自分の存在を認めるために、キャリアアップしないという選択肢もある。
去年7か月間のキャリアブレイク(一時的な離職、休職、むしょく)をとって、わかったことがあるんですよね。
それは、自分というかけがえのない存在を心の底から認め受け容れるには、自分の価値を高めようとしないことが大切だということです。
自分のキャリアブレイク経験を経て最近、むしょく大学というキャリアブレイク中の方々の集いのコミュニティに関わっているのですが「自分に自信がないんです。」って悩む人が多い印象があります。
キャリアブレイクをとっている人で、「わたしキャリアブレイクとってるんです!最高!」って言う人はあまりいないんですよ。
言い換えれば人生の長期休暇なのにも関わらず、みんなまるで自分が壊れた不良品のような申し訳なさを抱えながら、俯き伏し目がちに話している。
わたしもキャリアブレイクをとった初期は、同じような絶望感に苛まれていた時期がありました。
そこで、なぜわたし含む多くの人がそういうマインドになるのか?を考えてみました。
すると見えてきたことがあります。
それは、これまで自分の価値を一生懸命高めよう(保とう)としてきたのに、キャリアブレイクせざるを得なくなった、という感覚があるからだということが。
自分の価値を一生懸命高めようと努力してきたのに、それが途中で断絶してしまった感。
大学卒業して、ネームバリューのある会社に入ったり、そうではなくても真面目に仕事をしてキャリアアップを目指してきたのに。
これまでの努力のプロセスが否定される感じがあるんですよね。
でも、キャリアブレイクを経てあらためて考えてみました。
なんのために、市場価値を高めようとしていたのだろうか。
なんのために、成長したいと頑張っていたのか。
なんのために、日々情報収集や読書など勉強を怠らなかったのか。
考えた末に必死に、一生懸命に目の前のことをやってきたいちばんの動機がわかりました。
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