ジュウちゃんと一緒に、外の荒れた空模様と、選挙速報を交互に見ながら過ごす。ジュウちゃんは、まだ雷が怖くないようだ。そう言えば最近「怖い」と言う様になってきた。そういう感情がはっきりしてきたのだろうか。今一番怖いのは「鬼」みたいだ。先日、バーバが鬼の写真を見せてから、思い出しては「オニ、コワイ」と言う。「大丈夫、怖い鬼と、優しい鬼がいるんだよ」と教えた。でも、そう言いながら「鬼」の存在は、ジュウちゃんのイタズラを阻止するのに役立っている。「架空の怖い者」の存在って、あった方がいいと思う。「何処かで誰かが見ているんだよ」という意味でも。
さっき、就寝前のジュウちゃんが、悲しそうな、すがる様な目で私を見ていたので、とても気になっている。最近は、ダッコをせがまれても、「○○(ジュウちゃんが散らかした物)を片付けてからね」とか、「ご飯食べない子はダッコしない」等と、条件を付けてしまっている。ジュウちゃんも、遠慮がちにダッコをせがむ時がある。叱った後には、必ずダッコをせがむが、100%答えてあげていない。厳しすぎるかなあ…。それに、こっちも不完全な人間だから、感情に流される事は多々ある。家の中でも外でも、どこに行ってもたいてい私の周りにまとわりついているのでうっとうしく思う事だってある。「鬱陶しい」と言う感情は「そういう風に思ってはいけない」という風潮があるけれど、あえて言葉にしてみる。だって、そう思うのは一瞬だから。もし、これが彼氏だったら、すぐに別れていると思う。でも、自分の子供だから、そういう「鬱陶しい」部分もみんな含めて、愛しい。我が家の場合は、夫が不在がちで、毎日ジュウちゃんと2人っきり。溜まった物を吐き出す瞬間がない。ジュウちゃんも、怒られた時の避難場所がない。夫がいれば、潤滑油になってくれるんだろうけど、現状ではどうしても「少し息を抜く」が出来ない。

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昨日、夫が帰ってきた。一週間ぶりに会ったお父さんにベッタリのジュウちゃん。何度も「かーか、あっち」と言われる。
今朝も、4時30分に泣き怒りしてリビングに移動したジュウちゃん。一反そこで寝たんだけど、1時間後にまた起きて、今度は夫の寝室に駆け込んで行った。夫もビックリして起きた(一瞬だけ、すぐまた眠った)。夫の部屋の片隅で、30分ほどダッコをしていたらウトウトし始めたので、リビングに移動してマットレスの上に寝かせた。いろいろ考えてみたら、ジュウちゃんのこの行動って、夫が実家で暮らようになってからだ。う…ん、そこに原因があるのだろうか…?